【終了】 名もなき怪物

HOME フォーラム セッション BBSセッション 【終了】 名もなき怪物

  • このトピックには88件の返信、2人の参加者があり、最後に玉鋼により2年、 1ヶ月前に更新されました。
  • 作成者
    トピック
  • #3027
    玉鋼
    参加者

    名もなき怪物のセッションです

    「名もなき怪物」 会議室

    PC:
    * “血まみれの” ゾイ 
     ファイター5/レンジャー2/セージ3
     HP19/19 MP17/17

    NPC:
    * マーシャ (画像1)
      プリースト(マーファ)3/ レンジャー2
     (HP12/12 MP13/19)

    Attachments:
    You must be logged in to view attached files.
15件の返信を表示中 - 1 - 15件目 (全88件中)
  • 投稿者
    返信
  • #3030
    玉鋼
    参加者

    夕方が夜に変わる頃、君は冒険者の店で食事をしていた

    店主の怪談話を聞いてから、既に数日が経過している
    1人では解決できないと判断した君は、仲間を募集して待つことにしたのだった
    その回りは、酒と夕食をつまみながら武勇伝を語り合う、冒険者達の喧騒に囲まれている
    冒険帰りの若者が、パタパタと駆け込んで店主へ成果を報告する姿も、既に見飽きたものになっていた
     
     
    ふと、店主が君を指さした
    話をしていた若い女が、それを追ってこちらを振り向く

    彼女は笑顔で手をふり店主と分かれると、そのまま軽やかなステップでこちらに駆けて来る
    君のテーブルの対面へ、無遠慮に飛び乗ると、髪と胸がふわりと揺れた
    「やっと戦士がみつかったのね!!」
    そういう彼女の背には、弓が装備されていた。流れる言語は共通語ではなく、流暢な東方語だった
    初対面などお構いなしに、ただニコニコと握手を差し出した
    「わたし、マーシャっていうの! よろしく♪
     きみの名前は?」
     
     

    「ぁぁ、えっと、 あの依頼! ドイナカ村の依頼よ!!
     わたしもメンバーを探しててさ、ずっと待ってたの!」

    興奮した面持ちでテーブルを叩くと、彼女は半身を乗り出す
    「だって、わたしの故郷なんだよっ!! 
     村のみんなに恩返しするチャンスなんだから!
     きっと、マーファ様が導いてくださったのよ」
    胸の中に挟まった首飾りを引き抜くと、その聖印をうやうやしく掲げた

    一呼吸おいて彼女は席に落ち着いたが、息はまだ荒かった
    「そうそう、わたし、神聖魔法が使えるの
     ねっ、ピッタリでしょ? 君も探してたんだから」

    「やっっっったぁっ!! それじゃ決まりね
     あらためて、よろしく♪」
    彼女は全身で喜ぶと、再度握手を求めた
     
     
    「ねぇねぇ、出発はいつにするの?
     明日かなぁ 明後日かなあ!」
    既に目を輝かせているが、旅立つにはものが必要だ
     
    ドイナカ村へは、歩いて9日はかかると店主から聞いている
    途中で補給ができる町でも4日はかかるので、少なくとも食料の準備は必要だった

    「そっかぁ…….. それじゃあいっしょに、買い物行こうよ!」
    彼女は立ち上がると、雑過ぎる約束を告げた
    「明日の朝、大通りで集合ねっ!」

    GMより_______________________
    始まり始まり!! よろしくお願いします
    店主の語りは応募文に投稿してあるやつなので、先に目を通しておいてください

    目的と報酬を再確認すると、以下の通りです
    「奇妙なモンスターの脅威調査&討伐」
    ・報告報酬: 4,000 G
    ・討伐報酬: 17,000 G
    これは、2人分の報酬です。
     
     
    マーシャにパーティーを組んでもらいますが、構いませんかね?
    (他に適任となるキャラデータは用意していないです
    まあ、断る理由はないと思いますが…..
     
    マーシャ側の行動や台詞だけ一気に書いています
    PC側から行動や質問などがあれば、GMの投稿文とかは一切無視して書いてくださって構いません。GMも、前の文を気にしないで短くレスポンスを返すと思います。
    最初の投稿は一方的な会話になってしまうのは、BBSの形式上仕方のないことなのです……
     
    マーシャのデータは会議室に投稿しておきました
    ここででている地名など、背景情報も会議室に投稿してます

    他、欲しいシーンがあれば遠慮なくお申し付けください。
    特になければ、次はオランでの買い物シーンに移る予定です

    #3040
    ゾイ
    参加者

    ======================================
    【ドイナカ村の怪物調査】
    ・依頼主: 領主
    ・依頼内容: 調査、討伐
    ・報酬:
     ・調査報告のみ(レベル×500 ×2 G)
     ・討伐 ( レベル×レベル×500 ×2 G)
    ________________________________________
    ドイナカ村近くの森で奇妙な魔物が発見された
    不気味な魔物に村人たちは不安がり、農作業に身が入っていない
    魔物について調査して、人に害を為すものであるかを確かめて欲しい
    そして、もし害のある魔物であれば、被害が出る前に速やかな討伐を依頼したい
    ======================================

    ん~、俺は依頼の張り紙を読んで、見たことない魔物になぜか心に引っかかった。

    >「その依頼が気になるか」

    店の店主から、声をかけられる。

    「奇妙な魔物らしいが、どんな感じだ?」

    俺は店主の問いに答える。

    >「口伝だがな、ゾッとするような魔物だよ
    > 村の狩人が、森の中で見つけたらしい」

    >「いつものように、仕掛けた罠の具合を確かめて森を回っていたら、女のすすり泣く声が聞こえてきたそうだ
    > 遭難した旅人だろうか? 罠で足でも怪我したのかと思って、声を頼りに探したのさ
    > すると、泣いていたのは美しい女だった。狩人は近づいて声をかけた……」

    >「だが、そいつは人間じゃあなかったのさ
    > 腹から下は、虫のように艶のある甲羅に覆われていて、節のある6本の足で立っていた
    > ぎょっとした狩人は死にもの狂いで逃げ出した
    > が、草をかき分けて追ってくる音は、後ろからずっと聞こえていたらしい」

    俺はその話を聞いて、自然に生まれた動物ではないな・・・当たり前か。
    魔術により生み出された魔物の変異種とみるべきか・・・

    店主は緊張を緩めて、にこやかな表情に戻った
    >「見た目に騙されたら、とって喰われちまうかもな!
    > どうだ? 1人で調べる自身はあるか?
    > 似たような見た目の魔物を聞いたことはあるが、ちょっと違う
    > どれぐらい危険なやつなのかもはっきりとはわからねぇんだ」

    >「もし仲間が欲しいなら、必要な技能を教えてくれよ
    > できるだけ希望に沿って、暇そうなやつを紹介してやる」

    俺は自分の頭をかき、店主に笑顔で話しながら答える。

    「ああ、俺一人で依頼全うする事は無理だな?
     誰か、癒しと野伏ができるような奴を頼めないか?
     報酬は分け合っていいぜ。」

    俺はにやっと笑みを浮かべ店主に言う。

    「それじゃあ、助っ人ができるまで・・・まずは、エール一杯とつまみをくれないか店主?」

    ********

    夕方が夜に変わる頃、俺は昼間からエールを飲み、ぐでんぐでんになって、できあがった状態で冒険者の店で食事をしていた
    店主からの話から数日が経過している
    酒と夕食をつまみながら武勇伝を語り合う、冒険者達の喧騒に囲まれている
    俺はそこから少し離れたところで、食事をしていた。
    冒険帰りの若者が、パタパタと駆け込んで店主へ成果を報告する姿も、既に見飽きたものになっていた
    俺は今日も助っ人がいつ現れるかどうか、期待しながらも食事を楽しんでいた。
     
    酒でできあがった俺に、カウンターにいた店主が指を差す。
    話をしていた若い女が、それを追って俺に振り向く

    彼女は笑顔で手をふり店主と分かれると、そのまま軽やかなステップでこちらに駆けて来る
    俺は食事中のフォークに突き刺した肉をほおばりながら、こいつかな?と思った。
    俺のテーブルの対面へ、無遠慮に飛び乗ると、髪と胸がふわりと揺れた
    >「やっと戦士がみつかったのね!!」
    そういう彼女の背には、弓が装備されていた。流れる言語は共通語ではなく、流暢な東方語だった
    初対面などお構いなしに、ただニコニコと握手を差し出した
    >「わたし、マーシャっていうの! よろしく♪
    > きみの名前は?」
     
    俺は口の中の肉を飲み込むと、女性の差し出した手を握り言う。

    「少し、酔いが回っていて失礼だが、俺の名前はゾイ、
    “血まみれ”のゾイ。戦士だ。
    それなりに戦いに慣れている力量だと思ってくれていいぜ。」

    >「ぁぁ、えっと、 あの依頼! ドイナカ村の依頼よ!!
    > わたしもメンバーを探しててさ、ずっと待ってたの!」

    興奮した面持ちでテーブルを叩くと、彼女は半身を乗り出す
    >「だって、わたしの故郷なんだよっ!! 
    > 村のみんなに恩返しするチャンスなんだから!
    > きっと、マーファ様が導いてくださったのよ」
    胸の中に挟まった首飾りを引き抜くと、その聖印をうやうやしく掲げた
    一呼吸おいてマーシャは席に落ち着いたが、息はまだ荒かった
    >「そうそう、わたし、神聖魔法が使えるの
    > ねっ、ピッタリでしょ? 君も探してたんだから」
    俺はフォークを置いて、
     「マーシャでいいな?
      俺も神聖魔法使える奴を探していた。
      これも何かの縁だな。
      よろしくな!」
    そして隣においていた呪剣をマーシャに見せ、少し鞘から引き抜いてマーシャに見せながら話す。
    「一応、言っておく事がある。
    俺はこの呪剣クリムゾン・ドレイクという大剣を主に使っている。
     この大剣は俺より力量が低いと、本来の力を発揮しない。
    俺より力量が上だと、魔力を帯び、本来の魔剣として扱えるようになる。
    つまり、この呪剣を見ることによって、相手の力量がある程度分かることができる大剣だ。
    この大剣が魔力を帯びた時、正念場だと思って、心して敵に挑んでくれよ!」

