玉鋼

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 7か月前

    >「村が危ない、今から戻るぜ!」
    君が叫ぶと、駆けつけて来たハントは顔を青くする

    「あいつ、村の場所を知ってやがった…….
     俺が…..、俺が逃げたから……ッ!!」
    ハントは踵を返して走り出す
    「こっちだ!! 急ぐぞッ!!」

    マーシャもペンダントを拾い直し、すぐにその後を追った



    君たちは、息を切らしながら森の中を駆け抜ける
    少しでも近道をするために、生い茂る草木を乱暴に踏みつけた
    道すがらに会う小鳥たちも驚いて、騒がしく泣きながら飛び去っていく

    「クソッ……… クソォッ!!」
    ハントは悪態をまき散らして走っている
    複雑な地形も慣れた様子で飛び越えて、君たちよりも前に抜きん出ていた
    マーシャも涙を浮かべながら、置いていかれまいと必死にその後…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 7か月前

    君はとっさに魔力を開放し、マーシャをかばった
    赤黒い棘が、彼女を守った腕へ突き刺さる
    「ひゃっ!?」
    やっと取り出されたプレゼントは、彼女の手を離れ、
    友愛の印が地に落ちた

    君は続けざまに呪剣を振るう
    飛び立とうとする怪物の頭部へ、重い一撃が下される
    「キィィィィーーッ!?」

    怪物は血を吹き悲鳴をあげた
    それでも意識を奪うことには至らず、そのまま空へ飛び上がる

    「この…….バケモノがッ!!」
    木陰に潜んでいたハントが、怪物へ矢を放つ
    ヤツは空中で身を翻し、鉄の線は虚しく空を切る

    怪物はそのままの勢いで、森の天井を突き破る
    へし折られた小枝たちが、君たちの頭上へパラパラと降り注いだ
     
     
     
    ぽっかりと開いた木の葉の隙間から、憎悪に満ちた目が君に向けられた
    ハントが次の矢をつ…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 7か月前

    >「友愛の印、準備していたよな、マーシャ?
    それを俺に渡してくれないか?
    相手の注意を惹きつけるか、試してみる。」

    「…….! うんっ!」
    彼女は顔を輝かせると、ベルトポーチをまさぐり始めた

    >「私達はゾイ、マーシャと名乗る人達だ。

    我々は、あなたと友人になりたい。」

    「………………….」
    懸命に会話を続けるが、怪物はマーシャを見つめたまま返事を返さない
     
     
    話しを終えて数秒、沈黙が流れる
     
     
    怪物は声もなく笑うと、
    禍々しく口を歪めた

    次の瞬間、赤黒い棘が飛び出した
    昆虫部の尻から、2本同時に

    君たちを狙って飛んでくるッ!!

    GMより___________
    戦闘開始です!

    ゾイは決して警戒を怠らないまま、友好のための会話に徹しま…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    君は慣れない言語で、たどたどしくも懸命に話しかける
    それを聞いた怪物は目を輝かせて、さらに距離を詰めてきた
    「******…….!? ****!
     **********!!」

    「******、*****……
     ************!
     ***、***********?」
    1人、寂しい、欲しい、仲間……
    流暢に話される言葉は、君にも聞き取りが難しい

    怪物は話ながらゆっくりと歩き、君たちを回り込む
    体も、洞窟から完全に外へ出てしまうだろう

    傾いた日も落ち始め、空が赤く色づき始める
    この森が闇の中へ包まれるのも、時間の問題点だった

    「************?
     ******…….」
    何故、格好、変…….

    君は……….
    >先制攻撃を…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「「名もなき怪物」 会議室」の「セッション会議室」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    *例の怪物*
    【レベル】7
    【知名度】14/?
    【出現数】?
    【出現頻度】?
    【知能】人間なみ 【反応】?
    【敏捷】17 【移動速度】17/30(空中)
    【攻撃】
     ・武器:15(8) 打撃点:13
     ・武器:15(8) 打撃点:13
    【回避】13(6) 【防護点】10
    【生命/抵抗】24/17(10)
    【精神/抵抗】20/16(9)
    【言語】?
    【知覚】五感
    【生息地】?
    【特殊能力】?

