【終了】Good Morning World!! (1話)【G3】

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    トピック
  • #2090
    玉鋼
    参加者

    【参加PC】
    ゾイ@こきんさん  
    ファイター3/レンジャー2/シーフ1

    ハウリー@寿さん      
    ファイター2/プリースト(ラーダ)3

    イース・マティス@youさん      
    セージ3/シーフ2/ソーサラー1

    【会議室】
    09-11/20「Good Morning World!! (1話)」会議室

    【NPC】
    レイチェル      
    シーフ2/シャーマン1

    【報酬】
    獲得経験点
    ウルフLv1 ×10 × 9 = 90

    ÷人数 = 23(端数切り上げ)

    ・全員 1000G
    ・ゾイ
     酒、つまみ代 -15G
     蛍石 ×5 (買値20G)
     (熱するとしばらくの間、青や緑に蛍光してぼんやりと光る)

    ・ハウリー
     白花の髪飾り (3G)
     ミルク -10G

    ・イース
     ミルク -10G×4
     ブランデー -10G
     ビスケット -5G
     プレッツェル -7G

    ・レイチェル
     ミルク -2G
     フルーツジャムジュース -2G
     
     蛍石代 -20G×5

15件の返信を表示中 - 31 - 45件目 (全90件中)
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    返信
  • #2132

    >「ふふーん、なるほどねぇ……..
     それじゃあわたしが、せんせえになってあげてもいいけどね♪
     みんなとの話し方とか教えたげる!」

    「ありがと!空いてるときにお願いできるかな。」

    そうして、あたしたちは約束をした。

    ====================

    その後、あたしたちは村で一泊した後、オランにある冒険者の宿で報告をした。

    あの村でただ一つ心残りなのは、クリーピングツリーをどうにかすることができなかったこと。
    そんなことを他所にまた、時間は過ぎていく。

    >「お前たちの活躍は、村人たちが領主様に伝えてくれたみたいだぜ
     ほうら、報酬に色がついてやがる」

    あたしはその言葉に、さっきのようなことを考えたせいで、嬉しいような、騙したような、そんなことを思い、素直に喜ぶことができなかった。

    >「と、こ、ろ、で…….だ
    > 財布が潤ったってことは、少しくらいはここに落としてくれるんだろ?
    > 戦勝祝いに一杯やってけよ」

    >「いーじゃん、いーじゃん、戦勝祝!!
    > わたし、やってみたいっ! みんなも一緒に飲もうよ」

    そんなあたしを他所に、話は祝勝会の流れへ。

    >「ミルクだぁ?  酒を割るんじゃあなくて、単体でか……?
     ……ククッ ガーーハッハッハッハッハァッ!!」

    >「割る……? 何がそんなにおかしいのよ!」
    >「いや、いいんだぜ別に、 クククッ、
    > あるから持って来てやるよ」

    >「エールをジョッキに溢れんばかりに入れてくれよ!
     何かつまみも頼むぜ!
     レイ、ミルクにフルールジャムジュースを混ぜるといい味だと思うぜ。
     店主、この案、どう思う?」

    >「全くだ。おやっさん。レディをからかうものではない。
    >私もミルクだ。ジョッキで貰おう。」

    >「お前も、レイと同じものでいってみろよ。
     うまい味だと思うんだが。
     勇者ハウリー、どうだ?」

    …ゾイさんが話しかけてきた。

    >「イース、お前も祝杯挙げないか!
     酒に結構強そうに見えるが。
     こういう時期だからこそ、俺達は頑張らないとな。
     気を張り詰めるだけじゃあ、ストレス溜るだけだ。」

    「うーん、そうだね!あたしの初依頼達成祝いには丁度いいし!」

    >「そんで、ピンクの嬢ちゃんはどうすんだ?  ミルクにするかい?」

    「うーん、そーだね。あたしもフルーツジャムミックスのミルクと…ブランデーの小瓶1瓶を包んでもらって…後は…。んーと、ビスケットとプレッツェルをここの全員に貰える?あたしのおごりで!」

    その後、注文が届いたらブランデーを一滴ミルクに垂らして…。

    >「さあ、皆の衆、乾杯と行こうではないか。
    > 勇者ハウリーと愉快な仲間たちの戦勝を祝って!カンパーイ!」

    …いや、うん、流石にもうそこは突っ込まないことにする。

    「かんぱーい!」


    —————————————————————————————
    PLより

    RPが不完全なままとりあえず投稿。
    玉鋼さんに送った個人チャットが帰ってきたら追記予定。

    追記:
    ミルク10G×4
    ブランデー10G
    ビスケット×???×5G
    プレッツェル×???×7G
    これでとりあえずオーダー終了かな。
    …いや、祝勝会に何人参加してたっけ。ビスケットとプレッツェルの値段もわかってないし。

    #2133
    レイチェル
    参加者

    【GM】

    >「レイ、ミルクにフルールジャムジュースを混ぜるといい味だと思うぜ。
     店主、この案、どう思う?」

    「えーっ! なにそれおいしそう!!
     おっちゃん持って来てよ はやくぅ!」
    レイチェルはパンパンとカウンターを叩き始めた

    >「全くだ。おやっさん。レディをからかうものではない。
     私もミルクだ。ジョッキで貰おう。」

    「ククッ ああ、その通りだな 
     すぐに持って来てやるよ」
    店主は腕を組んで小さく笑うと、イースの顔の覗き込んだ
    「そんで、ピンクの嬢ちゃんはどうすんだ?  ミルクにするかい?」
    _____________
    GM
    ちょっとした返信
    まだ進行ではないです

    #2135
    レイチェル
    参加者

    【レイチェル】

    >「さあ、皆の衆、乾杯と行こうではないか。
    > 勇者ハウリーと愉快な仲間たちの戦勝を祝って!カンパーイ!」

    「かんぱああーーいっ!!」
    4人は小さな円卓を囲んで、それぞれの美酒を掲げた

    コップに入ったミルクを一気にあおる
    「ゴフッ! んぐ、、、  んまあああい!!
     イース、このおやつとあうよ!」
    おごってくれた焼き菓子を頬張って、乾いた口にミルクを流す
    口の中に広がる瞬間の甘さを、舌で転がしてしばらく楽しんだ

