@ルーリエ
衛視はこちらの説明に納得してくれたようだ。
ファリス神官が盗みを働くとは思えないというのが一番の理由でしょう。
こういう時に神官という身分は信頼性が高い。
>「いえいえそこまでは。まあファリスの神官さんなら間違いないでしょう。
> どうぞ通ってください。」
「(ほっ)それならよかったです。
変なこと言っちゃってすいません。
大変だと思いますが、お勤め頑張ってください。」
笑顔で軽く会釈をして船に乗り込む。
これでようやく一休みできそうだ。
***
船に揺られて2日ほどカゾフで一晩宿を取り、街を少し見て回る。
冒険者の店でそれとなく父親の話を聞いては見たが特に得られるようなものはなかった。
アンジェラさんを連れ出すための口実なので情報そのものはあったわけではない。
それにすでに亡くなっているはずなので・・・もしかしてという考えはなくもなかったけど・・・
***
それからの道中は特にこれといった問題もなくギグス村に到着した。
>「この度はアンジェラ司祭がお世話になりました。
> 村人達んも心の支えだった女神像も取り戻して頂いて有難うございます。」
「いえいえ、これもお仕事ですから。」
女神像とアンジェラさんが無事帰ってきたことで皆一様にほっとしているようで村ぐるみで歓迎して頂けました。
自分も少しホッとしています。
>「少なくて申し訳ありませんが、せめてもの気持ちです。
> どうか受け取ってください。」
「ありがとうございます。
お気持ちと一緒に頂戴します。」
あまり大きな村ではないこともあってこれも頑張って集めたものでしょう。
厚意を受け取らないのも悪い気がしますし、アンジェラさんの旅費も自分持ちだったのでありがたく頂いておくことにしました。
さらに旅の疲れ癒すため・・・と3日ほど滞在できないか頼んでみることにした。
もちろんオランでの話の収束までの時間をと考えてものことではあるが、なんだか色々疲れたので少しのんびりしたい。
***
雲の上の街道を通り出かけてからおよそひと月ぶりにオランへと帰ってきた。
出たときと比べると日も高くなり日差しもまた温かい。
検問なども特に厳しいということもなく事態は収束しているように見える。
門をくぐったところで、付近にいた乞食風の男に1枚の紙を渡される、ギルドからの呼び出しのようだ。
ミノ亭に挨拶と再度宿の手配を入れて荷物を置いてギルドへと足を運んだ。
***
>「よう、お疲れさん。片は付いたぜ。」
「お疲れ様です。
あの後は結局どうなったんですか?」
話によるとくだんの商会は、まぁ裏で結構あくどいことを相当やっていたらしい。
今回自分でやったことと似たようなことなのであまり偉そうなことは言えないけど彼らはみんな処されたそうだ。
次からはやり方を考えなければと心の奥で反省する。
>「ご苦労だったな。お前さんにも褒美があるぜ。」
そういっていくつかの品物と革袋が置かれる。
いくつかは魔術師ということが分かったうえでの提示品だ。
>「好きなのを一つだけ選びな。どれが良い?」
価値を見ると魔晶石が一番高い・・・が消耗品だ。
龍の牙も正直使い方に困る。
となると、現金でしょうか?・・・いや・・・?
「ではこちらの手袋を頂きましょう。」
デーモンハンド。
ギルド的に使い手の少ない古代語魔法の発動体などに比べ罠や鍵開けの補助になるこれは値段以上に価値が高いはずのものだ。
自分としても今後の実用を考えるならこれが一番有用だろう。
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PLより
お疲れ様でした~
買い物は特にないですが、
往復の旅費などをざっくり計算して事前に申告した保存食分込みで800ガメル程減らしておきます。
経験点:1100(ピンゾロ1)
報 酬:2000ガメル+1000ガメル+魔神の指
出費:800ガメル
今回ギルドからの依頼ですけど上納金とかってどうなります?