    >「やっっっったぁっ!! それじゃ決まりね
    > あらためて、よろしく♪」

    マーシャは全身で喜ぶと、再度握手を求めた

    俺も立ち上がり手を握り返す。
    「よろしくな!」

    >「ねぇねぇ、出発はいつにするの?
    > 明日かなぁ 明後日かなあ!」
    既に目を輝かせているが、旅立つにはものが必要だ
     
    「ドイナカ村へは、歩いて9日はかかるらしい。
    途中で補給ができる町でも4日はかかるはずだから、保存食を買わなきゃあな。」

    >「そっかぁ…….. それじゃあいっしょに、買い物行こうよ!」
    マーシャは立ち上がると、雑過ぎる約束を告げた
    >「明日の朝、大通りで集合ねっ!」

    「おい、ちょっと待て!大通りのどこで集合だ?
     大通りの中央の噴水で待ち合わせにしようぜ!」
     それじゃあな!マーシャ。」

    今回の相棒は性急な性格らしい。
    俺は慌ててマーシャを呼び止めて話し、椅子に座って溜息をついた。

    「まあ、いい相棒になりそうだ。
     マーファ神官か・・・ゾエの後輩になるかな?」

     俺も早々、食事を切り上げて、明日に備えるか・・

    俺はマーシャが店に出ていった後、店主に手を振る。
    そして自分の部屋に戻ることにした。

    +++++++++++++++

    こきんです。

    玉鋼GM、よろしくお願いします。
    レイのシナリオ、ご苦労様です。

    それでは、まず、店主からの話から想像される魔物の正体を怪物判定をさせていただきます。

    14:06:39 こきん@ゾイ なんちゃって怪物判定 2d6+5 Dice:2D6[5,3]+5=13

    これからのシナリオ、楽しみにしてますね!

    14:06:56 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[5,3,1,3,5,1]=18

    memo

    HP19/19 MP17/17

    #3042
    玉鋼
    参加者

    君は魔剣を引き抜き、その情報をマーシャに伝えた
    「ほえ~~………. すごいね!!
     そんなの始めてみた!」
    彼女は席を立つと、その赤い刀身をつんつんと触った
    興味は示したようだった

    >「おい、ちょっと待て!大通りのどこで集合だ?」
    君が慌てて呼び止めると、彼女は足を止めて振り返った

    「え?  う~ん………. 大通りじゃないの?」

    >「大通りの中央の噴水で待ち合わせにしようぜ!
     それじゃあな!マーシャ。」

    それを聞いて、考えていた彼女の顔は晴れやかになった
    「わかった! 噴水、ねっ
     それじゃあ、また明日ね~!」




    ——
    「おっまたせー! 待った?」
    君を見つけると、彼女は笑顔をふりまきながらスキップで駆けてきた

    指定された待ち合わせ時間も場所も、「朝の大通り」と大雑把すぎるものだった
    君が細かく指摘しない限り、昼近くまで待ちぼうけるか、人混みの中を探し回るはめになる
    そうならなかったのであれば、君の勝利だ
    「それじゃあ、いこ!  はやくはやくぅ~!」
    マーシャは君の後ろに回り込むと、背中を押して歩みを促した

    彼女と共に歩くのは、商店の立ち並ぶ一番大きな道だ
    王都には世界中から物資が集まり、日用品から冒険者道具まで所狭しと並べられている
    行きかう人々は皆、楽し気な声を交わしながら品定めをしていた
     
    「何にしよっかなあ~ おみやげ ……..あ!」
    マーシャは酒屋を見つけると、その中へ駆け込んで行った
     
     
     
    「ねぇ、これ、何て書いてあるの?」
    店内に並べられた酒樽を見て回りながら考え込んでいた彼女は、棚の貼り紙を指さす
    そこにはワインの名称や原産地など、品質の情報が共通語で書かれていた
    「ふ~ん……. よくわかんないけど、それっておいしいの?」
    美味しくて、値段も張り過ぎない。そういった酒を探しているようだ
     

    マーシャは酒屋のカウンターへ駆け込むと、財布の中身をひっくり返した
    しかし、これだけでは樽を買うことなどできないので、幾分かを手頃な陶器に詰めてもらった
    酒屋の店主はカウンターに散らばった金を、告げた値段よりも多めにくすめてしまったが、彼女は気付かなかった

    マーシャは陶器を大事に抱えると、君に振り返った
    「ありがとう!! これでおとーさんが喜ぶわ♪」

     



     
    「包丁も買ってこうかな~ クレアおばさんが欲しいって言ってたし
     …….あっ、この人形カワイイっ! ミーニャに買ってこうかな!!」
    彼女はまだ、お土産のことが頭から離れないようだ
    道を一歩進む度に、あっちへこっちへ目移りして駆け出していく
    村人の名前を口にしながら物を買い、荷物は雪だるま式に膨れ上がっていく
    気づけば荷車をレンタルして、手押しするまでになっていた

    松明や保存食など、買わねばならない冒険道具がたくさんあるというのに…….
     
     
    「そうだ! 女の人にも持ってったほうがいいよね? お土産!!」
    荷車を引きながら、彼女は唐突に声をあげた
    「ほら、今回の依頼はさ、モンスターの人と仲良くすることでしょ?
     プレゼントを持って行ったらさ、喜んでくれると思うんだよね!」

    「何を持っていったら、喜んでくれるかなぁ……..」

    得体のしれない怪物に、彼女はお土産を買って行こうと考えているようだ

    君は……..

    > 無難に喜ばれそうなので、ハチミツのクッキーを勧める
    > 友好を願って、神秘的なお守りのアクセサリーを勧める
    > プレゼントするのは鉛玉だろ? 武器や道具を勧める

    GMより______________________
    素晴らしい!!
    ゾイのロールプレイ、そして行動、期待以上ですね!
    GMもワクワクが止まりません
     
    前回の返しを追記
    そして、魔物知識判定の結果から、ゾイが推理できた情報を会議室へ投稿しておきました
     
    勢いよく出だしを切れたので、さっさと進行してしまいます
    今回は買い物シーンです
    待ち合わせ場所について指摘できたので、ゾイは問題なくマーシャと集合できます

    マーシャが買い物する分は、会議室のマーシャのデータに追記しておきました。
    口出しして調整も可能なので、ロールプレイの幅が広がりますかね?
    大変なら別にこのままでも、特に不利になることはないです

    PCの分の、保存食や武器や冒険者道具など、このシーンで買ったことにすれば
    ロールプレイの幅が広がるでしょうか? その辺はお任せします

    保存食だけに頼るなら、ドイナカ村まで往復で
    9日2(往復)×2(朝、昼) = 36 食分は、1人で消費するんでしょうか? 
    足りなくても特にペナルティはありませんが

    次回は、村への道中のシーンに移ります

    #3057
    ゾイ
    参加者

    俺は魔剣を引き抜き、その情報をマーシャに伝えた
    >「ほえ~~………. すごいね!!
    > そんなの始めてみた!」
    彼女は席を立つと、その赤い刀身をつんつんと触った
    興味は示したようだった
    俺は魔剣を鞘に戻す。
    マーシャに笑みを浮かべ
    「俺の呪剣はこんなもんだ。
    マーシャの弓も大したもんだよな?
     また、見せてくれよ。」


    >「おっまたせー! 待った?」
    俺を見つけると、彼女は笑顔をふりまきながらスキップで駆けてきた。
    >「それじゃあ、いこ!  はやくはやくぅ~!」
    マーシャは俺の後ろに回り込むと、背中を押して歩みを促した
    俺は慌てた顔でマーシャに言う。
    「わかった、わかった、そうせかすなよ。
     そう簡単にお目当ての物は逃げはしないさ。」
    マーシャの押されながら、俺は商店の立ち並ぶ大通りを歩いて行った。
    日用品から冒険者道具まで所狭しと並べられている
    行きかう人々は皆、楽し気な声を交わしながら品定めをしていた
     
    >「何にしよっかなあ~ おみやげ ……..あ!」
    マーシャは酒屋を見つけると、その中へ駆け込んで行った
     俺はマーシャの後を着いて行った。
    >「ねぇ、これ、何て書いてあるの?」
    店内に並べられた酒樽を見て回りながら考え込んでいた彼女は、棚の貼り紙を指さす
    そこにはワインの名称や原産地など、品質の情報が共通語で書かれていた
    俺が共通語を東方語に訳して、マーシャに教える。
    「ふ~ん……. よくわかんないけど、それっておいしいの?」
    美味しくて、値段も張り過ぎない。そういった酒を探しているようだ
    俺は少し高めの白ワインを選び、
    「この白ワインは魚料理と組み合わせてもいいと思うぜ。
     これにするか、マーシャ?」
     *
    マーシャは酒屋のカウンターへ駆け込むと、財布の中身をひっくり返した
    「こらこら、マーシャ、不用心だぜ。
    ん、でもこれだと樽ごと買えないぜ。
    手頃な陶器に入れて貰うかい?」
    ドイナカ村出身って、こんな人ばかりなのか・・・・マーシャが独特なのか。
    今はマーシャの好きなようにすればいいさ。
    幾分かを手頃な陶器に詰めてもらった
    酒屋の店主はカウンターに散らばった金を、告げた値段よりも多めにくすめてしまったが、彼女は気付かなかった
    その様子を見た俺は店主の肩を軽く叩き、
    「なあ、店主、ちょっと、余分に取りすぎだぜ。
     まあ、今のうちに余分に取ったガメル硬貨を彼女に戻してやってくれないかな。
    彼女はマーファ神官でマーファ神殿に後ろ盾がある女性だ。
    大地母神マーファ神殿を敵にすると、あんたの店の評判がガタ落ちになるかもな。
    なあ、店主さん、ここは少し融通効かしてくれよ。」
    俺は店主が余分にくすめた硬貨を取り戻す。
    「さあ、マーシャ、これだけ余分に支払ったみたいだぜ。
    受け取りなよ。これからは気をつけるようにな。」
    マーシャは陶器を大事に抱えると、俺に振り返った
    >「ありがとう!! これでおとーさんが喜ぶわ♪」
     「良かったな、マーシャ。」
    俺はマーシャの喜ぶ顔を見て安心した。