    上半身は美しい女性で、下半身は黒い虫です
    昆虫の腹部は丸く大きく膨らんでいて、蟻のようです
    背中には2対の鳥の翼が生えています

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    「……わかった 約束する!
     ゾイが許してくれるまでは、話したりしないわ」
    君の言葉を飲み込んで、マーファは力強くうなづいた
    ハントはふっと息を吐くと、それ以上は何も言わなかった

    2人を待たせて、君は周囲の探索をする
    できるだけ音を立てないように、もちろん、頭上にも注意して…….

    レンジャーの心得を持つ君は、調査の末に確信が持てた
    この近くには、待ち伏せしているような物はいない
    罠の類もない

    君は2人の元へ戻ると、作戦の続行を告げた



    「それじゃあ、行ってくるね……!」
    火をともした松明を片手に、マーシャが父へ挨拶する

    ハントは彼女の頭をわしわしとなでると、君へ向き直った
    「何かあればすぐに伝える
     頼りないかもしれんが、背中は任せてくれ」…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    ハントに案内されて、君たちは森の奥へ歩いていた
    ぼんやりと漂う霧が木漏れ日を捕まえて、光の線が降り注ぐ様をはっきりと見せる
    君が道なき道を踏むたびに、茂みについた朝露が靴を濡らした

    「わ~ぁっ! 懐かしい、ここ!!」
    木々の間を跳ねるように駆け回って、マーシャは空を指さした
    「あそこね! ハート型に開いててかわいいんだよ!
     …….ぉわっ!?」
    苔むした瓦礫をふんずけて、マーシャがバランスを崩す
    小鳥たちのさえずりがこだまし、風に揺れる草木がマヌケな小娘を笑った

    「大丈夫かァ? マーシャ!
     家で寝ていてもいいんだぞ」
    「だいじょーぶ! ちょっとよそ見してただけだから!」
    体制を立て直し、彼女は再び跳ね回る
    「わたし、一番にその人と会いたい! 
     会って話をするの……. …[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    「あらあら、うふふ! マーシャの話が聞きたいの?」
    母は君に笑いかけると、作業をしながら話し始めた

    「どうしてあんなにいい子に育ってくれたのかは、私にもわからないのだけど……
     ミーニャが生まれたからかしら?
     年の離れた妹を、よく可愛がってお世話してくれてたし、お手伝いも喜んでしてくれてたわ」

    「でも、優しかったのはもっと前からかも!
     主人がウサギを捕ってきたときも、かわいそうだって言ってたわね
     それでもちゃんと、命をいただいて生きてくことを、主人から学んでくれたわ」

    母は拭いた皿をしまっているうちに思い出し、顔を輝かせてポンと手を打った
    「そういえば! あの子って小さい頃は、すっごい大人しい子だったのよ!
     外には遊びに行かないし、家の中でずっと指をおしゃぶりして、抱っ…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    >「しっかりと自分を持っている娘さんですね。
    なんせ、私の彼女ですから。」

    「ぐふッ!!?」
    酒を口にしていた父がむせ込んだ
    隣の母は、君を見て微笑んでいる

    「ちょっ、ちょっと!! そんなにからかっちゃダメだよっ!
     ほ、、本気にしちゃうでしょ……..」
    マーシャはみるみる赤くなる顔を伏せた

    「ゴホッ、ゴホエフッ!! 
     今確かに、、ゴフッ、  聞き捨てならねぇことが聞こえたが………」
    ハントは口を拭いながら君を睨みつける

    暫くして彼は、顎をなでなが低く唸り、君を見て品定めする
    「よく鍛えている……. 礼儀もいい……. 仲良くやってる…….
     ウゥ~~ッ、まだッ! まだ認めんぞオオォッ!!」
    勢いのままに酒を飲み干し、ジョッキを机に叩…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    5日程の旅を終えた夕前
    青い麦畑の間を通ると、ドイナカ村に到着した
    粗末な柵の向こう側で、武装した兵士が君たちに気がつくと、こちらへ駆けて来る