    「こっちはどうかなぁ……!」
    もらって来たコップの中へ、ミルクとジュースを半分づつ注いで、スプーンでかき混ぜる
    イチゴのジュースが、均等なピンクになったところで口へ運ぶ
    「……………ぱぁっ んまい!!  甘いミルクティーみたい!!
     混ぜるってこんな感じなんだ」
    やや薄味だったが、わたしにとっては甘美なご馳走だった

    席を半分立ってテーブルに乗り上げると、ゾイの前に手を伸ばす
    コップにはドリンクが半分残っていた
    「ほら、飲んでみなよ! おいしくなったよ」

    席つくと、焼き菓子を両手で強欲にほおばる
    「にっひひひ♪  こうやって美味しく食べたのは始めてかも
     仕事はいっつも失敗ばっかりだったからさあ、今回は大成功だもんね」

    「それでさあ、どうやってあんなにたくさんの狼を止めたの?
     話できいたよー、 わたしたちを追いかけてきた狼たちを、ハウリーが1人で止めたって
     干し肉でも見せびらかして、囮になったわけ?」

      *  *  *

    戦闘の状況を振り返って、ひとしきり楽しく喋りおえた
    焼き菓子は底をついて、残ったジュースを名残惜しくチビチビ口に含む

    「ちょっとずつ世界が変わってるって、ほんとなんだね
     井戸の水が枯れちゃうなんて、初めて聞いたよ……」
    食後の余韻に浸りながら、ポツリと心を漏らした
    店内は暗くなっても相変わらず騒がしいが、ランタンにぼんやりと照らされてどこかさみしさを感じる
    「雨がなくなって、川がなくなって、海もなくなって…… 
     みんな乾いて死んじゃうなんて、全然実感できないけど
     誰かがイタズラでうそをついたわけじゃないんだよね…….」
    頬杖をついて、空っぽになった皿をつつき回す。カタカタと軽い音が静かに鳴った
    「このまま、本当に、みんな終わっちゃうのかな…….」
    ________________________________
    GMより

    PCはなんと答えるでしょうか? 考えてみてください
    ・悲観的に答える 
      例:どうせ死ぬなら、それまでにやりたいことを済ませておかないと
    ・楽観的に答える 
      例:そんなものは、回避してみせる!
    ・楽天的に答える 
      例:なんだかんだあっても、結局は誰かがなんとかしてくれるんだろう
    ・その他

    次回は日常パートです
    イースは、何か調べたいことがあったら教えてください。可能であれば情報を公開してみます
    特になければ、このシナリオで役に立つかもしれない情報と、役に立たない世界観の情報をGMが勝手に公開する予定です

    それと、作りおきしていた進行文のストックが尽きたのと、3人文の日常パートを書くのと、仕事が立て込んできたのが重なって、進行ペースがだいぶ落ちそうです。ゆっくり待ってください!

    一応、次回進行予定は10/02 22:00としておきます。
    早くなったり、遅くなったりするかもしれないので、ご了承ください

    #2138
    ゾイ
    参加者

    >「……………ぱぁっ んまい!!  甘いミルクティーみたい!!
     混ぜるってこんな感じなんだ」

    >「ほら、飲んでみなよ! おいしくなったよ」

    俺はレイチェルから、コップに入ったミルクジュースを渡される。

    「んー、うまいな!
     ちょっと薄味だが、俺の言ったとおりだろ。」

    ミルクジュースを飲みほした俺は、コップを渡す。
    俺は、また、エールを口直しに飲む。 

    レイチェルの会話が続く・・・

    >「ちょっとずつ世界が変わってるって、ほんとなんだね
    > 井戸の水が枯れちゃうなんて、初めて聞いたよ……」
    >「雨がなくなって、川がなくなって、海もなくなって…… 
    > みんな乾いて死んじゃうなんて、全然実感できないけど
    > 誰かがイタズラでうそをついたわけじゃないんだよね…….」
    >「このまま、本当に、みんな終わっちゃうのかな…….」

    俺はレイチェルの話を聞く。
    レイチェルは、頬杖ついて、カラの皿をつついているようだ。
    俺はレイチェルに用心深く話す。

    「俺達に滅びの道を歩ませようとするなら、受け入れるのも一興だが、
     俺達でできることをやってみないと、意味ないと俺は思うぜ。
     かと言って、俺達に英雄みたいな事ができるとは思わないが。」

    「確か、水の精霊は火の精霊と拮抗して、お互いバランスとっているんだよな?
     このアレクラスト大陸で、誰かが、水の精霊力を奪っているんじゃないかな?
     水の精霊力が一番強い所ってどこだっけ?」

    #############

    こきんです。

    とりあえず、こんな感じですね。
    一応は、打てる手は打たなければね。

    魔術師ギルドで、お偉いさんに、情報収集はできないかな?

    memo
    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ0回
    報酬1000ガメル
    酒、つまみ代15ガメル

    #2141

    >「ゴフッ! んぐ、、、  んまあああい!!
     イース、このおやつとあうよ!」

    「でしょでしょ!あたし、この組み合わせ大好きなんだよねー!」

    それでこそおごった甲斐があったもの。

    さて、私も、いっただっきまーす!

    ==================
    その後、レイチェルはゾイに飲みかけのイチゴミルクジュースを渡す。

    >「ほら、飲んでみなよ! おいしくなったよ」

    …そんな光景見てると、なんだか妬けちゃうな…。

    >「にっひひひ♪  こうやって美味しく食べたのは始めてかも
     仕事はいっつも失敗ばっかりだったからさあ、今回は大成功だもんね」

    私はそのレイチェルの言葉に、焼き菓子を食べながら言う。

    「なら、余計にバンバン楽しまないとね!」

    ==========================================

    数時間後、焼き菓子は底をついた。
    そんな時、レイチェルが言葉を漏らした。

    >「ちょっとずつ世界が変わってるって、ほんとなんだね
    > 井戸の水が枯れちゃうなんて、初めて聞いたよ……」
    >「雨がなくなって、川がなくなって、海もなくなって…… 
    > みんな乾いて死んじゃうなんて、全然実感できないけど
    > 誰かがイタズラでうそをついたわけじゃないんだよね…….」
    >「このまま、本当に、みんな終わっちゃうのかな…….」