     
    >「包丁も買ってこうかな~ クレアおばさんが欲しいって言ってたし
    > …….あっ、この人形カワイイっ! ミーニャに買ってこうかな!!」
    マーシャはまだ、お土産のことが頭から離れないようだ
    道を一歩進む度に、あっちへこっちへ目移りして駆け出していく
    村人の名前を口にしながら物を買い、荷物は雪だるま式に膨れ上がっていく
    気づけば荷車をレンタルして、手押しするまでになっていた
    「・・・・・わかった、わかった、マーシャ、お前の土産、それを押しながら、ドイナカ村まで行けるのか?
    俺は荷車を押すの手伝わないぜ。
    とりあえず、松明や保存食など買わなきゃあな
    よし、俺は今から必要なものを買うぜ。」
    俺は冒険者道具を売っている店に行き、
    「松明6本、ロープ10m、くさび10本、保存食50食を頼む、店主。」
    俺は差し出された商品を確認しながら、お金を385ガメル支払う。 
     
    >「そうだ! 女の人にも持ってったほうがいいよね? お土産!!」
    荷車を引きながら、マーシャは唐突に声をあげた
    >「ほら、今回の依頼はさ、モンスターの人と仲良くすることでしょ?
    >プレゼントを持って行ったらさ、喜んでくれると思うんだよね!」
    俺は唖然として驚いた。
    こんな考え方するのか…マーシャ・・・
    >「何を持っていったら、喜んでくれるかなぁ……..」
    得体のしれない怪物に、マーシャはお土産を持っていくらしい。
    「俺達は怪物が友好的か否か、まだわからないからな・・・・
    まあ、これでもいいんじゃないか。
    いきなり、はいどうぞと、うまくいくかどうかは、別にして。」
    俺は友好を願って、神秘的なお守りのアクセサリーを勧めてみた。

    ++++++++++++
    こきんです。
    一応、購入品は、松明6本、ロープ10m、くさび10本、保存食50食です。385ガメル支払うことになります。
    むむ、今回はこんな感じです。
    さて、次の展開がたのしみですね!

    村への道中シーン、何が起こるかな?

    memo
    HP19/19 MP17/17

    #3059
    玉鋼
    参加者

    >「なあ、店主、ちょっと、余分に取りすぎだぜ。」
    君が肩を叩くと店主は顔を青くし、握っていた硬貨をすぐに手放した
    「あ、ああ!  本当だ
     取り過ぎていたようだな…… はは」

    君が取り返した代金をマーシャに渡すと、彼女は首をかしげた
    「へ? どゆこと?」
    彼女は何度か聞き返したが、君の言うことを理解すると申し訳なさそうに笑って礼を言った



    >「・・・・・わかった、わかった、マーシャ、お前の土産、それを押しながら、ドイナカ村まで行けるのか?
    俺は荷車を押すの手伝わないぜ。」

    君が忠告すると、マーシャは胸を張った
    「へっへ~ん♪  もちろんよ!
     これくらい楽勝なんだから!」
    彼女は鼻歌まで歌いだした
    歩くペースは明らかに遅くなっていたが、その足取りは軽やかななものだった

    >「まあ、これでもいいんじゃないか。」
    君が手に取ったお守りを覗き込むと、マーシャは目を輝かせた
    「あーっ!! マーファ様の模様がある!
     みせてーみせてっ!」
    小さなペンダントを両手で大事に受け取ると、陽の光にかざしながらじっくりと眺める
    「わぁ…… しかもかわいいっ! 
     これならきっと、気に入ってくれるわ!」

    彼女はすぐに店主へ伝え、プレゼント用に丁寧な梱包してもらった
    ベルトポーチの大事な場所へしまい込むと、君に笑顔を向けた
    「ありがとう! へへへっ♪」

    GMより_______
    ゾイが止めたので、くすねられた分の代金は帰ってきました
    その分は多めに保存食を買って、マーシャのデータを更新しておきます

    進行テンポの関係で、前回の返信への返信は泣く泣く削るはめ.に…
    許してくださいってかぁ? 許してくれよォ!
    あれもこれも、bbsのせいということにしておこう…

    #3060
    玉鋼
    参加者

    「お待たせ! もう行けるよ」
    ダラムの町の朝、教会から駆けてきたマーシャは、荷車を手に取った
    華奢な体でお土産の山を押しながら、外壁の門をくぐる

    門番も君たちに気付くと、手を振って見送ってくれた
    「おー! 早いな
     気を付けていけよー 冒険者!」
     
     

    見渡す限りの平原には、小さな森がまばらな島のように存在している
    そよ風が吹くと、舞い踊る草の絨毯がさわさわと楽しげにささやいた
    分かれ道を通り過ぎる度に、道は徐々に細くなり、足首に草が触れる程になった
    行商人の荷馬車の通った轍が、草を踏みつけて土に還し、君たちの進むべき道の体を辛うじて保っている
     

    石を踏みつけて 、荷車が跳ねる頻度も高くなってきた
    朝は心地よかった春の陽気も、日が昇って蒸し暑いものに移り変わる
    「はぁっ、 ふぅ………….」
    マーシャの息遣いも荒くなった
    ここ数日、荷物を押して歩き続けているが、彼女は足が痛いなどの泣き言は1つも口にしなかった
     
    「はぁっ、 はぁっ……….. あれ?」
    彼女の足が止まった
    目の前の草原は盛り上がり、なだらかな登り坂になっている
    「ふんっ!! うぐぐぐっ……….」
    マーシャは荷車に力を込めるが、そこから一歩も動かない

    君の方をちらりとみた……
    が、すぐに首を振る
    「くぅ…… なんのこれしき!」
    彼女は一度荷車を下げて、坂道との間に十分な距離をとった
    そして、持ち手に力を込めて握ると、
    助走をつけて一気に駆け上がる
    「ふがあああ~~~~っ!!」

    なだらかな坂道の、半分程まで進むと、
    その速度は見る間に落ちていった
    「へぶっ!」
    彼女も転んだ

    支えを失った荷車は、坂を滑り落ちて暴走を始める
    「ああっ、まって!  とまれえええ~っ!!」

    君は………….

    > 応援して励ます
    > 後ろから押して力を貸す
    > 小分けし運んで軽くすることを提案する
    > 先に村へ向かう
    



    ポツリ、としずくが頬を打つ
    ダラムの町を発ってから3日目、雲の上で日は傾き、曇天に覆われた空は暗さを増していた
    辺りにはしっけた土のにおいが漂い、この雨粒が強くなると君の経験を想起させる

    「あーっ、 やっぱりふってきた!」

    レンジャーの心得がある君たちとっては、この天気を数時間前に予測することは容易だった
    マーシャの案内で、道外れに遺跡の残骸を見つけると、今日の休憩場所をここに決めた
    今は暖をとるための薪を、乾いているうちに集めている最中だった

    石造りの建物は、ほどんどのものが既に壊れて切っていて、柱や壁のみが歴史の足跡を成している
    それらに囲まれていた小さな地下室は、まだ埋もれずに残っているようだった
    中身は既に空っぽで、舞い込んだ土で汚れていたが、雨風は通ってこない
     
    君たちは薪を抱えて遺跡に戻ったが、雨足からは逃げ切れなかった
    地下室の中へ逃げ込む頃には、どっぷりと水を被っていた

    「あ~あ! 最後の薪はダメになっちゃったね」
    水を吸ってしまった燃料を部屋の隅に片付けながら、マーシャは落胆の声をあげた
    それから、君のほうを振り返って闇の中に目を凝らす
    「ゾイもびしょびしょじゃん!  さむくない?
     タオルあるよ」
    マーシャはカバンの中から引っ張り出すと、もこもこのタオルを君に差し出す
    その手は少し震えていた

    「火も点けよっか! もう暗いしね」
    君も集めた薪を組み立てると、カバンを漁って火口箱を取り出した
    しばらくの間カチカチと音が響いたあと、彼女は火種に息を吹きかける
    灯りが次第に大きくなって、部屋の中の闇を暖かな光が照らし始めた
     
     
    「ふあ~~ぁっ! あったか~~~い!!
     おいでよ! あったかいよ!」
    光を全身に浴びて感性をあげた彼女は、君を手招きして暖に誘う

    その後、濡れてしまった薪を組み上げて、簡易の物干し竿を作った
    彼女はレーザーアーマーを脱いでそこに干すと、濡れたシャツ1枚になった
    「ゾイも干す? 上着かして!」
     

    一仕事終えたマーシャは、大きく伸びをすると暖の前にだらりと座り込んだ

    強くなる雨の、喧騒から外れて
    地下室の中ではパチパチと焚き火が跳ねている
    「わたしね、ここに1回来たことあるんだ
     村をでて、王都に向かって、旅してたとき」
    まどろむような表情を浮かべたまま、つぶやくように話始めた
    気の抜けた彼女の吐息が、息継ぎをする度に聞こえてくる

    「なつかしいなぁ~!
     マーファ様のね、声が聞こえたの
     それでね、もっと強くなりたいと思ってさ…….. 修行の旅を始めたんだ
     もっとたくさんの、いろんな人たちの力になれるから」

    「わたしが出るとき、村のみんなが色々持たせてくれたっけ
     お弁当とか、お金とか、道具とか…….
     みんな、お金もちってわけじゃないのにね
     わたしのために、なんだ」

    「だから今度は、ちょっとは強くなれた、わたしが助けるんだ………
     魔物の人と、仲良くなってね、村のみんなを紹介するの
     そしたら、きっと、みんな仲良くなれるよね……….」

    君は………….

    > 成功を心に決める
    > マーシャの作戦に同意する
    > 魔物の危険性を忠告する
    

    GMより____________________
    ゾイが面白いことを言ってくれたので、書き貯めていた進行文がちょっぴり変わったとか
    期待を超えてくれますねぇ!

    真っ白だとロールプレイをしにくいと思うので、
    ロールプレイの例を選択肢風に記載しています。
    あくまでもヒントなので、この中と同じ行動でもいいですし、別のことをしてもいいですし、無視してもいいです

    次回はドイナカ村のシーンの予定です

    (背景イメージはマーシャのキャラ画像を生成したのと同じサイトで生成しました。
    背景も作れるなんてすごい!!

