>「がああああああ!!!」
さしものナイトチルドレンも悲鳴をあげる。
>「み、見事だ・・・血まみれの勇者ゾイ・・・よくぞこの俺を倒した・・・
>だが・・・まだだ・・・これで全てが終わったわけではないぞ・・・
>いつか必ず・・・第二第三の・・・・新たな人外が現れるだろう・・・
>それまでは・・・せいぜい・・・勝利の余韻に浸るがいい・・・グフッ」
「ああ、勝利の余韻に浸らせていただくぜ!
金輪際、お前たちの顔を拝むのは、断らせてもらう。
とっとと失せろ!」
>「おおお、血まみれの勇者ゾイ様が人外を退治してくれたぞ!!」
>「血まみれの勇者だ!ゾイさまこそ伝説の血まみれの勇者だ!!」
>「おお、伝説の血まみれの勇者ゾイさまに栄光あれ!!」
>「あなたのご活躍は未来永劫語り継いでいきます!!」
次第に周囲に靄がかかっていく。
>「おおお、なんだぞい?これで終わったぞいか?外に出れるかぞい?」
>「おめでとうございます。見事にハードモードをクリアしました。」
そして周囲の世界がぼやけていく・・・
*
気が付くと俺は、ルーサーの屋敷の部屋にいた。
目の前にはさっきまで居た箱庭がある。
>「見事だったぞ!ゾイ君!!」
ルーサーがゾイを称賛する。
>「いやあ、ハラハラさせられたよ。一時はどうなる事かと思ったけど、
>流石は噂に聞こえた凄腕の冒険者なだけはある!
>本当にありがとう!!」
「いえいえ、私も驚く事が沢山ありましたが、
ルーサーさんが温かく見守っていただけるのを励みにし、
デミタス氏と協力して死力を尽くして戦えました。
ん?
その魔晶石は???」
ルーサーの手には魔晶石が入った袋が握られている。
聞けばクリアと同時に現れたようだ。
>「君のお陰で、手に入ったよ。これで当座はしのげるというモノだ。
>上司への付け届けも出来る。良かった良かった。」
*
俺がライカンスロープにかかっているという話を聞いて、
ルーサーさんはすぐに神殿への紹介状とお布施を出してくれた。
おかげで、治療は滞りなく済み、俺はライカンスロープにならずに済んだ。
それどころか、本来1万2500ガメルだった報酬に色を付けてもらい、
1万5000ガメルをルーサーから受け取った。
「こんなにもらっていいのでしょうか。
んん~、まあ、ありがたく報酬を受け取らせてもらいます。」
>「また何かあったら是非君を指名させて頂くよ。」
「私ができる範囲内で、お願いしますよ、ルーサーさん。
それでは!」
ルーサーさんに見送られながら、俺は屋敷を出ていく。
久々に呪剣が本来の力を発揮して戦えて、俺は嬉しかった。
もっと強い敵と戦える機会があれば・・・
俺自身、もっと強くならないとな・・・
「これで何か買えるかな?
ちょっと魔術師ギルドに覗きに行くか?」
俺は朝日を見ながら、独り言を呟き、前に進みだした。
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こきんです。
寿GM、こちらは戦う前はいつも怖いんですからww
今回も、シナリオご苦労様です。
随分と楽しめました。
ライカンスロープに感染したとき、どないしましょうと、弱ってましたがww
それでは、実は購入したいものがあるのです。
完全版に載ってないし、他のルールブックにあるかもわからないんですが、
「シャープネスリング」なるものクイックネスリングの器用度版が欲しいんですが、可能でしょうか?
あと値段もいくらぐらいか教えていただければありがたいです。
ついでに知名度、形状、魔力付与者、基本取引価格、魔力、説明等、教えていただければ嬉しいですね!
それでは、これでシャープネスリング?が購入できるか否か分かった後、受領のコメントしますね!
ではでは!