【街の歴史】
・まだオラン建国前、初代が人外魔境を切り開いて都市国家を起こした。
・初代は一代で国を築き上げた英雄。
・ローソン家は由緒正しい家柄。オラン王家よりも古い家柄に誇りを持っている。
・初代の魔物討伐に、マイリー神官、ファリス神官も協力していた。
・その功績により、街作りと共に、マイリーとファリス神殿が建立された。
・その後、山のドワーフと同盟を組み、魔物の勢力を駆逐し、都市国家を完成させる。
・初期はドワーフとの交易を重要視し、バルメラ、ブラキ神殿を建立。
・職人育成に力を入れていたために、自然にガネード信者が増え神殿が出来る。
・職人の街として経済が回る様になり、チャ・ザが進出してくる。
・その後、オランの勢力拡大に伴い臣従。太守は辺境伯に任ぜられる。
・オランの一部となった事で、国教であるラーダ神殿建立。
・治安が安定し農業人口が増え、大規模な開墾事業を行う。
・農民が増えるのに伴い、マーファ神殿が進出。
・ヴェーナー神殿が出来たのは、もっとも最近。芸術振興に熱心な先々代が建立。
【太守と神殿の関係】
ファリス
可もなく不可もなく。お互いに敬して干渉しない関係だった。
自衛の為に最近結成された街の青年団がファリス神殿に正義の為、
魔物退治を要請しているので、昨今の噂に最もピリピリしている。いつ暴発するか心配だ。
あれは神の法を優先して、国の法などお構いなしだから困る。
司祭(テリア)が一人。ファイター3レベル。神聖魔法1レベル。侍祭一人。ファイター2レベル。
青年団がファリス神殿で暴動を起こした際に、暗殺されかかり病床にある。
冒険者たちとの関係:?
マイリー
辺境という事もあり、歴代太守からも信任され、主な信者も太守の騎士団だった。
当代になって、軍備縮小で信者(騎士団)から不満が寄せられて、太守と疎遠に。
信者過激派は、太守を魔物と断じて、退治をマイリー神殿に求めているが、
いまいち確信がなく態度を決めかねている様で、板挟みの様になっているらしい。
司祭(セアラ)が一人。侍祭が二人。全員ファイター2レベル。司祭は神聖魔法2レベル。
太守の正体調査を冒険者に依頼したが、嘘の報告をされて面目丸潰れ。
冒険者たちとの関係:敵対
マーファ・バルメラ
二柱を共に信仰している者が多く、両神殿の関係も深い。信者は農民。
重税に苦しんでいる信者の訴えが両方の神殿に毎日届いている。更に昨今の噂の影響で、
マーファが太守討つべし!と過激に傾いているのを慎重なバルメラが抑えている。
だがマーファの教義は自然ならざるモノを許さない。どうなる事やら。
共に司祭一人のみ(マーファ:エリカ、バルメラ:タビタ)。共に神聖魔法1レベル。
マーファはファイター2レベル。
冒険者には依頼していない(というよりも依頼したが冒険者が受けなかった。)が、
成り行きで一緒に太守に面談したため、冒険者に厚意で報酬を渡す。
現在、太守支持を表明し、信者たちを説得している。
冒険者たちとの関係:友好
チャ・ザ・ブラキ
職人の街から始まった事で、この二柱を両方信仰している者が多い。信者は職人。
太守との関係は良好。特に親しいわけではないが太守の公共事業で、信者は商売繁盛。
莫大なもうけを出している。故に太守に対しても好意的。
根も葉もない噂を元に太守を狙うなど反乱であると街の住民を諫めている。
共に司祭一人のみ。(チャ・ザ:アーロン、ブラキ:ヴァジル)
チャ・ザは魔法は使えない。ブラキは魔法1レベル。
冒険者たちに、一切容赦せず反乱分子を排除せよ(早い話が殲滅)と依頼するが、
ファリス暴動の際に、冒険者たちが全く依頼を遂行しなかったことに激怒。
冒険者たちとの関係:敵対
ガネード
信者は職人。当初はブラキ・チャ・ザとの関係が深かったが、
今は、なぜか距離を置いているようだ。
先代太守の弟が子供の頃に神の声を聞いて神殿に入り、そのまま育って司祭についた。
修業一筋で太守とは疎遠だったみたいだが、特に不仲という話は聞かない。
たまには会っていたみたいだ。当代になってから溝が出来て、
街とローソン家の行く末を案じて心を痛めているらしい。
司祭一人のみ(ネイサン)。神聖魔法3レベル。
世間知らず。浮世離れしたお坊ちゃん。でファラリスとの暗闘も知らない。
盗賊ギルドに良い様に利用されている。
盗賊ギルドと組んで、太守暗殺を計画。
冒険者たちとの関係:中立
ヴェーナー
太守の意向で、芸術振興の為、各地から芸術家が集まってきている。それが信者。
なんか助成金も貰っているらしい。羨ましい事だ。当然太守を支持している。
事なかれというより、政治や荒事に興味が無い。
劇場のこけら落としを無事に済ませるのが一番の関心ごとの様で、
神殿で毎日、芸術家たちが練習していてうるさいようだ。
司祭一人のみ(ウィリアム)。魔法は使えない。
冒険者たちに、もめ事を起こすな。事前に防げと依頼するが、
冒険者たち自身が太守ともめ事を起こし、ファリス神殿の暴動も防げなかった事で、
頭を抱えて神に祈り現実逃避している。
冒険者たちとの関係:非友好的
ラーダ
街の読み書きそろばんを教えている寺子屋的存在。
身近ではあるが、熱心な信者は街の神殿の中で最も少ない。嘆かわしい事だ。
先代司祭は、良く出来た方だった。
先月になくなる直前まで、街の噂を憂いて、真偽を確かめようとされたり、
各神殿が暴走しないように、足しげく説得に通って、話し合いをしていた。
残念ながら噂の真偽は不明だが、先代司祭が居なければ、とっくの昔に
ファリスやマーファやマイリーは、太守の屋敷に押し掛けていた事だろう。
司祭代行にも、これらの情報を全てお話したら、太守の屋敷に乗り込んでしまわれた。
司祭代行一人。不明。侍祭一人(ジェローム)。魔法は使えない。
司祭代行が、真実を追求するべく独自調査している模様。
ファリス司祭の命を救う。
冒険者との関係:中立
寿@GMより_______________________________
街の歴史と神殿の状況。前編からの補足修正