    Attachments:
    You must be logged in to view attached files.
    #3066
    ゾイ
    参加者

    >「お待たせ! もう行けるよ」
    ダラムの町の朝、教会から駆けてきたマーシャは、荷車を手に取った
    華奢な体でお土産の山を押しながら、外壁の門をくぐる

    俺はマーシャの隣を歩きながら言う。
    「ほんとに大丈夫か?」

    内心、手助けしてやる心構えをしなければいけないか・・・と俺は思った。

    門番も俺たちに気付くと、手を振って見送ってくれた
    >「おー! 早いな
    > 気を付けていけよー 冒険者!」
     
    「ああ、無事ここに帰って来れるよう頑張っていくぜ。
    ありがとうよ!」
    俺は門番に手を振る。
     
    見渡す限りの平原を道なりに歩いていき、徐々に草や石が多くなる。
    石を踏みつけて 、荷車が跳ねる頻度も高くなってきた
    朝は心地よかった春の陽気も、日が昇って蒸し暑いものに移り変わる

    >「はぁっ、 ふぅ………….」
    マーシャの息遣いも荒くなった
    ここ数日、荷物を押して歩き続けているが、彼女は足が痛いなどの泣き言は1つも口にしなかった
    マーシャの根性がどれだけ維持できるか見ものだな・・・
     
    >「はぁっ、 はぁっ……….. あれ?」
    マーシャの足が止まった
    目の前の草原は盛り上がり、なだらかな登り坂になっている
    >「ふんっ!! うぐぐぐっ……….」
    マーシャは荷車に力を込めるが、そこから一歩も動かない
    君の方をちらりとみた……
    が、すぐに首を振る

    俺は苦笑いをする。

    >「くぅ…… なんのこれしき!」

    マーシャは一度荷車を下げて、坂道との間に十分な距離をとった
    そして、持ち手に力を込めて握ると、
    助走をつけて一気に駆け上がる

    >「ふがあああ~~~~っ!!」

    なだらかな坂道の、半分程まで進むと、
    その速度は見る間に落ちていった

    >「へぶっ!」

    マーシャも転んだ
    支えを失った荷車は、坂を滑り落ちて暴走を始める

    >「ああっ、まって!  とまれえええ~っ!!」

    俺は慌てて荷車に駆けつけ、荷車を後ろから止める。

    俺は真っ青なマーシャに苦笑しながら話す。

    「俺が、この荷車の中である程度運べる物は、運んでやるぜ。
    もう意地張らなくていいぜ。
    俺も女性が引く荷車にしては、荷物が多すぎだと思ったんだ。
    それに気づくかなと思ったんだが・・・
    俺もからかってすまなかった。
    さあ、この坂、上ろうぜ!
    ベソかくなよ、マーシャは笑っていたほうがかわいいぜ。」


    ん、ポツリ、としずくが頬を打つ
    ダラムの町を発ってから3日目、雲の上で日は傾き、曇天に覆われた空は暗さを増していた
    辺りにはしっけた土のにおいが漂い、この雨粒が強くなると君の経験を想起させる

    >「あーっ、 やっぱりふってきた!」

    レンジャーの心得がある俺たちとっては、この天気を数時間前に予測することは容易だった
    マーシャの案内で、道外れに遺跡の残骸を見つけると、今日の休憩場所をここに決めた
    今は暖をとるための薪を、乾いているうちに集めている最中だった
    石造りの建物は、ほどんどのものが既に壊れて切っていて、柱や壁のみが歴史の足跡を成している
    それらに囲まれていた小さな地下室は、まだ埋もれずに残っているようだった
    中身は既に空っぽで、舞い込んだ土で汚れていたが、雨風は通ってこない
     
    君たちは薪を抱えて遺跡に戻ったが、雨足からは逃げ切れなかった
    地下室の中へ逃げ込む頃には、どっぷりと水を被っていた

    >「あ~あ! 最後の薪はダメになっちゃったね」

    水を吸ってしまった燃料を部屋の隅に片付けながら、マーシャは落胆の声をあげた
    それから、君のほうを振り返って闇の中に目を凝らす

    >「ゾイもびしょびしょじゃん!  さむくない?
     タオルあるよ」

    マーシャはカバンの中から引っ張り出すと、もこもこのタオルを君に差し出す
    俺はマーシャの手が少し震えていたのが分かった。

    「マーシャ、俺の身体は大丈夫、自分の身体を優先したほうがいいぜ。
    手が震えているじゃないか。」

    >「火も点けよっか! もう暗いしね」

    俺も集めた薪を組み立てると、カバンを漁って火口箱を取り出した
    しばらくの間カチカチと音が響いたあと、彼女は火種に息を吹きかける
    灯りが次第に大きくなって、部屋の中の闇を暖かな光が照らし始めた

    >「ふあ~~ぁっ! あったか~~~い!!
    > おいでよ! あったかいよ!」

    光を全身に浴びて感性をあげた彼女は、君を手招きして暖に誘う
    俺もマーシャの元に行き、暖にあたる。
    その後、濡れてしまった薪を組み上げて、簡易の物干し竿を作った
    彼女はレーザーアーマーを脱いでそこに干すと、濡れたシャツ1枚になった

    >「ゾイも干す? 上着かして!」

    俺は上着をマーシャに渡しながら、

    「ありがとう。」

    と言って上着を渡す。 

    一仕事終えたマーシャは、大きく伸びをすると暖の前にだらりと座り込んだ
    強くなる雨の、喧騒から外れて
    地下室の中ではパチパチと焚き火が跳ねている

    >「わたしね、ここに1回来たことあるんだ
    > 村をでて、王都に向かって、旅してたとき」

    マーシャは、まどろむような表情を浮かべたまま、つぶやくように話始めた
    気の抜けた彼女の吐息が、息継ぎをする度に聞こえてくる

    >「なつかしいなぁ~!
    > マーファ様のね、声が聞こえたの
    > それでね、もっと強くなりたいと思ってさ…….. 修行の旅を始めたんだ
    > もっとたくさんの、いろんな人たちの力になれるから」

    俺は、焚き火の光に映るマーシャの顔を見ながら話す。

    「俺は神の啓示とは無関係な人間だが・・・
    大地母神の啓示を受けたこそ、マーシャはこの人生を選んだ。
    将来は有名な司祭になれると思うぜ。
    俺の場合もいろんな人の助けを借りて、なんとかやってきた。
    俺も、苦しんだり、困っている人の力になるのが冒険者としての役割だと思っている。
    お互い、似たような考え方だな。」

    少し間が空いて、マーシャが喋る。

    >「わたしが出るとき、村のみんなが色々持たせてくれたっけ
    > お弁当とか、お金とか、道具とか…….
    > みんな、お金もちってわけじゃないのにね
    > わたしのために、なんだ」
    >「だから今度は、ちょっとは強くなれた、わたしが助けるんだ………
    > 魔物の人と、仲良くなってね、村のみんなを紹介するの
    > そしたら、きっと、みんな仲良くなれるよね……….」

    俺は少し考えて、慎重に話す。

    「俺は魔物が人と一緒に暮らせる時代がいつ来るのかわからない。
    そうなるまでどれだけの時間がかかるのかわからない。
    人にはそれぞれの価値観があると思う。
    マーシャの考え方も正しいものの考え方だと思う・・・。
    マーシャにひとつだけ、頼みがある。
    マーシャの自身の命を犠牲にせず、生き抜いてくれないか?
    なんだか、マーシャを見ると、心配だ。」

    +++++++++++++++++++++
    こきんです。

    あああああああああああ!
    そんな~
    頑張って書いたのにwww
    まあ冗談は別にして、
    スケベ―な展開は、今回無しにしましたw
    ああ、もったいないw
    それでは!

    memo
    HP19/19 MP17/17

    #3068
    玉鋼
    参加者

    ズシンと重みを受け止められて、暴走車は静かになった
    慌てたマーシャが追いついて、荷車の取っ手を掴む
    「だっ、、大丈夫!? いたくない……?」

    >「もう意地張らなくていいぜ。
    俺も女性が引く荷車にしては、荷物が多すぎだと思ったんだ。
    それに気づくかなと思ったんだが・・・」

    「うっ…… ごめんなさい
     できると思ったの……..」
    彼女は顔を伏せて、声がみるみる小さくなっていく

    >「俺もからかってすまなかった。
    さあ、この坂、上ろうぜ!
    ベソかくなよ、マーシャは笑っていたほうがかわいいぜ。」

    「う、うん!」
    彼女は小さく鼻をすすり上げ、目を袖でこすった
    それから、荷物を抱える君へ顔を上げて、ニンマリと笑って見せた



    >「マーシャ、俺の身体は大丈夫、自分の身体を優先したほうがいいぜ。
    手が震えているじゃないか。」

    君がタオルを返すと、彼女はそれを被ってニヤリと笑う
    「えへへ……♪  ばれちゃった?」

    >「お互い、似たような考え方だな。」
    君の呟きに聞き入っていた彼女は、顔をあげると目が輝いていた
    「そーなんだ……! 
     わたしも、ゾイも、一緒なんだね 考え方が!」
     
     
    しかし、君は少し考えて彼女に語りかける

    >「俺は魔物が人と一緒に暮らせる時代がいつ来るのかわからない。
    そうなるまでどれだけの時間がかかるのかわからない。
    人にはそれぞれの価値観があると思う。
    マーシャの考え方も正しいものの考え方だと思う・・・。」

    否定でも肯定でもない、率直な思いと、困難を示す言葉が紡がれる
    彼女は眉を八の字に下げて、身を小さく縮めた

    >「マーシャにひとつだけ、頼みがある。
    マーシャの自身の命を犠牲にせず、生き抜いてくれないか?
    なんだか、マーシャを見ると、心配だ。」

    そこまで聞いて、彼女はパチパチと瞬きした
    「……心配してくれてるの?」
    頬をほころばせて、胸をこぶしで叩く
    「だいじょーぶっ!  わたし、死んだりしないもの
     逃げ足だけは、自身あるからね!」

    「ゾイも怪我したら、わたしがすぐ治したげる!
     だから、大丈夫よ!」

    #3069
    玉鋼
    参加者

    5日程の旅を終えた夕前
    青い麦畑の間を通ると、ドイナカ村に到着した
    粗末な柵の向こう側で、武装した兵士が君たちに気がつくと、こちらへ駆けて来る

    「アーズおじさん! ひさしぶり!!」
    「マーシャじゃねぇか!?  どうしたんだァこの荷物……
     こんなに食ったら太るだろォ!」
    「ちがうわ!
     これは、みんにお土産! いっぱい買ってきたの」

    兵士が引くのを手伝おうとするが、彼女はそれを制した
    「あっ、大丈夫だよ! もう手伝ってもらってるの
     えーっと、おじさんのお土産は……. ゾイのに入ってるかも!」
     
     