    「アーズおじさん! ひさしぶり!!」
    「マーシャじゃねぇか!?  どうしたんだァこの荷物……
     こんなに食ったら太るだろォ!」
    「ちがうわ!
     これは、みんにお土産! いっぱい買ってきたの」

    兵士が引くのを手伝おうとするが、彼女はそれを制した
    「あっ、大丈夫だよ! もう手伝ってもらってるの
     えーっと、おじさんのお土産は……. ゾイのに入ってるかも!」
     
     

    君たちが村の中を歩くと、会う人会う人がマーシャの名を呼んだ
    その度に荷物の中を探して、サンタクロースのようにプレゼントを配る
    和気あいあいとしている内に日はすっかり傾いて…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    ズシンと重みを受け止められて、暴走車は静かになった
    慌てたマーシャが追いついて、荷車の取っ手を掴む
    「だっ、、大丈夫!? いたくない……?」

    >「もう意地張らなくていいぜ。
    俺も女性が引く荷車にしては、荷物が多すぎだと思ったんだ。
    それに気づくかなと思ったんだが・・・」

    「うっ…… ごめんなさい
     できると思ったの……..」
    彼女は顔を伏せて、声がみるみる小さくなっていく

    >「俺もからかってすまなかった。
    さあ、この坂、上ろうぜ!
    ベソかくなよ、マーシャは笑っていたほうがかわいいぜ。」

    「う、うん!」
    彼女は小さく鼻をすすり上げ、目を袖でこすった
    それから、荷物を抱える君へ顔を上げて、ニンマリと笑って見せた



    >「マーシャ、俺の身体は大丈夫、自分…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    「お待たせ! もう行けるよ」
    ダラムの町の朝、教会から駆けてきたマーシャは、荷車を手に取った
    華奢な体でお土産の山を押しながら、外壁の門をくぐる

    門番も君たちに気付くと、手を振って見送ってくれた
    「おー! 早いな
     気を付けていけよー 冒険者!」
     
     

    見渡す限りの平原には、小さな森がまばらな島のように存在している
    そよ風が吹くと、舞い踊る草の絨毯がさわさわと楽しげにささやいた
    分かれ道を通り過ぎる度に、道は徐々に細くなり、足首に草が触れる程になった
    行商人の荷馬車の通った轍が、草を踏みつけて土に還し、君たちの進むべき道の体を辛うじて保っている
     

    石を踏みつけて 、荷車が跳ねる頻度も高くなってきた
    朝は心地よかった春の陽気も、日が昇って蒸し暑いものに移り変わる
    「はぁっ、 ふぅ..…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    >「なあ、店主、ちょっと、余分に取りすぎだぜ。」
    君が肩を叩くと店主は顔を青くし、握っていた硬貨をすぐに手放した
    「あ、ああ!  本当だ
     取り過ぎていたようだな…… はは」

    君が取り返した代金をマーシャに渡すと、彼女は首をかしげた
    「へ? どゆこと?」
    彼女は何度か聞き返したが、君の言うことを理解すると申し訳なさそうに笑って礼を言った



    >「・・・・・わかった、わかった、マーシャ、お前の土産、それを押しながら、ドイナカ村まで行けるのか?
    俺は荷車を押すの手伝わないぜ。」

    君が忠告すると、マーシャは胸を張った
    「へっへ~ん♪  もちろんよ!
     これくらい楽勝なんだから!」
    彼女は鼻歌まで歌いだした
    歩くペースは明らかに遅くなっていたが、その足取りは軽やかななものだっ…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】歳始め見回り隊」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    PL玉鋼より_____________________________________
    報酬6000ガメル、経験点1656 受領しました。
    報酬3000ガメルは返済にあてて、残りの3000ガメルはルブルムに渡します
    レイチェルが後退したのも悪かったので……