    そんな弱音に私は…。

    「…そんなの、終わらせないよう努力しなきゃ、終わらないものも終わるに決まってるでしょ!
    たとえ必ず終わると分かったしても、あたしは後悔したくないから世界が終わるその時まで、ずっとずっと
    その運命に抗い続けるよ!だって、そんな終わり方、絶対に認められないもの!
    逆にあんたはなんでそう、認められるわけ!?
    …ごめん、熱くなりすぎた。外に出て頭冷やしてくる。」

    あたしは、頭を冷やすために外に出た。
    ——————————————————
    PLより
    まだ夜のRPは続く…?
    あ、装備をアクスに変えておきます。

    #2143
    削除
    参加者

    >「ちょっとずつ世界が変わってるって、ほんとなんだね
    > 井戸の水が枯れちゃうなんて、初めて聞いたよ……」
    >「雨がなくなって、川がなくなって、海もなくなって…… 
    > みんな乾いて死んじゃうなんて、全然実感できないけど
    > 誰かがイタズラでうそをついたわけじゃないんだよね…….」
    >「このまま、本当に、みんな終わっちゃうのかな…….」

    ふむ確かに最近、世界規模で異常な現象が起きていると、ラーダ神殿でも話を聞いたな。
    しかし終末論とは・・・

    >「…そんなの、終わらせないよう努力しなきゃ、終わらないものも終わるに決まってるでしょ!
    >たとえ必ず終わると分かったしても、あたしは後悔したくないから世界が終わるその時まで、ずっとずっと
    >その運命に抗い続けるよ!だって、そんな終わり方、絶対に認められないもの!
    >逆にあんたはなんでそう、認められるわけ!?
    >…ごめん、熱くなりすぎた。外に出て頭冷やしてくる。」

    「イース嬢、素晴らしいお考えです。」

    「レイチェル嬢、心配いりません。例え世界の危機が迫っていようと、このハウリー様がいる限り、
    必ずや危機を食い止め、世界を滅びから救って見せましょう!!!
    大船に乗った気でいて下さい。」

    くっくっく、そしてこのハウリー様は世界を救った超英雄として、歴史に名を残すのだ!!!

    「レイチェル嬢がそれほど心配ならば、
    明日、ラーダ神殿で今回の異常な天候を研究している者から話を聞いてきましょう。
    イース嬢には賢者の学院で話を聞いて頂くよう頼みましょう。」

    「それと・・・水の精霊がいないと気が付いたのはレイチェル嬢でしたね。
    より高位の精霊使いならば、何か分かる事もあるかもしれません。
    面会して話を聞くのもいいと思います。
    おやっさん、店の冒険者で一番腕利きのシャーマンを紹介してくれ。他の店の常連でも構わんぞ。」

    寿@PLより_______________________________________

    【行動宣言】
    情報収集しようとしたけど、次は日常パートとの事なので、あまり動かない方が良いかな?
    基本は賢者ロールのイースにおまかせ~?

    【ダイス】

    【ステータス】
    HP:24/24 MP:17/18

    【覚書】
    インスピレーション
    一ゾロ0回

    #2172
    レイチェル
    参加者

    【イース】

    小鳥たちが目覚め、さえずり始めた朝
    イースは薄暗い地下室で、中年の男と同じ席について酌み交わしていた

    香草亭は、やや高級なレストランも兼ねて運営している冒険者の店だ。しかしそれは表向きの姿で、地下ではギルド会員のみ入館を許されるシーフギルドが存在している
    イースが情報を集めるために質問をすると、彼は酔いの回った赤い顔で大笑いした
    「”水の門”の大きさを知らないかって? 
     知るわけがねぇだろ ガッハッハッハッハ!!!」
    蒸留酒が並々つがれたグラスを一気にあおり、音を立ててテーブルに置く。強いアルコールの匂いが充満した
    「そいつはおとぎ話だぜ  誰も見ちゃいない……あるかどうかすらもわからねえんだ
     姿形なんて知ってるやつは、世界中を探してみつからねえだろうな!
     頭の硬い図書館にでもいけば、噓っぱちの神話でもポコジャカみつかるんじゃあねえか?
     俺はこの目で見ない限り信じねえけどよぉ」

    「世界の果てを見に行くって、船をこさえて飛び出していったやつらはいたらしいな
     だが、生きて帰ったやつは、未だに誰一人としていない…….
     その辺で荒波に飲まれてくたばったんだろうよ。きっと今頃、海の藻屑だ」

    男はニヤニヤと笑いながら、蒸留酒の瓶と空になったグラスを一緒にイースへ差し出した
    「ああ、悪い、 気分を悪くするなって
     ちょっとした情報を教えてやるから、もう一杯ついでくれよ なあ?」

    満足した男は、ケラケラと笑いながらまた酒を飲む。酒に喉が焼かれる感覚をじっくりと味わいながら、そのひとくち、ひとくちの合間にポロポロと言葉をもらす
    「終末に備えて…… 国が動き出してるらしいぜ
     なんでも、学院のお偉いさんたちが掛け合って、世界中の協力を促しているみたいだ
     なにやらかすのかは知らねえが、近いうちにでっけぇことが起きるに違いねえ……
     先回りでもできれば、良い儲け話になるってことさ!」

    男はつまみを頬張ると、笑みを浮かべたままつまみの皿をイースによこした
    「国がすることがわかったら、情報を買ってやっても良いぜ
     また酒に付き合ってくれたらの話だがな!」
    _________________
    GM玉鋼より

    このシーンでのシーフギルドは「ハーブホテル香草亭&シーフギルド草影館」を想定しています。

    施設案内は以下にあるので、詳しいイメージを掴みたい場合は是非ご覧ください。(URL変更の影響でリンクが切れていたので修正しておきました!)

    オラン施設紹介

    イースが知りたかったこと+αを答えられたんじゃないかと思います
    先に言ってしまうと、国がしようとしていることはまだ現時点ではわかりません
    調べようとしても情報は出さないから注意してください!