    君たちが村の中を歩くと、会う人会う人がマーシャの名を呼んだ
    その度に荷物の中を探して、サンタクロースのようにプレゼントを配る
    和気あいあいとしている内に日はすっかり傾いて、あちこちからご飯の香りが漂い始めた

    「えへへ…….ごめんね! 付き合ってもらちゃって」
    彼女は申し訳なさそうに笑うと、君の手をとった
    「ねぇ、わたしの家に泊まってってよ! お礼がしたいの
     この村じゃ宿屋なんてないんだから!」

    グイグイと引っ張って、村の外れに向かって歩き始めた



    彼女が君を連れて来たのは、村から森に一番近い家だった
    木製の扉を叩いて呼びかけると、中からドタバタと音がして、無精髭の男が飛び出してきた
    「マーシャか!?」
    「おとーさんっ! ただいま!」
    彼女が飛びついてハグをすると、父はそれを抱きしめ返し、頭をなでた
    そして、家の中に振り返るとくぐもった声で叫ぶ
    「カミラァ!! 帰ってきたぞ…….マーシャがッ!!」

    料理の支度をしていた婦人は、目を潤ませてこちらを見ていた
    マーシャもすぐに駆けつけてハグをすると、母は娘の頬に唇で触れる
    母を抱きしめたまま、彼女は手招きで君を呼ぶ
    「ほら! ゾイも早くおいで!」

    君の姿をみると、母は口を両手で覆った
    「まぁ! ステキな彼氏さんね!」
    「な、なっ、なんだとぉォオオッ!!?」
    「ちっ、ちがうわよ!! そういうんじゃなくて、依頼で一緒に来てくれたの!」
    拳を握りしめた父を慌てて制する

    その後ろから、10くらいの娘が飛びついた
    「おねーちゃん! おかえりっ!」
    「ミーニャ、ただいま! 元気してた?」
    マーシャは頭を撫でながら、包帯が巻かれた娘の指を手にとる
    「これ、どうしたの?」
    「おかーさんの手伝いしてたら、包丁で切っちゃって……..」
    「えらいねぇミーニャ! ほら、おねーちゃんに見せてみて」
    彼女は包帯をほどくと、神の言葉で語りかける
    柔らかな光に包まれて、娘の切り傷は綺麗に消えた
     
     
    それから彼女は、おしゃべりに花を咲かせながら、妹と母にお土産をプレゼントしている
    その姿を和やかな顔で見守っていた父は、君に向き直ると握手を差し出した
    「狩人の、ハントです  魔物を目撃したのは私なんです
     こんな辺境に遠路はるばる、よくお越しくださいました!」

    「長旅の疲れがなければ明日にでも、魔物を見た場所を案内しましょう
     積もる話も沢山ありますが…….まずは夕食でもいかがですかね?
     大した物はありませんが、おもてなしをさせてください」



    質素なご馳走が、1人分窮屈なテーブルへ隙間なく並べられた
    家族揃って大地母神に祈りを捧げると、賑やかな宴が始まる

    「かぁァァアッ!! ウマイッ! 
     うまいぞおオオこの酒はッ!」
    ちびちびと酒をあおったハントは、口の周りを乱暴に拭った

    「ゾイが選んでくれたんだよ!」
    「へぇ…… まぁ随分と、世話になったみたいだなァ」

    父はワインを別のコップに並々と注いぐ
    「一杯どうです? これいつはあ、格別ですよ!」
    こぼれ落ちるワインを手渡して、ハントはそのまま続けた
    「どうでしたかねぇうちの娘は…….
     歳ばっか大人になって、そそっかしいままでしょうに
     迷惑ばかりかけてませんでしたかね?」
    「そんなことないわ! ちゃんと役に……..
     ぁ、、、たぶん………」

    どんどんしぼんでいったマーシャは、おもむろに顔をあげた
    「わたし、ちゃんと返せるように頑張る!
     ねぇ、ゾイは何したら喜ぶのかなぁ?」
    彼女は少し考えていたが、
    立ち上がった拍子に自分の足を見て、ぱっと顔を輝かせた
    「そうだ! マッサージはどお?
     重いの運んで、肩も足も疲れてるでしょ?」

    君は…….

    >お願いする
    >遠慮する
    >これからに期待する

    GMより_______________
    保存食の消費分のお知らせ!
    最後の日夕食は必要ないので、9×2-1=17食!
    最低でも保存食を消費しておいてください

    マーシャのデータも、会議室の方で更新しておきます

    さあ、次回はいよいよ、森の中で探索するシーンに移る予定です。
    やっておきたいことや、欲しいシーンはありますか?
    心残りは特にないですかね?
    トントン進行できたので、進行日数には少し余裕ができそうです!

    (伝えそびれていたのですが、回避判定などダイスが必要になった場合、
    PLに振られていなければ、必要に応じてGMが勝手に振ってしまうことがあるので、ご承知おきください
    BBSという特殊な形式で、進行を円滑にするためです!)

    Attachments:
    You must be logged in to view attached files.
    #3073
    ゾイ
    参加者

    5日程の旅を終えた夕前
    青い麦畑の間を通ると、ドイナカ村に到着した
    粗末な柵の向こう側で、武装した兵士が君たちに気がつくと、こちらへ駆けて来る

    >「アーズおじさん! ひさしぶり!!」
    >「マーシャじゃねぇか!?  どうしたんだァこの荷物……
    > こんなに食ったら太るだろォ!」

    >「ちがうわ!
    > これは、みんにお土産! いっぱい買ってきたの」

    兵士が引くのを手伝おうとするが、彼女はそれを制した

    >「あっ、大丈夫だよ! もう手伝ってもらってるの
    > えーっと、おじさんのお土産は……. ゾイのに入ってるかも!」

    俺は兵士に軽く会釈して、マーシャに言う。

    「マーシャ、今からみんなに土産を渡したらいいじゃないか?

    歩きながら全員に土産を渡すか?」 
    俺たちが村の中を歩くと、会う人会う人がマーシャの名を呼んだ
    その度に荷物の中を探して、サンタクロースのようにプレゼントを配る
    和気あいあいとしている内に日はすっかり傾いて、あちこちからご飯の香りが漂い始めた

    >「えへへ…….ごめんね! 付き合ってもらちゃって」

    彼女は申し訳なさそうに笑うと、君の手をとった

    >「ねぇ、わたしの家に泊まってってよ! お礼がしたいの
    > この村じゃ宿屋なんてないんだから!」

    「ちょっと待て、この村、宿屋ないのか?
    仕方がない、マーシャの世話になるか。
    こらこら、もうちょっとお手柔らかにしてくれよ。」

    マーシャは俺をグイグイと引っ張って、村の外れに向かって歩き始めた



    彼女が君を連れて来たのは、村から森に一番近い家だった
    木製の扉を叩いて呼びかけると、中からドタバタと音がして、無精髭の男が飛び出してきた

    >「マーシャか!?」
    >「おとーさんっ! ただいま!」

    彼女が飛びついてハグをすると、父はそれを抱きしめ返し、頭をなでた
    そして、家の中に振り返るとくぐもった声で叫ぶ

    >「カミラァ!! 帰ってきたぞ…….マーシャがッ!!」

    料理の支度をしていた婦人は、目を潤ませてこちらを見ていた
    マーシャもすぐに駆けつけてハグをすると、母は娘の頬に唇で触れる
    母を抱きしめたまま、彼女は手招きで俺を呼ぶ

    >「ほら! ゾイも早くおいで!」

    君の姿をみると、母は口を両手で覆った

    >「まぁ! ステキな彼氏さんね!」
    >「な、なっ、なんだとぉォオオッ!!?」

    俺はニコっと笑顔で、

    「その通りです、彼氏です。
    ゾイという戦士です。」
    と言う。

    「ちっ、ちがうわよ!! そういうんじゃなくて、依頼で一緒に来てくれたの!」

    拳を握りしめた父を慌てて制する

    その後ろから、10くらいの娘が飛びついた
    >「おねーちゃん! おかえりっ!」
    >「ミーニャ、ただいま! 元気してた?」

    マーシャは頭を撫でながら、包帯が巻かれた娘の指を手にとる
    >「これ、どうしたの?」
    >「おかーさんの手伝いしてたら、包丁で切っちゃって……..」
    >「えらいねぇミーニャ! ほら、おねーちゃんに見せてみて」
    彼女は包帯をほどくと、神の言葉で語りかける
    柔らかな光に包まれて、娘の切り傷は綺麗に消えた
     
     
    それから彼女は、おしゃべりに花を咲かせながら、妹と母にお土産をプレゼントしている
    その姿を和やかな顔で見守っていた父は、君に向き直ると握手を差し出した

    >「狩人の、ハントです  魔物を目撃したのは私なんです

    > こんな辺境に遠路はるばる、よくお越しくださいました!」

    「どうも、ハントさん。
    あなたが魔物を目撃されましたか?
    私は冒険者のゾイと申します。
    魔物をなんとかしてみましょう。
    それが私の役目なので。」
    俺はハントの手を握りながら、優しい目で話す。

    >「長旅の疲れがなければ明日にでも、魔物を見た場所を案内しましょう
    > 積もる話も沢山ありますが…….まずは夕食でもいかがですかね?
    > 大した物はありませんが、おもてなしをさせてください」

    俺は自分の荷物を下ろしながら言う。
    「私も保存食には飽きました。
    夕食をいただけるのなら、ハントさんに甘えさせてもらいましょうか。
    魔物の話でもさせていただければありがたいのですが。」



    質素なご馳走が、1人分窮屈なテーブルへ隙間なく並べられた
    家族揃って大地母神に祈りを捧げると、賑やかな宴が始まる

    >「かぁァァアッ!! ウマイッ! 
    > うまいぞおオオこの酒はッ!」

    ちびちびと酒をあおったハントは、口の周りを乱暴に拭った

    >「ゾイが選んでくれたんだよ!」
    >「へぇ…… まぁ随分と、世話になったみたいだなァ」

    父はワインを別のコップに並々と注いぐ
    >「一杯どうです? これいつはあ、格別ですよ!」

    俺はコップを受け取り、少し口に付け、ワインを嗜む。

    >「どうでしたかねぇうちの娘は…….
    > 歳ばっか大人になって、そそっかしいままでしょうに
    > 迷惑ばかりかけてませんでしたかね?」

    俺は少し声を小さくしてハントに言う。

    「司祭としての経験は確かな実力をお持ちだと思います。
    ただ、無鉄砲なところがありますが・・・
    しっかりと自分を持っている娘さんですね。
    なんせ、私の彼女ですから。」