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    君は魔剣を引き抜き、その情報をマーシャに伝えた
    「ほえ~~………. すごいね!!
     そんなの始めてみた!」
    彼女は席を立つと、その赤い刀身をつんつんと触った
    興味は示したようだった

    >「おい、ちょっと待て!大通りのどこで集合だ?」
    君が慌てて呼び止めると、彼女は足を止めて振り返った

    「え?  う~ん………. 大通りじゃないの?」

    >「大通りの中央の噴水で待ち合わせにしようぜ!
     それじゃあな!マーシャ。」

    それを聞いて、考えていた彼女の顔は晴れやかになった
    「わかった! 噴水、ねっ
     それじゃあ、また明日ね~!」




    ——
    「おっまたせー! 待った?」
    君を見つけると、彼女は笑顔をふりまきながらスキップで駆けてきた

    指定された待ち合…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「「名もなき怪物」 会議室」の「セッション会議室」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    魔物知識判定 達成値13
    【変異種?】
    店主から伝え聞いた特徴は、見識を修め冒険の経験もある君ですら、心当たりがなかった
    似たような外見の魔獣は聞いたことがあったが、生息地などが一致しない
    まだ誰も見たことがない、新種のモンスターなのかもしれない

    ただ1つ、確かなことは
    今の情報だけでは、ステータスや能力も、まるで検討がつかないということだけだ

  • 玉鋼がフォーラム「【開催中】名もなき怪物【】」の「冒険の募集と応募」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    第2回目のセッションの募集を開始しました。
    期限は4/3の21:00までです!

  • 玉鋼がフォーラム「【開催中】名もなき怪物【】」の「冒険の募集と応募」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    以下2つの理由でできると判断したので、第一回目を開催します!
    * 現在参加中のセッションがもうすぐ終わりそう (一週間程)
    * 進行文の書き貯めが、1週間分ある

    参加者は以下の通りです。
    * PC名:ゾイ PL名:こきん

    BBSセッション会場は、以下のリンクです。
    【開催中~5/20】 名もなき怪物

    2ヶ月間よろしくお願いします!

  • 玉鋼がフォーラム「【終了】 名もなき怪物」の「BBSセッション」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    夕方が夜に変わる頃、君は冒険者の店で食事をしていた

    店主の怪談話を聞いてから、既に数日が経過している
    1人では解決できないと判断した君は、仲間を募集して待つことにしたのだった
    その回りは、酒と夕食をつまみながら武勇伝を語り合う、冒険者達の喧騒に囲まれている
    冒険帰りの若者が、パタパタと駆け込んで店主へ成果を報告する姿も、既に見飽きたものになっていた
     
     
    ふと、店主が君を指さした
    話をしていた若い女が、それを追ってこちらを振り向く

    彼女は笑顔で手をふり店主と分かれると、そのまま軽やかなステップでこちらに駆けて来る
    君のテーブルの対面へ、無遠慮に飛び乗ると、髪と胸がふわりと揺れた
    「やっと戦士がみつかったのね!!」
    そういう彼女の背には、弓が装備されていた。流れる言語は共通語ではなく、流…[ 続きを読む ]

  • 玉鋼がフォーラム「「名もなき怪物」 会議室」の「セッション会議室」というトピックに返信しました。 3年, 8か月前

    背景情報

    【ドイナカ村】
    辺境にある小さな村
    ダラムの町から、辛うじて道になっている獣道を歩き5日ほど
    農業を中心に、自給自足のような生活をしている
     
     

    【ダラムの町】
    人口500人程度の小さな町で、王都オランから徒歩で4日ほど
    取り囲む外壁は粗末なものだが、魔物の脅威から命を守るのには十分だ
     
     

    【大通り】
    王都オランの中央にある道。石畳で舗装されていて、この国の財力を物語っている
    両脇にはいくつもの商店や露店が立ち並び、多くの人だかりで賑わっている
    道の中央あたりには、待ち合わせに丁度いい噴水がある

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