    次回進行では、もう1回だけ日常パートをします。
    イースは、国立図書館で調べものをするシーンに移動する予定です。そこでは、魔物のこととか、精霊のこととか、今できる範囲で会議室にあった質問に答えたいと思います。

    イースは魔物知識判定を振っておいてください。図書館には文献がたくさんありますので、ボーナスに+2できます

    次回進行は10/7……にできればいいけど、今週一杯も残業が続きそうなのでできないかもしれません

    #2173
    レイチェル
    参加者

    【ゾイ】

    夕暮れ手前の昼下がり、オランの街道は祭りで活気に満ちていた
    両脇にはみっちりと露店が並んで、安いだの一品だの騒いで客を呼び寄せている。道行く人々は一歩進む度に足を止めて、故郷へ持ち帰るお土産を吟味する
    今月開かれたのは精霊祭で、仮装した子供たちが走り回っては、おやつをもらう合言葉を唱えていた。街中で魔物を模したカボチャの飾りで溢れて、石造りの街並みが暖色で彩られている

    かく言うゾイも、その客の1人だった
    しかし、お目当ての品は一般のそれとは違って、冒険に役立ちそうな魔法の品のようだ
    大通りからは少し外れて、珍品の揃う魔道具店や、便利品が揃う旅人店などを見て回る
    そして、その後をコソコソとつけまわる小さな影があることに、気付くのは容易かった

    「トリ~~ック、 ……とあ~っ、 トライト!!!」
    犯人の掛け声と共にゾイの視界は白んだ
    ウィスプが唐突に顕現し、彼の目の前を照らした後、ふわふわと漂って帰って行く
    その先では、粗末なカボチャの被り物とボロいマントを羽織った子供が笑っていた
    「くっひひひ♪  お菓子をくれてもイタズラするぞ!」
    橙の被り物を外して、現した正体はレイチェルだった。髪には乾燥してないカボチャの筋がまとわりついて、野菜特有の青臭い匂いを漂わせている

    「ゾイ! こんなとこにいたのね  探したんだから!
     ほら、依頼でガメルをいっぱいもらえたから、4つに分けてあんたの分を返そうと思ってたんだけど、渡しそびれちゃったんだよね
     今日はお祭りだから、必要になるでしょ?」
    そう言って金貨袋を取り出すと、シャカシャカと振りながらゾイへ手渡す…….
    が、受け取ろうとする前にその手を引っ込めて、腰の後ろへ隠してしまった
    「やっぱダメ~~♪  ただ渡しちゃつまんないでしょ?
     折角のお祭りなんだから、買い物ついてかせてよ! いっぱいおごるからさあ」
    元々は彼が肩代わりしたお金なので、おごるも何もないはずだが、レイチェルは上機嫌にコロコロと笑っていた

      *  *  *

    露店の1つで足を止め、ゾイが品物を手に取ると、レイチェルは横から背伸びして覗き込む
    「ふ~ん……. そういうのが好きなの?
     こういうのじゃなくって?」
    レイチェルが手に持って見せたのは、カボチャのストラップだった。透き通る色ガラスで作られた小さなカボチャ頭が、留め具と紐でどこにでも下げられるようになっている
    レイチェルはアクセサリーを陳列棚へ戻すと、頬を緩ませてゾイを見上げた
    「それ、欲しいの?  欲しいなら買っちゃうよ? よっ?」
    __________________________
    GM玉鋼より

    折角なので、日常のお祭り風景に合わせてみました

    十月のお祭りと市場風景


    市場の参加報酬とかはここでは出ないです。ゾイがすでに市場で購入しているものとか、イベントの景品とかは、なんか都合がいい感じで解釈してください。ここのシナリオで2重買いとかしても、あとで報酬で調整します! 頭が回らなくてごめんね…….

    ゾイが購入する物の参考は、以下にリストアップしておきます。(半分おふざけです)
    それと、見ただけで何も買わないというのももちろんOKです。
    ・携帯酒樽(精霊祭特別仕様):70ガメル
    ・カボチャの皮のように硬い物でもすんなり切れる魔剣(包丁)、 ただし、カボチャしか切れない呪いつき: 100ガメル
    ・アクセサリー: 100ガメル
    ・熱すると暗闇でしばらく蛍光する石: 20 ガメル
    ・お菓子: 物による ガメル

    次回進行でもう一度だけ日常パートを挟んだ後、そのさらに次の進行で冒険者たちを合流させる予定です。
    次回進行ではミノタウロス亭で飲み食いするシーンにする予定です。
    次回進行は10/7……にできればいいけど、今週一杯も残業が続きそうなのでできないかもしれません

    #2174
    レイチェル
    参加者

    【ハウリー】

    三日月が微笑む夜
    皆は夢の中に落ち、賑やかなオランの街にも静寂が訪れた

    荘厳なラーダ神殿内には、今日も蠟燭が灯り、純白の石で作られた内壁が暖かい色で照らされていた。知識の神を祀る像の前で、ハウリーが日課の祈りを捧げている
    この時間に祈念する聖職者は珍しいことではなかったが、この日はハウリー1人だけのようだ。礼拝のために並べられた長椅子は、広い暗闇の中でどれも空っぽになっている。夏の終わりに鳴きだす虫の合唱だけが遠くに響いていた

    ガチャリ

    礼拝堂の扉が開き、男性がよろよろと入って来た。助祭の正装を身にまとい、両腕には分厚い古本を何冊も抱えて顔が半分埋まっている

    彼の名はシンプソンで、このラーダ神殿に仕える聖職者の1人だ。ハウリーのように神の言葉を顕現させる力は持っていないが、24才と若いながらも勤勉でよく働いていた。普段であれば、眼鏡の中で明るく目を細めている気の良い人間だが、今日は目の下にクマを作ってげんなりとしていた

    一番手前の長椅子まで歩いてくると、その重荷を降ろす
    ドカッと大きな音が響いて、驚いた表情でハウリーの方をみた
    「あぁ! ごめんよ  思ったより勢いがついちゃったみたいだ
     お祈りの邪魔をしちゃったかな?  悪い、気にしないで続けてくれ」

    シンプソンは本の山の横に腰を降ろすと、ランプを片手に本を読み始めた
    窓から差す柔らかな月明かりと、僅かな灯を頼りにして文字をなぞるものの、ページをめくる度に苦戦を強いられて溜息をこぼす。静かな調子で口を開き始めたのも、このすぐ後だった
    「……ハウリー君は、世界の終末の話をもう聞いているかい? ”水の門”から流れ落ちる水が、急に増えだしたっていうあれさ
     学院が発表して、一時期だけとは言えあれほど大事になったから、知っているとは思うけどね
     今じゃあ混乱も収まったけど、皆不安がっているよ…….
     ここに礼拝に来てくれた人達が、将来が心配だって相談してくれてね。僕も知恵を振り絞って、何か解決の助けになりたいなって思うんだ」