    >「そんなことないわ! ちゃんと役に……..
    > ぁ、、、たぶん………」
    どんどんしぼんでいったマーシャは、おもむろに顔をあげた
    >「わたし、ちゃんと返せるように頑張る!
    > ねぇ、ゾイは何したら喜ぶのかなぁ?」

    彼女は少し考えていたが、
    立ち上がった拍子に自分の足を見て、ぱっと顔を輝かせた

    >「そうだ! マッサージはどお?
    > 重いの運んで、肩も足も疲れてるでしょ?」

    俺は少し嫌な予感がしないでもないが、マーシャに言う。

    「じゃあ、よろしく頼む。
    なるべく痛くないように、お願いするよ。」
    ******
    俺はハントに魔物について聞いてみる。

    「魔物が現れた場所に、近くに遺跡みたいなものがないでしょうか?
    その魔物の住処になるような、洞窟や洞穴みたいなものが村の近くにあるのでしょうか?
    村周辺の地形を教えていただけないでしょうか?
    依頼書に書いていた事を、念のため確認の為に、再度、お聞きしますが、魔物の風貌とか、大きさなどおしえていただけないでしょうか?
    魔物に遭遇したのは、一度だけでしょうか?
    確かハントさんが逃げた時、魔物は追いかけてきたと聞きましたが、追いかける速さはハントさんと同じくらいでしょうか?
    何か魔物の情報に関して、最新の情報があれば、教えていただけないでしょうか?」

    俺は一息ついて、コップに残ったワインを口に付ける。

    「とりあえず、あとは襲われた現場で調べないとわからないですね。
    それでは、明日、よろしくお願いします。」
    俺はハントに言う。

    ++++++++++
    こきんです。
    なんか超特急に突っ走っているように感じますがw
    一応、質問も書き書きしました。
    さあ、次回から現場ですね!
    それでは、予備ダイスです。

    21:25:48 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[2,3,1,1,5,3]=15

    memo
    HP19/19 MP17/17

    保存食 83食-17食=66食

    #3075
    玉鋼
    参加者
    >「しっかりと自分を持っている娘さんですね。
    なんせ、私の彼女ですから。」

    「ぐふッ!!?」
    酒を口にしていた父がむせ込んだ
    隣の母は、君を見て微笑んでいる

    「ちょっ、ちょっと!! そんなにからかっちゃダメだよっ!
     ほ、、本気にしちゃうでしょ……..」
    マーシャはみるみる赤くなる顔を伏せた

    「ゴホッ、ゴホエフッ!! 
     今確かに、、ゴフッ、  聞き捨てならねぇことが聞こえたが………
     最初のあれは、ジョークじゃあなかったのか?」
    ハントは口を拭いながら君を睨みつける

    暫くして彼は、顎をなでながら低く唸り、品定めする
    「よく鍛えている……. 礼儀もいい……. 仲良くやってる…….
     ウゥ~~ッ、まだッ! まだ認めんぞオオォッ!!」
    勢いのままに酒を飲み干し、ジョッキを机に叩きつけた
    その後、そっぽを向いたまま1人で喋り続ける
    「まぁ、、なんだ
     娘と共に依頼をこなして、無事に王都まで連れ帰ったなら、、、
     考えてやらんこともないが………..」

    「もうっ! おとーさんまで!!」
    立ち上がったマーシャは、ソワソワと席に座り直す
    彼女は髪を耳にかけて、横目でチラリと君を見た
    「ほ、ほんとに、本気なの……?
     わらうところなのかなぁ……」



    「遺跡、かァ……..」
    最後の肉をほおばりながら、ハントは斜め上を空目する
    「確かに、昔の建物みたいななれ果ては、森の中でもよく見るな!
     とはいっても、ほとんどぶっ壊れて埋もれてるから、見る影もねぇ
     村の周りや平原でも、よく見かけるようなもんだ
     冒険者が期待するような、価値やお宝なんざ残っちゃいねえよ」

    「洞窟や洞穴なんて、ちょっと歩けばいくらでもあるぜ
     松明1本で終わりが見えるような、小さなもんだがな
     だが、動物はそういうとこで寝るもんだ!
     怪物もそうなのかは知らんが…….」

    彼は羊皮紙を1枚持ってくると、大雑把だが的確な森の地図を描いた
    周辺の地形を一筆で描いて、役立つ情報を書き足していく
    魔物を見た森の奥地、足を滑らせると危ない場所、川と湖、熊や狼の寝床、迷ったときの帰り道と目印などなど…….
    地図を丸めて君に渡す
    「まあ、ざっとこんなもんだ!
     あとはいくら描き込もうが言葉で話そうが、ぐちゃぐちゃになって伝わりやしないさ
     自分の目で見た方が早いだろ」

    >「魔物の風貌とか、大きさなどおしえていただけないでしょうか」
    ハントは眉を寄せて話し出す
    「あぁ……. 思い出すだけでチビリそうだ
     聞いてるかもしれんが、上半身はべっぴんさんだったよ
     腹から下が虫じゃなきゃ、暖かいスープでもご馳走してやれたんだがな」

    「大きさは…… そうだな
     体の部分はちょうど、今のマーシャと同じくらいか?
     だが立ち上がったときの背は、俺よりも大きかった
     正確にはわからんが、頭1つ…….2つ分くらいかもな
     今思えば、あんまりノッポって感じはしなかったな……..なんでだろうな」

    「そいつに会ったのは、一度きりだ
     恥ずかしい話だが、あれから出会った方には近づけてねえんだ
     狩りをするときはいつも、森の反対側さ
     村のやつらもみんな、畑に出るだけでおっかなびっくりしてる」

    「やつの速さはわからねえ
     逃げるのに必死で、振り返っている余裕なんてなかったんだ
     ただ嫌な音だけが、ずっと後ろからついて来やがった
     ずっとな……….」
    そこまで話すと、ハントは目を伏せた
    大きく、長いため息をついて、口を開く
    「俺の全力の足についてこれるのは、間違いないだろうな
     だが、やつは全力じゃなかったかもしれん
     なんにも分からなくてすまんな…………」

    「最新の情報か……..
     話が村に広まってからは、みんなおかしなことを言い出し始めたぜ
     家が揺れたとか、変な声が聞こえたとか、パンがなくなったとかな
     それもこれも全部、あの魔物せいらしい
     参考になるか?」



    「ゾイ~、  こっちこっち!」
    冒険者からは程遠い、ゆったりとした寝間着を身にまとって、マーシャが手招きで君を呼んだ

    連れて来られたのは、彼女の寝室だった
    数年前に暮らしていた頃の家具やぬいぐるみは、多少片付けられたもののまだ面影が残っている
    2人が過ごすには窮屈で、ロウソクの台もない
    寒く、窓の月明かりだけが頼りの闇の中で、木と土に混じって甘い香りがした

    「おきゃくさま~♪ こちらに……あたっ!?
     こ、こちらにねてくださ~い!」
    彼女はベッドに躓くと、つま先をさすりながら腰掛ける
    ポンポンと叩いた寝台は、敷き詰めた干し草を清潔なシーツで包み、野宿とは比べ物にならない柔らかさになっていた

    君がベッドにうつ伏せになれば、マーシャは掛け布団と共に覆いかぶさった
    君の上に座ったまま跨いで、その背中に触れる
    「疲れたとこはどこかな~?
     ゆ~っくりほぐしてあげるからね~♪」
    細い指が、腰の背筋をもみ押しながら、徐々に上へ登る
    君の強靭な筋肉では、彼女の指圧はあまりにも力不足だった
    しかしマーシャは、それを補うために体重を駆使しているようだ
    「か、かたい……. すっごい凝ってる!
     あんなにたくさん、持ってくれたからね~……..」

    やがて首筋の筋肉へ辿り着き、肩の肉へと移動する
    手のひら全体と体重をかけて、パン生地をこねるように丹念に揉み拉く
    「どお? きもちいい?
     このまま寝ちゃってもいいんだよ~♪」

    君がお礼を言えば、彼女は気を良くして穏やかに笑う
    力が弱いこと指摘するなら、より一生懸命に体重を乗せるだろう
     
    しばらくして
    君の足を揉んでいた握力は、ますます弱まっていった
    マーシャは君のつま先の方へ崩れ落ち、おかしな格好で寝たままマッサージを続けている

    「ここ…… きもちいい、でしょ…….
     おかーさん…….してくれたの……….」
    ふにゃふにゃと何かをつぶやきながら、
    次第にその声も遠のいていった

    GMより______________
    まずは返信から!
    進行はもうしばらくお待ちください

    #3078
    ゾイ
    参加者

    >「遺跡、かァ……..」
    最後の肉をほおばりながら、ハントは斜め上を空目する
    >「確かに、昔の建物みたいななれ果ては、森の中でもよく見るな!
    > とはいっても、ほとんどぶっ壊れて埋もれてるから、見る影もねぇ
    > 村の周りや平原でも、よく見かけるようなもんだ
    > 冒険者が期待するような、価値やお宝なんざ残っちゃいねえよ」
    >「洞窟や洞穴なんて、ちょっと歩けばいくらでもあるぜ
    > 松明1本で終わりが見えるような、小さなもんだがな
    > だが、動物はそういうとこで寝るもんだ!
    > 怪物もそうなのかは知らんが…….」
    彼は羊皮紙を1枚持ってくると、大雑把だが的確な森の地図を描いた
    周辺の地形を一筆で描いて、役立つ情報を書き足していく
    魔物を見た森の奥地、足を滑らせると危ない場所、川と湖、熊や狼の寝床、迷ったときの帰り道と目印などなど…….
    地図を丸めて君に渡す
    >「まあ、ざっとこんなもんだ!
     あとはいくら描き込もうが言葉で話そうが、ぐちゃぐちゃになって伝わりやしないさ
     自分の目で見た方が早いだろ」
    >「魔物の風貌とか、大きさなどおしえていただけないでしょうか」
    ハントは眉を寄せて話し出す
    >「あぁ……. 思い出すだけでチビリそうだ
    > 聞いてるかもしれんが、上半身はべっぴんさんだったよ
    > 腹から下が虫じゃなきゃ、暖かいスープでもご馳走してやれたんだがな」
    >「大きさは…… そうだな
    > 体の部分はちょうど、今のマーシャと同じくらいか?
    > だが立ち上がったときの背は、俺よりも大きかった
    > 正確にはわからんが、頭1つ…….2つ分くらいかもな
    > 今思えば、あんまりノッポって感じはしなかったな……..なんでだろうな」
    >「そいつに会ったのは、一度きりだ
    > 恥ずかしい話だが、あれから出会った方には近づけてねえんだ
    > 狩りをするときはいつも、森の反対側さ
    > 村のやつらもみんな、畑に出るだけでおっかなびっくりしてる」
    >「やつの速さはわからねえ
    > 逃げるのに必死で、振り返っている余裕なんてなかったんだ
    > ただ嫌な音だけが、ずっと後ろからついて来やがった
    > ずっとな……….」
    そこまで話すと、ハントは目を伏せた
    大きく、長いため息をついて、口を開く
    >「俺の全力の足についてこれるのは、間違いないだろうな
     >だが、やつは全力じゃなかったかもしれん
     >なんにも分からなくてすまんな…………」
    >「最新の情報か……..
    > 話が村に広まってからは、みんなおかしなことを言い出し始めたぜ
    > 家が揺れたとか、変な声が聞こえたとか、パンがなくなったとかな
    > それもこれも全部、あの魔物せいらしい
    > 参考になるか?」
    俺は真剣な顔をしてハントの目を見て話す。
    「ハントさん、役立つ情報、ありがとうございました。
    参考になります。
    ただ、最新の情報に関しては、どうも、小鬼の類の悪ふざけと思えるのですが・・・
    とりあえず、明日、私達は森の中に行くとします。
    地図を作っていただきありがとうございました。」


