灰の城と真紅の鐘

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    トピック
  • #3775
    オーコ
    参加者

    オランの市場通りから外れた路地、潮風が吹き抜ける石畳の先に**《銀の麦束亭》**はあった。
    扉を押し開けると、木の梁と分厚い板壁に囲まれた室内は、昼間でも少し薄暗い。
    暖炉の火が赤く揺れ、燻った薪の香りが漂う。

    壁際のテーブルでは港の労働者が黒麦ビールを煽り、旅芸人らしき女がリュートを爪弾いている。
    カモメの鳴き声と遠い波音が、窓の外から微かに混じって聞こえてきた。

    たまたま同じ時刻に店へ入り、同じ丸テーブルに相席することになった二人の冒険者。

    二人の間には、まだ馴染みきらない沈黙と、かすかな警戒の空気が漂っていた。

    その時、カウンターの向こうでジョッキを磨いていた店主ハロルドが声をかけてきた。
    片足を少し引きずりながら、ゆっくりと二人の席へ近づく。

    「お前ら、冒険者だな? そういや丁度いい話があるんだ。」

    ハロルドは丸椅子に腰を掛け、低い声で語り始める。

    「昔、サーダイン王国っていう、それはもう大きな国があったんだがな……やがて滅びちまった。
    でかい国が消えりゃ、小国がいくつも立ち並ぶもんだ。
    そのひとつにエストレグナって国があってな……オランから北へ歩いて三日ほどの場所だ。」

    ハロルドは黒麦ビールをひと口飲み、声を少し落とした。

    「そこには無人になった灰色の城があるんだが……先日、そこの鐘が鳴ったんだよ。
    あの鐘は、王族しか鳴らせない“真紅の鐘”だ。
    もし誰かが鳴らしたなら、ただ事じゃねぇ。」

    暖炉の火がぱちりと爆ぜ、店内のざわめきが一瞬遠のく。

    「ギルドは調査に動きたいが、手の空いた腕利きがいねぇ。
    ……お前ら、行ってみる気はないか?」

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    お待たせしました。

    セッション始まりました。
    久しぶりなので緊張してます笑

    お手柔らかによろしくお願いします。

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  • #3826
    クロイ
    参加者

    >扉開けますか?>ヤッチさん
    >ジョシュもいるので、盾にするなり何かさせるなり、要望ありましたらぜひおっしゃってくださいな。

    二階の扉で聞き耳お願いしていいですか?
    会話の内容が分かれば、どう接するべきか態度の指針になると思うので。

    -----------------------------

    扉の向こうで人の声がする。
    残念ながら内容はさっぱりだ。

    ……湿気男ってボッチだったんじゃ?

    この先どう対応するべきか探るためにも、できれば相対する前に会話内容が知りたいところだ。
    ……と悩んでいたところで白髪男が戻ってきた。

    オレは仕草で扉の向こうに誰かがいることを伝え、聞き耳を頼んだ。

     

    #3827

    お待たせしました。
    取り急ぎんぐ。
    ——

    (え?誰か居るって?)

    そっと扉に近寄って耳をそば立ててみる。

    会話か、独り言か。

    ——

    20:13:39 おつな@ジョシュ 聞き耳! 2d6+5 Dice:2D6[1,2]+5=8
    20:13:47 おつな@ジョシュ ぎゃー
    20:14:00 おつな@ジョシュ 予備 6d6 Dice:6D6[6,3,4,5,1,5]=24

    #3828
    オーコ
    参加者

    ジョシュアは聞き耳を立てた
    中からは男の声がする
    ただ何を言っているかはわからなかった

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    おつなさん…持ってますね……

    #3829

    インフラビジョンします。

    とりあえず、何人いるかだけでも知れたら…!
    そしてドアノブは濡れていますか?

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