    「だけど……. 難しいね
     ヒントがあるかもしれないと思って、神話や歴史を調べたけれど、水不足を乗り切った話はなさそうなんだよね
     伝承を漁って、友人とできそうな雨乞いの儀式は片っ端から試して見たけど…….やり方が悪いのか力がないのか、雨や湧水が復活してくれることはなかったよ
     唯一できることといえば、海水を蒸留して飲み水に変えることぐらいだけど
     畑に撒くには足りなさすぎるし、その海水すらもうすぐなくなってしまうんだろ?」

    そこまで言い終えて、彼は本から顔を上げた
    ぼんやりと神像を見上げて、悲しい声をあげる
    「知恵さえあれば、人は何でも乗り越えられるって信念は、今も変わらない
     でも……圧倒的に時間が足りないんじゃないかって、思えて来たんだ
     水不足を乗り越える知識は、きっといつか発見できる。でも、それまでにはきっと何百年か必要で、大戦争が始まる30年にはとても間に合わないんじゃないかって……」

    「いや、ごめんね!  僕自身が不安になってるみたいだ
     ここで考えていれば、きっとラーダ様が知恵を貸してくださると思うんだ
     僕には奇跡の力はないけれど、きっとね」
    彼はハウリーの顔を見て、眉を下げたまま申し訳なさそうに笑った
    _______________________________
    GM玉鋼より
    ハウリーの日常シーンです! ハウリーがこの世界でどんな風に生きているのか、少しでも解像度が上がってくれたら幸いです。

    会話のためNPCを登場させてみました!
    これ以降登場することはないと思うので、名前とか設定は忘れてしまってもいいです
    イメージがしやすいように、特徴とか色々描写してみましたが、ちょっとやりすぎたかもしれない

    以下ロールプレイのヒントです。参考に選択しても構いません
    ・シンプソンを励ます
    ・シンプソンを労う
    ・シンプソンに助言をする

    シンプソンとの会話が終わると、再び静かな時間が流れます。
    ハウリーはラーダへの祈禱を再開してください

    次回進行でもう一度日常パートを挟んだ後、冒険者たちを合流させる予定です。
    次回進行は10/7……にできればいいけど、今週一杯も残業が続きそうなのでできないかもしれません

    #2175
    ゾイ
    参加者

    「あ~、今月は精霊祭か。
     もうそんな季節なんだな・・・」

    俺は、立ち並ぶ露店を見ながら、興味湧くものがあるか、見て回る。
    どうやら、俺の背後に小さな影が付け回るのに気づいた。
    今の所は大丈夫かな?
    スリには気を付けておくか・・・

    >「トリ~~ック、 ……とあ~っ、 トライト!!!」

    俺の目の前が真っ白だ。

    「????、なんだ、これ?」

    俺は思わず呪剣の握り手を握る。
    ウィスプがゆっくりと漂っていた。

    俺の様子を見て、粗末なカボチャの被り物とボロいマントを羽織った子供が笑っていた。
    ウィスプは漂いながら、子供の方に漂っていく。

    >「くっひひひ♪  お菓子をくれてもイタズラするぞ!」

    橙の被り物を外して、現した正体はレイチェルだった。髪には乾燥してないカボチャの筋がまとわりついて、野菜特有の青臭い匂いを漂わせている

    >「ゾイ! こんなとこにいたのね  探したんだから!
    > ほら、依頼でガメルをいっぱいもらえたから、4つに分けてあんたの分を返そうと思ってたんだけど、渡しそびれちゃったんだよね
    > 今日はお祭りだから、必要になるでしょ?」

    「レイ、お前の頭にカボチャの筋が沢山付いているぜ!
     相変わらず、面白いやつだな。
     ああ、以前の借金の事か!
     いいぜ。確かに祭りだから、必要だな。
     ありがたいぜ。」

    レイチェルの髪に付いているカボチャの筋を一本取って見せながら俺は言った。
    すると、レイチェルが俺に渡そうとした金貨袋を後ろに隠した。

    >「やっぱダメ~~♪  ただ渡しちゃつまんないでしょ?
    > 折角のお祭りなんだから、買い物ついてかせてよ! いっぱいおごるからさあ」

    レイチェルは上機嫌にコロコロと笑っていた
    俺も、ハハハと笑い、

    「おごってくれるのなら、いいぜ!
     少々、お高くつくがな、レイ。
     なんなら、竜の牙でも買ってもらおうかな?
     その金貨袋では、買えねえぜ。
     さあ、どうする?」

    俺はレイの反応を見て、

    「冗談だ、さあ、行こうぜ、レイ!
     せっかくの精霊祭なんだからな。」

    笑みを浮かべる。

    +++++++++++

    露店の1つで足を止め、俺が品物を手に取ると、レイチェルは横から背伸びして覗き込む。

    その品物は「熱すると暗闇でしばらく蛍光する石: 20 ガメル」

    「ふ~ん……. そういうのが好きなの?
     こういうのじゃなくって?」

    レイチェルはカボチャのストラップがいいみたいだが・・・

    「俺は、それにはあまり興味がないな・・・
     他の所で買ったものもあるしな・・・」

    「それ、欲しいの?  欲しいなら買っちゃうよ? よっ?」

    俺はレイチェルを見て、

    「この石を5個買ってもらおうか、レイ。
     んんん、何かに使えるかもと思えるんだがな。」

    ************

    こきんです。

    「熱すると暗闇でしばらく蛍光する石: 20 ガメル」×5を頂きます。

    玉鋼GM、あまり無理なさらず、お身体に差し障りない程度にお気をつけて。
    社会人は身体が資本ですから。
    と言いながら、私自身も気を付けて頑張らないとですねw

     
     

    #2176
    削除
    参加者

    うーむ今宵も月が美しい。それにつけても金の欲しさよ。
    いや違う。世に蔓延る終末論の始末の悪さよ。
    おおいなるラーダよ、その叡智もて我らに解決策をお示し下さい。
    なむなむ・・・・・・

    ・・・・・・

    ドカッ!!!