    >「ゾイ~、  こっちこっち!」
    冒険者からは程遠い、ゆったりとした寝間着を身にまとって、マーシャが手招きで君を呼んだ
    連れて来られたのは、彼女の寝室だった
    数年前に暮らしていた頃の家具やぬいぐるみは、多少片付けられたもののまだ面影が残っている
    2人が過ごすには窮屈で、ロウソクの台もない
    寒く、窓の月明かりだけが頼りの闇の中で、木と土に混じって甘い香りがした
    >「おきゃくさま~♪ こちらに……あたっ!?
    > こ、こちらにねてくださ~い!」
    彼女はベッドに躓くと、つま先をさすりながら腰掛ける
    ポンポンと叩いた寝台は、敷き詰めた干し草を清潔なシーツで包み、野宿とは比べ物にならない柔らかさになっていた
    君がベッドにうつ伏せになれば、マーシャは掛け布団と共に覆いかぶさった
    君の上に座ったまま跨いで、その背中に触れる
    >「疲れたとこはどこかな~?
    > ゆ~っくりほぐしてあげるからね~♪」
    細い指が、腰の背筋をもみ押しながら、徐々に上へ登る
    君の強靭な筋肉では、彼女の指圧はあまりにも力不足だった
    しかしマーシャは、それを補うために体重を駆使しているようだ
    >「か、かたい……. すっごい凝ってる!
    > あんなにたくさん、持ってくれたからね~……..」

    俺は目を閉じたまま、黙って、気持ちいい顔をする。
    やがて首筋の筋肉へ辿り着き、肩の肉へと移動する
    手のひら全体と体重をかけて、パン生地をこねるように丹念に揉み拉く
    >「どお? きもちいい?
    > このまま寝ちゃってもいいんだよ~♪」
    俺はマーシャに気持ちよさそうに言う。
    「ありがとうな!マーシャ、まだまだ頼むぜ。」
    マーシャは気を良くして穏やかに笑う
     
    しばらくして
    君の足を揉んでいた握力は、ますます弱まっていった
    マーシャは君のつま先の方へ崩れ落ち、おかしな格好で寝たままマッサージを続けている
    >「ここ…… きもちいい、でしょ…….
    > おかーさん…….してくれたの……….」
    ふにゃふにゃと何かをつぶやきながら、
    次第にその声も遠のいていった
    俺は、そっと起き上がり、マーシャの身体を持ち上げ、ベッドに寝かせる。
    布団を掛け、熟睡しているマーシャの顔を見て、安心した。
    俺はマーシャの部屋を出て、台所で料理の片付けをしているマーシャの母に話しかける。
    「少し、お聞きしたい事があるのですが、よろしいでしょうか?
    マーシャさんの事ですが、彼女の生い立ちなど、ユニークな話を聞きたいのです。
    なぜ、マーシャさんは、あんなに優しいほど優しいお嬢さんに育ったのでしょうか?
    それが大地母神の声を聴くきっかけとなったと思っていいのでしょうか。」

    +++++++++++++
    こきんです。
    すこし、RPさせてもらいました。
    エッチはダメよダメダメw
    これでいいかな~

    memo
    HP19/19 MP17/17

    保存食 83食-17食=66食

    #3079
    玉鋼
    参加者

    「あらあら、うふふ! マーシャの話が聞きたいの?」
    母は君に笑いかけると、作業をしながら話し始めた

    「どうしてあんなにいい子に育ってくれたのかは、私にもわからないのだけど……
     ミーニャが生まれたからかしら?
     年の離れた妹を、よく可愛がってお世話してくれてたし、お手伝いも喜んでしてくれてたわ」

    「でも、優しかったのはもっと前からかも!
     主人がウサギを捕ってきたときも、かわいそうだって言ってたわね
     それでもちゃんと、命をいただいて生きてくことを、主人から学んでくれたわ」

    母は拭いた皿をしまっているうちに思い出し、ポンと手を打った
    「そういえば! あの子は小さい頃、体がとっても弱かったわ
     病気がちで、力もなくて、走ることもできない……..
     だけど外が好きみたいで、いつも私か誰かについてもらって、散歩をしてたの
     元気な子に産んであげられなくて、かわいそうなことをしたなって、思うわ………」

    「それでも、あの子が強くなったのは…….. 
     そう! ちょうどあの風邪が治った後ね!
     それからは他の子達と一緒に、外でも遊べるようになった気がするわ」

    「酷い熱で寝込んだことがあったのよ。 私も一緒にね
     体中が熱さも感じないくらいに痺れて、何日も動けなかったの
     このまま、死んじゃうんじゃないかって思ったわ」

    「でも、ある日すっかり治っちゃったのよ! マーシャが先で、その後に私も!
     あの子は、マーファ様のおかげだって言ってたわ……. 私もそう思うの
     マーファ様があの子に、元気を授けてくださったって!
     それからはマーファ様の奇跡も、あの子が使うようになった気がするわ」

    母は話し終えると、輝いた顔を君に向けた
    「どお? 欲しかったことは、話せたかしら?
     あの子のことを、もっと知りたいと思ってくれて、お母さんはとっても嬉しいわ!」

    GMより_____________
    楽しんでいただけているようで何よりです!!
    GMもノリノリになったので、ちょっとしたサービスです!

    #3080
    玉鋼
    参加者

    ハントに案内されて、君たちは森の奥へ歩いていた
    ぼんやりと漂う霧が木漏れ日を捕まえて、光の線が降り注ぐ様をはっきりと見せる
    君が道なき道を踏むたびに、茂みについた朝露が靴を濡らした

    「わ~ぁっ! 懐かしい、ここ!!」
    木々の間を跳ねるように駆け回って、マーシャは空を指さした
    「あそこね! ハート型に開いててかわいいんだよ!
     …….ぉわっ!?」
    苔むした瓦礫をふんずけて、マーシャがバランスを崩す
    小鳥たちのさえずりがこだまし、風に揺れる草木がマヌケな小娘を笑った

    「大丈夫かァ? マーシャ!
     家で寝ていてもいいんだぞ」
    「だいじょーぶ! ちょっとよそ見してただけだから!」
    体制を立て直し、彼女は再び跳ね回る
    「わたし、一番にその人と会いたい! 
     会って話をするの……. だから寝てなんてられないわ!」
     
     
    「ヒト、、ねェ……….」
    ハントは横目で君を見ると、羽帽子を深く被りなおした
    「まぁ、なんか起きたら、お前さんがどうにかしてくれる
     …….そうなんだろ?」
    マーシャは跳ねて戻ってくると、伏せている父の顔を覗き込んだ
    「おとーさんこそ、大丈夫なの?
     あんなに怖そうにしてたのに」
    「ばっ、、、ばかやろう! 娘を置いて……
     ほ、ほっとけるかよッ!」

    娘の頭をわしゃわしゃと撫でて、父は足早に歩き出した
    「さっさとここを抜けちまおうぜ!
     目的地は、もうすぐそこなんだからな」



    「…….ここだ」
    ハントが呟いて足を止める
    指している場所には、何の変哲もない茂みが一面に生えている
    周りを見渡しても、古い倒木と埋まった遺跡の残骸程度しか、目印になりそうなものがなかった

    「俺はここで、やつを見つけたんだ
     ……見ろ! これは俺が逃げ出したときの足跡じゃないか?
     無様だなァ! ハハハ…….」
    自然の中にほとんど消されてしまっているが、ハントの跡らしいものは僅かに残っていた
    猪の足跡か、判別のつかないものもあるが、たどれば時折、彼の靴跡が見えてくる

    「これ、おとーさんの足跡なんだ!
     モンスターの人の、足跡はないの?」
    「………ないな
     俺の後を、つけていたはずなのに」

    レンジャーの心得のある君でも、魔物の足跡を見つけることは出来なかった
    どんなに時間をかけても、落ち葉をかきわけても
    ハントの跡を追う影は、どこにも見当たらない
     
     
     
    ふと、
    君が空を見上げたときに、折れた枝が目にとまった
    生い茂る木々のうち、細い枝が1つ、中身を晒して何日か過ごしていた

    ハントの逃げた跡を追って、その間の空を見上げれば
    何本かの折られた枝を見つけることができる

    「ま、まさか……  木を伝って追いかけてたって言うのか!?
     俺の後ろじゃあなくて、上を……ッ!」
    君が伝えると、ハントは目を丸くして声を荒げた

    それから君の肩を叩くと、魔物を見た現場に向けて歩き出す
    「もう一度探そうぜ  見るのは下じゃなくて上だ
     辿るのは俺の跡じゃあなくて………その逆側をな」



    折れた木の枝追って、しばらく歩いていた
    日は真上を通り過ぎて、既に傾きつつある
    マーシャはたらりと汗を流し、胸元の襟を掴んであおぐ
    ハントも黙ったまま首を回して、ぽきぽきと小さな音を鳴らした

    「なんかすごい……ドキドキしてきた!
     もうすぐ会えるのかな?」
    マーシャが沈黙を破る
    「どうだろうな……..」
    ハントは釣れない返事をした

    草を踏む足音と小鳥のさえずりが、やけに大きく聞こえた

     
    ギィィィ…….
     ギィィィィィ………………..