    「のおおおおお!!!?誰だ!!祈りの最中に人の後頭部を本でしばくとは!?」

    「あぁ! ごめんよ  思ったより勢いがついちゃったみたいだ
    お祈りの邪魔をしちゃったかな?  悪い、気にしないで続けてくれ」

    「シンプソンではないか。なんだその疲れた顔は?」

    「……ハウリー君は、世界の終末の話をもう聞いているかい?

    「それで勉強しているわけか?」
     

    今じゃあ混乱も収まったけど、皆不安がっているよ…….
    ここに礼拝に来てくれた人達が、将来が心配だって相談してくれてね。
    僕も知恵を振り絞って、何か解決の助けになりたいなって思うんだ」

    それはそうだろう。豊作をマーファに祈り商売をチャ・ザに祈り
    戦勝をマイリーに祈り、正義をファリスに祈る、
    だが今起こっている事は、世界の大いなる謎だからな。
    未知なるものへの恐怖は大きい。連日ラーダ神に祈りを捧げるものが後を絶たん。
    しかし・・・

    「顔色が悪いぞ?根を詰め過ぎだろう。
    そんな顔で信者の前に出ては帰って不安をあおるだけだぞ?
    少しは休むがいい。」

    「だけど……. 難しいね
    ヒントがあるかもしれないと思って、神話や歴史を調べたけれど、
    水不足を乗り切った話はなさそうなんだよね

    「心配をするな。その為に国を挙げて最高司祭様を始め、高名な賢者が
    総動員で解決策を講じているのだろう?きっといい結果が出るに違いない。
    だが、その前に潰れてしまっては意味がないぞ。」

    「知恵さえあれば、人は何でも乗り越えられるって信念は、今も変わらない
    でも……圧倒的に時間が足りないんじゃないかって、思えて来たんだ
    水不足を乗り越える知識は、きっといつか発見できる。
    でも、それまでにはきっと何百年か必要で、
    大戦争が始まる30年にはとても間に合わないんじゃないかって……」

    う・・・嫌な事をいうやつだ・・・
    あああ・・・せめてあともう少し先ならば・・・
    きっとこのハウリー様が世界の救世主となってみせるのに・・・
    今はまだちょっとばかり超英雄になるには早すぎるのだなあ・・・

    「いや、ごめんね!  僕自身が不安になってるみたいだ
    ここで考えていれば、きっとラーダ様が知恵を貸してくださると思うんだ
    僕には奇跡の力はないけれど、きっとね」

    「ふっ・・・いい心構えだ、だが安心しろ。
    ラーダ神に愛されしこのハウリー・マードがいる限り、決して終わらせはせんよ。
    必ず、世界の危機を救って見せよう。
    だから貴様は、それまでの間、不安を抱いている信者たちを慰めるのだ!
    約束だ!頼んだぞ!!」(歯キラーン)

    なんとかファウンダーズとかが解決してくれるだろう・・・
    きっと・・・多分・・・解決するんじゃないかな・・・解決するといいなあ・・・

    「大いなるラーダよ、私はどうすればいいのでしょう?
    何をするべきか?どうすればいいのか?このハウリーに道をお示し下さい。
    なむなむ・・・」

    寿@PLより______________________________

    【行動宣言】
    ルルブp108のボウ(誓い)とディビネーション(啓示)を使います。

    ボウは、「世界の危機を救ってみせる」
    ディビネーションは、「危機を食い止めるために何をするべきか道を問う。」

    【ダイス】
    20:56:17 寿@ハウリー 予備 6d6 Dice:6D6[4,5,5,4,6,4]=28

    【ステータス】
    HP:24/24 MP:17/18

    【覚書】
    インスピレーション
    一ゾロ0回
    報酬1000ガメル
    白花の髪飾り
    ミルク10ガメル

    #2180

    シーフギルド個室にて、あたしは同業者と酒を飲み交わしていた。
    >「”水の門”の大きさを知らないかって? 
     知るわけがねぇだろ ガッハッハッハッハ!!!」
    >「そいつはおとぎ話だぜ  誰も見ちゃいない……あるかどうかすらもわからねえんだ
     姿形なんて知ってるやつは、世界中を探してみつからねえだろうな!
     頭の硬い図書館にでもいけば、噓っぱちの神話でもポコジャカみつかるんじゃあねえか?
     俺はこの目で見ない限り信じねえけどよぉ」

    「…ま、ダメ元で聞いてみただけだけど。」

    >「世界の果てを見に行くって、船をこさえて飛び出していったやつらはいたらしいな
     だが、生きて帰ったやつは、未だに誰一人としていない…….
     その辺で荒波に飲まれてくたばったんだろうよ。きっと今頃、海の藻屑だ」

    「…。」

    ま、死んで戻ってこなかった人がいるってだけで十分なんだけど…。
    やっぱはっきりしない情報ってのはぱっとしない。

    男はニヤニヤと笑いながら、蒸留酒の瓶と空になったグラスを一緒にイースへ差し出した
    「ああ、悪い、 気分を悪くするなって
     ちょっとした情報を教えてやるから、もう一杯ついでくれよ なあ?」

    「へいへい。出来るだけいい情報を頼むよ?」

    そう言ってあたしは酒を注ぐ。

    >「終末に備えて…… 国が動き出してるらしいぜ
     なんでも、学院のお偉いさんたちが掛け合って、世界中の協力を促しているみたいだ
     なにやらかすのかは知らねえが、近いうちにでっけぇことが起きるに違いねえ……
     先回りでもできれば、良い儲け話になるってことさ!」

    >「国がすることがわかったら、情報を買ってやっても良いぜ
     また酒に付き合ってくれたらの話だがな!」

    「オッケー!耳寄りの情報をくれたおれいに情報を仕入れたらあんたには優先的に売ってあげる!」

    =====================================
    PLより
    遅くなって申し訳ありません。

    22:34:26 you@イース2 予備 6d Dice:6D6[1,3,6,1,4,2]=17

    22:34:12 you@イース2 怪物知識 2d+6+2 Dice:2D6[6,1]+6+2=15

    ついでに。
    真面目に北の様子は確認しておきたかった…。

    #2189
    レイチェル
    参加者

    【レイチェル、ゾイ】

    >「レイ、お前の頭にカボチャの筋が沢山付いているぜ!」
    「ん? どこどこ?」
    ゾイが髪に触れるので、そのまま頭を預ける
    慣れてないうちは飛びのいたものだが、あの一件で、彼に世話をしてもらうことは日常の一部になってしまった
    目を閉じて、髪のこそばゆい掃除屋が去るのを待つと、後を確認するように自分で指の櫛を通す
    「…….終わった? へへへ♪」

    わたしが返済金を出し渋って遊びに誘うと、彼は笑って返してきた

    >「おごってくれるのなら、いいぜ!
     少々、お高くつくがな、レイ。
     なんなら、竜の牙でも買ってもらおうかな?
     その金貨袋では、買えねえぜ。
     さあ、どうする?」

    「ドラゴンの…….!? どっ、、どうするかって!?」
    死角から反撃を食らって、目を丸くして狼狽する
    「ぅっ、 うぅぅ~~……. 
     もうちょっと買えるのにしてよっ、ばか!」

    彼は、頭を捻って悩む姿を楽しみたかっただけのようだ
    頬を膨らませて抗議したものの、歩き出す後を追って駆けていくうちに自然と緩んでいた

     * * *

    買い物をして、仮装パレードを見て回って、はしゃいで遊んでいるうちに日が傾いていた
    焼けた空は暖かく染まり、呪文を唱えて駆け回っていた子供たちも各々の家へと帰り始めた
    道行く隣りの住宅地からは、夕ご飯の魚や生地の焼ける匂いが漂ってきている

    「はぁ~……. いいにおい! お腹すいてきちゃった」
    鼻から息を吸い込んで、ご馳走の香りで肺が満たされると、はきだした呼気に食欲が乗る
    唾液が湧き出すのを抑えきれず、駆け出してゾイを振り返った
    「お腹すいてない?  一緒に食べいこーよ! おごりだからさあ」
    袖を両手で掴むと、グイグイと引きまわす

    美味しい外食店など知ってるはずもなく、色々歩き回ってたどり着いたのはいつもの冒険者の店だった
     
     
     
    店内に入ると、先客の同業者たちが相変わらず酒盛りをしていた
    カウンターで今日のメニューを店主に尋ねると、どれも甲乙つけ難く頭を抱える
    「ぅ~~~~~~~~ん……. どれにしようかなあ」

    >「そんなに悩むんなら、全部頼んじまったらどうだ?」
    「食べきれないよ!! あんたが儲かるだけでしょ!」
    ジョークで笑う店主を突き返すために、定番料理をさっさと指差した
    「これにする!  シチューならハズレることはないからね」

    ご氏名の品は期待通りだった
    空席についてしばらく待つと、待ち望んだ皿が運ばれてくる
    机に並べられた瞬間、他人から充満していたご馳走の匂いが目の前に迫ってきた
    「うはぁ~~…….. おいしそお♪
     いったっだっきまーす!!」

    固いパンを熱いシチューに浸して、柔らかくなったところからかじりつく
    カボチャと肉の旨味が口いっぱいに広がって、頬張る度に黄色い歓声を鼻から上げた
     
     
    「ねぇねぇ、それおいしい?」
    ゾイの料理を食べかけのパンで指して、目を輝かせた
    「ひとくち味見させてよ  わたしのシチューも味見させてあげるからさ」
    そう言って図々しく身を乗り出したが、はっとしてイスに戻る

    …..あたりを見回しても、こちらを見ている人はいないようだ
    比較的隅っこで目立ちにくい席とはいえ、これだけの人の目があると恥じらいが行動を踏みとどまらせる

    しかし、欲望に逆らうことはできなかった
    注目を集めないように背を低くしながら、テーブルに両手をついてゆっくりと乗り出すと、大きく口を開けて催促した
    「あーー…….」
    __________________
    GMより
    お待たせしました進行です!

    次回進行は10/14の22:00の予定です。 来週は残業がないはず…….
    そして次回から、冒険者たちを合流させて物語を動かしていく予定です!

    メニュー(最低価格は少量)
    値段はルールブックを基準に適当に決めたけど、こんなものでいいんですかね?

    【主食】
    ・ライ麦パン 1G~
     黒い茶色のパン。安価だが固いのでスープに浸して食べる

    ・オートミール 1G~  水煮 2G~ ミルク煮 3G~
     オーツ麦を加工して作られたコーンフレークみたいな食べ物。ミルクで煮込んでお粥のようにして食べるのがスタンダード。
     水で煮込んで食べても、スナックのようにそのまま食べても、コーンフレークのようにミルクをかけて食べてもよい

    【肉】
    ・燻製ニシンの塩焼き 1G~

    ・燻製のニシンとジャガイモの重ね焼き 3G~
     バターとチーズで焼いた香ばしい味

    ・タラのムニエル 3G~
     魚に小麦粉をつけてバター焼きにした料理

    ・マトンのステーキ 5G~
     
     
    【スープ】
    ・レンズ豆と鶏肉の煮込みスープ 2G~
     カブや玉ねぎなどの野菜と一緒によく煮込まれたスープ。味は素材と塩バターのシンプルで暖かいもの

    ・燻製ニシンとポテトの煮込み 3G~
     水煮トマトとその他野菜と共に煮込まれたもの

    ・ウサギ肉と秋野菜のカボチャシチュー 4G~
     
     【飲み物】
    ・水: 1G~
    ・エール: 2G~
    ・ウイスキー: 3G~
    ・ワイン: 3G~
    ・フルーツジャムジュース: 2G~
     (味はブルーベリー、オレンジ、イチゴ、レモン、その他などなど! 甘めの味わい)
    ・ミルク: 2G~

    #2190
    レイチェル
    参加者

    【イース】

    昼食後のあなたは、棚から本を抜き出した
    図書館の入口近くに配置された、つい最近発刊されたばかりのその本は、終わりゆく世界についての調査結果をまとめた論文集だった

    水門に異常があるらしいことは、多くの観測結果が物語っているが、その他の門についての異常は見られないようだ。精霊のバランスが崩れ、火や大地の力が増して砂漠化が始まる地域はあったが、これらは水の精霊力が弱まったことに起因するようだ。南北の門によると思われる気温や海水流、精霊力の変化などは今のところ見られていない

    環境の変化が、魔物たちの生態にも影響していることが報告されている。
    干ばつの始まった地域では、【ポイズン・トード】や【キラー・クリーパー】などの魔物たちが姿を消した。それに伴って【ウルフ】などが獲物を失い、人里を襲い始めたようだ
    消えた者達と置き換わるように、【スモール・バジリスク】などの砂漠の魔物が進出してきている。水の確保が難しく危険度も増して、廃村まで追いやられた地域も出てきているようだ。
    アンデッドについては、特に変化は報告されていない

    干ばつが進み始めた地域では、水の精霊の減少が報告されている。それに伴って、その他の精霊の勢力が増しているようだ
    しかし、不自然に火や水の精霊が多い場所は、特に情報はない。勘が外れたのか、それともまだ発見されていないのかもしれない……..
     