    君の耳が何か捉えた
    鳥の鳴き声だろうか?
    それにしてはガサついた、朽ちかけのドアのような声だ

    マーシャは聖印をギュッと握りしめて、静かに息を飲んだ
    ハントは君に声をかける
    「行ってみるか?  ちょうど、枝が折れている方向だ」



    ギィィィ!
     ギィィィィィッ!!

    声は次第に大きくなる

    たどり着いたその先は、小さな川の広場だった
    せせらぎが岩の道を流れ、木のない空間ができていた
    その脇にはの巨岩はぽっかり口を開き、暗い洞窟を成している

    ギィィ…….
     ギィギィィッ!!

    声は洞窟の中から響いているようだ

    「ゾイ! わたし、会いに行ってもいい……?」
    マーシャが声を潜めて君に尋ねた
    「なにィ!? バカを言うんじゃあないッ
     急に襲ってくるかもしれないんだぞ……ッ!!」
    目ざとく聞き付けたハントが、マーシャの腕を掴んで離さない
    「だいじょーぶだよ、おとーさん! 危なかったら、すぐ逃げるから……」
    「危なくなってからじゃあ遅いだろ!
     ゾイも止めてくれ! お前なら、わかってくれるよなァ……!?」
    「ゾイがいっしょなら、きっと大丈夫だと思うの
     ねっ! ついて来てくれる? お願い……っ!」
    マーシャは君の手をとった

    君は…….

    >1人で行く
    >2人で行く
    >3人で行く
    >ここから逃げる

    GMより____________________
    ここまで一気に進行!
    さて、ゾイはどうするんですかね?

    暗い洞窟の中をよく見るためには、松明を点けて近づく必要があります
    洞窟の中を注視すれば、当然周囲は疎かになります

    #3083
    ゾイ
    参加者

    ハントに案内されて、俺たちは森の奥へ歩いていた
    ぼんやりと漂う霧が木漏れ日を捕まえて、光の線が降り注ぐ様をはっきりと見せる
    俺が道なき道を踏むたびに、茂みについた朝露が靴を濡らした
    >「わ~ぁっ! 懐かしい、ここ!!」
    木々の間を跳ねるように駆け回って、マーシャは空を指さした
    >「あそこね! ハート型に開いててかわいいんだよ!
    > …….ぉわっ!?」
    苔むした瓦礫をふんずけて、マーシャがバランスを崩す
    小鳥たちのさえずりがこだまし、風に揺れる草木がマヌケな小娘を笑った
    >「大丈夫かァ? マーシャ!
    > 家で寝ていてもいいんだぞ」
    俺もハントと同時にマーシャに声をかける。
    「おい、何かあったのか?」
    >「だいじょーぶ! ちょっとよそ見してただけだから!」
    体制を立て直し、彼女は再び跳ね回る
    >「わたし、一番にその人と会いたい! 
    > 会って話をするの……. だから寝てなんてられないわ!」
     
     
    >「ヒト、、ねェ……….」
    ハントは横目で君を見ると、羽帽子を深く被りなおした
    >「まぁ、なんか起きたら、お前さんがどうにかしてくれる
    > …….そうなんだろ?」
    俺はハントの顔を見て、困った顔で言う。
    「一匹だけなら、なんとかなるとは思うが・・・」
    マーシャは跳ねて戻ってくると、伏せている父の顔を覗き込んだ
    >「おとーさんこそ、大丈夫なの?
    > あんなに怖そうにしてたのに」
    >「ばっ、、、ばかやろう! 娘を置いて……
    >ほ、ほっとけるかよッ!」
    俺も続けて言う。
    「彼女をほっとける訳ないぜ、マーシャ!」
    娘の頭をわしゃわしゃと撫でて、父は足早に歩き出した
    >「さっさとここを抜けちまおうぜ!
    > 目的地は、もうすぐそこなんだからな」



    >「…….ここだ」
    ハントが呟いて足を止める
    指している場所には、何の変哲もない茂みが一面に生えている
    周りを見渡しても、古い倒木と埋まった遺跡の残骸程度しか、目印になりそうなものがなかった
    >「俺はここで、やつを見つけたんだ
     ……見ろ! これは俺が逃げ出したときの足跡じゃないか?
     無様だなァ! ハハハ…….」
    自然の中にほとんど消されてしまっているが、ハントの跡らしいものは僅かに残っていた
    猪の足跡か、判別のつかないものもあるが、たどれば時折、彼の靴跡が見えてくる
    >「これ、おとーさんの足跡なんだ!
    > モンスターの人の、足跡はないの?」
    >「………ないな
    > 俺の後を、つけていたはずなのに」
    レンジャーの心得のある君でも、魔物の足跡を見つけることは出来なかった
    どんなに時間をかけても、落ち葉をかきわけても
    ハントの跡を追う影は、どこにも見当たらない
     
     
     
    ふと、
    君が空を見上げたときに、折れた枝が目にとまった
    生い茂る木々のうち、細い枝が1つ、中身を晒して何日か過ごしていた
    ハントの逃げた跡を追って、その間の空を見上げれば
    何本かの折られた枝を見つけることができる
    >「ま、まさか……  木を伝って追いかけてたって言うのか!?
    > 俺の後ろじゃあなくて、上を……ッ!」
    君が伝えると、ハントは目を丸くして声を荒げた
    それから君の肩を叩くと、魔物を見た現場に向けて歩き出す
    >「もう一度探そうぜ  見るのは下じゃなくて上だ
    > 辿るのは俺の跡じゃあなくて………その逆側をな」



    折れた木の枝追って、しばらく歩いていた
    日は真上を通り過ぎて、既に傾きつつある
    マーシャはたらりと汗を流し、胸元の襟を掴んであおぐ
    ハントも黙ったまま首を回して、ぽきぽきと小さな音を鳴らした
    >「なんかすごい……ドキドキしてきた!
    > もうすぐ会えるのかな?」
    マーシャが沈黙を破る
    >「どうだろうな……..」
    ハントは釣れない返事をした
    草を踏む足音と小鳥のさえずりが、やけに大きく聞こえた
     
    ギィィィ…….
     ギィィィィィ………………..
    君の耳が何か捉えた
    鳥の鳴き声だろうか?
    それにしてはガサついた、朽ちかけのドアのような声だ
    マーシャは聖印をギュッと握りしめて、静かに息を飲んだ
    ハントは君に声をかける
    >「行ってみるか?  ちょうど、枝が折れている方向だ」
    俺はハントに頷き、呪剣を背中の鞘から引き抜く。



    ギィィィ!
     ギィィィィィッ!!
    声は次第に大きくなる
    たどり着いたその先は、小さな川の広場だった
    せせらぎが岩の道を流れ、木のない空間ができていた
    その脇にはの巨岩はぽっかり口を開き、暗い洞窟を成している
    ギィィ…….
     ギィギィィッ!!
    声は洞窟の中から響いているようだ
    >「ゾイ! わたし、会いに行ってもいい……?」
    マーシャが声を潜めて君に尋ねた
    >「なにィ!? バカを言うんじゃあないッ
    > 急に襲ってくるかもしれないんだぞ……ッ!!」
    目ざとく聞き付けたハントが、マーシャの腕を掴んで離さない
    >「だいじょーぶだよ、おとーさん! 危なかったら、すぐ逃げるから……」
    >「危なくなってからじゃあ遅いだろ!
    > ゾイも止めてくれ! お前なら、わかってくれるよなァ……!?」
    >「ゾイがいっしょなら、きっと大丈夫だと思うの
    > ねっ! ついて来てくれる? お願い……っ!」
    マーシャは君の手をとった
    俺はマーシャ、ハントに提案する。
    「多分、大丈夫だとは思いますが、マーシャ、お前は、ハントさんと一緒にここで待っててくれないか。
    俺は洞窟の周囲一帯に何があるかどうかを確かめたい。
    下手をすれば、何らかの罠なり待ち伏せがあるかもしれない。
    俺が調べている間、洞窟の入り口を今いる場所から、二人で見張っててくれないか?
    ハントさん、決して娘さんを中に入れないよう、しっかり押さえつけてください。
    ハントさん、マーシャ、洞窟の入り口で何かあれば、俺に教えてください。
    なぜか、相手がその怪物となんか違うような感じがして・・・
    周囲に何もなければ、俺とマーシャで洞窟内に入りましょう。ハントさんは入口で見張っててください。
    その時は、マーシャ、俺の後に松明を点けてついてきてくれるか?
    それと約束してくれ、マーシャ。
    決して俺の前に飛び出さないでくれ。
    俺が相手と大剣を振りかざして戦うのに邪魔になるから。
    絶対、魔物と話そうとは、今は考えないでくれ。
    どうも、本能だけで生きている怪物のような感じがする。
    マーシャ、魔物と話す前にお前が食われる可能性が高い。
    少し、冷静になってくれないか?」

    ++++++++++++++

    こきんです。
    まず、ゾイ一人で、洞窟の周囲を捜索し、なにがあるか(骨や足跡など)、魔物の待ち伏せ等を警戒する。
    周囲に何もなければ、洞窟の中にゾイ、マーシャ二人で入っていきます。そのときは、ハントは入り口で警戒してもらいます。洞窟内では、ゾイが先頭、松明はマーシャが持ちます。装備はクリムゾン・ドレイク、クリムゾン・バルチャー、クイックネスリング、シャープネスリング、パリ―パリーでいきます。
    ただ、洞窟内で扉がギィギィなっていただけで、何もなければ、いいんですけどね。

    捜索
    21:26:24 こきん@ゾイ 捜索 2d6+4 Dice:2D6[3,2]+4=9
    危険感知
    21:26:51 こきん@ゾイ 危険感知 2d6+4 Dice:2D6[5,5]+4=14

    21:27:42 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[5,4,2,6,6,3]=26

    memo
    HP19/19 MP17/17

    保存食 83食-17食=66食

15件の返信を表示中 - 1 - 15件目 (全88件中)
  • このトピックに返信するにはログインが必要です。