     
     
    「あ、イースさん 今日も調べ物ですか?」
    返済された書籍を台車に載せて、背の高い女性の司書が声をかけてきた
    社交性のあるイースが毎日通えば、顔馴染みになるのも無理はないだろう
    「その本を読みたいんですか? ……はい、どうぞ」
    背の低いあなたが手を伸ばしていた棚の上の古書を、司書はさらりと抜き取って手渡す
    かすれた表紙には、現代の精霊に関する学術書らしく難しい下位古代語が並んでいた
     
     
    水あるところに水精あり、水精はまた水となる。水そのものが精霊と言えて、区別すること自体が間違いかもしれない
    どちらが先かという問は、卵と鶏の先駆者を答えるようなものであり、結局のところ、神話に発生の起源を求める哲学に行き着く。このジレンマを解く鍵は、人には握れないだろう

    精霊は自然の生き物や、器物にも宿ることがある。宿主が魔物であれば、その性質を大きく変異させてしまうことがあるようだ
    嵐の日、パペット・ゴーレムへシルフが宿り、風の力で暴れ出した例が報告されている
    その他にも、山火事の際に【クリーピング・ツリー】へ火精らしきものが宿ったとされる目撃情報もあった。幹は赤黒く変色して凶暴性が増し、炎の息吹を吐いたらしい
     
     
    「探しものは見つかりましたか?」
    本の整理を終えた司書が、帰り際にイースへ微笑んだ
    ___________________
    GMより
    お待たせしました進行です!

    イースが魔物知識判定で15を出したので、会議室へ【”火精の”クリーピングツリー+3】のデータを掲載しました
    戦ったら100%全滅するようなバランスにしたので、よほど頭を捻ってとっておきの作戦でも準備できない限り、戦おうなんて無謀なことは考えないでください
    いいか、絶対だぞ 絶対だからな!

    次回進行は10/14の22:00の予定です。 来週は残業がないはず…….
    そして次回から、冒険者たちを合流させて物語を動かしていく予定です!

    #2194
    ゾイ
    参加者

    俺とレイチェルは買い物をして、仮装パレードを見て回っているうちに日が傾いていた。

    >「はぁ~……. いいにおい! お腹すいてきちゃった」
    夕飯の支度をしている家並みから漂う匂いを嗅いだレイチェルは言った。

    「俺もだな、さてどうしたものかだな?」
    俺はレイチェルに返答する。
    レイチェルが駆け出して俺に振り返る。

    >「お腹すいてない?  一緒に食べいこーよ! おごりだからさあ」
    レイチェルが俺の袖を両手で掴むと、グイグイと引きまわす。

    「俺はそんなに美味しい屋台なんて知らないぜ!
     いつもの冒険者の宿に行くとするか!
     あそこは俺達にとっては定番だからな!」

    冒険者の宿に戻ると、先客の冒険者たちが、相も変わらず酒盛りをしていた。
     
    >「ぅ~~~~~~~~ん……. どれにしようかなあ」

    >「そんなに悩むんなら、全部頼んじまったらどうだ?」

    >「食べきれないよ!! あんたが儲かるだけでしょ!」
    レイチェルはジョークで笑う店主を突き返すために、定番料理をさっさと指差した

    >「これにする!  シチューならハズレることはないからね」

    メニューを見ていた俺。

    「レイのおごりだったな!沢山頼んでいいな!
     まず、ライ麦パンとタラのムニエル、マトンのステーキ、レンズ豆と鶏肉の煮込みスープにエールジョッキ1杯でいいぜ、店主!」

    ご指名の品は期待通りだった
    >「うはぁ~~…….. おいしそお♪
    > いったっだっきまーす!!」

    俺も運ばれた食事に手を付ける。
    「マトンのステーキ、いい味だ。タラのムニエルも、これもいけるぜ!スープも素材の味と塩バターの味がうまくバランス取れているな。」

    >「ねぇねぇ、それおいしい?」
    レイチェルが俺の料理を食べかけのパンで指して、目を輝かせている。

    >「ひとくち味見させてよ  わたしのシチューも味見させてあげるからさ」
    そう言ってレイチェルが図々しく身を乗り出したが、はっとしてイスに戻る。

    レイチェルはあたりを見回すが、こちらを見ている人はいないようだ

    レイチェルは欲望に逆らうことはできなかった
    注目を集めないように背を低くしながら、テーブルに両手をついてゆっくりと乗り出すと、大きく口を開けて催促した
    >「あーー…….」

    俺はタラのムニエルの半分をフォークに載せ、レイチェルの大きく開けた口にぶち込む。

    「どうだ?旨いだろ!
     ちょっと大きいが、食べ応えあるぜ」

    悶えているようなレイチェルを見て、俺は大笑いする。

    そして、俺はエールを飲み、一息ついた。
    俺は、口を拭いてレイチェルにいう。

    「今は民心を恐怖に陥らないよう、色々と隠していることがあると思う。
     俺は、この原因をなんとかしたいと思っている。
     翌日、仲間でこの原因を突き止めるか、川の水量が戻るような方法を探したいんだが・・・
     協力してくれないか?
     レイ?
     とりあえず、ハウリーとイースと会って、俺達でできることを話し合いたいんだ。
     いいかな?」

    ************

    こきんです。

    お疲れ様です。

    お身体、大丈夫ですか?

    とりあえず、書き書きしました。

    食事代13ガメル、レイチェルの奢りですよw

    さて、ある程度、勇者じみた行動かなとは思いますが、次の進行に入りやすいかな・・・と思って、末文に書きました。
    これがダメなら採用しないでいいですよ~w

    それでは、次の進行、楽しみにしています。

    お仕事頑張ってください!

    21:56:10 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[6,2,4,5,6,6]=29

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