【終了】 名もなき怪物

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  • このトピックには88件の返信、2人の参加者があり、最後に玉鋼により2年、 8ヶ月前に更新されました。
  • 作成者
    トピック
  • #3027
    玉鋼
    参加者

    名もなき怪物のセッションです

    「名もなき怪物」 会議室

    PC:
    * “血まみれの” ゾイ 
     ファイター5/レンジャー2/セージ3
     HP19/19 MP17/17

    NPC:
    * マーシャ (画像1)
      プリースト(マーファ)3/ レンジャー2
     (HP12/12 MP13/19)

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13件の返信を表示中 - 76 - 88件目 (全88件中)
  • 投稿者
    返信
  • #3222
    ゾイ
    参加者

    こきんです。
    返事が遅くなり申し訳ございません!

    ごめんなさい~

    それでは玉鋼GMの采配に甘えて、怪物Bへの拡大を、ゾイの呼びかけで中止でOKです。
    マーシャの4点の精神点を温存していただいておけば、ありがたいです!!

    それでは次の進行を楽しみにしております。

    #3224
    玉鋼
    参加者

    兄妹に追いついた怪物は、大蛇の怪物へ食らいつく!

    「ひゃうっ!?」
    返り血に驚いたマリーの声が上がった
    レインが慌てて口をふさぐがもう遅い
    怪物は大蛇のの陰を覗き込み、ニヤリと笑った
     
     
    君は混戦の中にいた
    目の前の怪物に確実な一撃を叩き込むものの、後一歩で致命傷には至らない
    血を流した怪物達が、猛烈な反撃をしかけてくる

    >22:40:30 玉鋼@GM マーシャ 登攀A 2d+3 Dice:2D6[2,1]+3=6

    「わっ!?」
    片手でダガーを持っていたマーシャが、君の背中から振り落とされる
    その直後、背後から怪物の腕が君の背に当たった

    マーシャは土埃にまみれながら、それでもダガーを投擲する

    22:58:54 玉鋼@GM マーシャ投擲→怪物D 2d+6 Dice:2D6[1,6]+6=13
    22:59:42 玉鋼@GM ダメージ R5@10+4 Dice:R5@10[5,3:3]+4=7-8 = 0

    刃は回転しながら弧を描き、兄妹を見つけた怪物の背を浅く切りつける
    狩りを邪魔された怪物は、転がるマーシャをギロリと睨みつけた
     
     
     
     
    キィィーーーーーッ!!
     
     
    耳の底まで響くような、甲高い声
    戦闘中の怪物達はピタリと動きを止め、声の主を仰ぎ見た
     
     
    君たちからは遠い村の教会の頂上で、
    元凶の怪物の姿が豆粒のように小さく見えた

    昆虫の脚が、神の住居の屋根に絡みついて立っている
    人の女性の姿は君たちに気付かないまま、鳥人の怪物を抱きしめていた

    子供のハーピィのような姿の怪物は、女王に撫でられながら逃げ出そうともがいている
    しかしそれもまるで叶わず、女王はがっしりと捉えたまま飛び上がった

    キィィーーッ!!

    4つの翼を振るわせながら、さらにもう一声
    空気を高く振るわせながら森の空へ消えていく

    村からは何十もの怪物達が這い出て来て、女王の後を追うようにフラフラと歩いて行く
    しかしそれは全員ではなく、興味を無くして二度寝するものや、喧嘩を始めて殺し合う怪物達もいた
     
     
    君たちの前にいた怪物は、一匹残らず歩き出した
    目指すのは女王が消えた森の中だ
     
     
     
    混戦の中にいた君たちに再び静寂が訪れ、暖かな朝日に包まれた

    「たっ、助かった…….?」
    大蛇の陰から、レインとマリーがそろそろと出てくる

    腕だけで体を起こしたマーシャも、歓喜の声をあげた
    「よかった…….っ  ぁぁ、よかった!!
     みんな無事で、みんな森に入っていったね」

    マーシャは君と目が合うと、伏し目がちに目をそらした
    「あぅ……….ごめんね、ゾイ
     いっぱい魔法使っちゃって……….
     とにかく何とかしなくちゃって、必死で………」

    君は土の中から助け起こし、再びマーシャを背負うだろう

    抱えられながら彼女はお礼を言うものの、上の空のように村の方をじっと見つめていた
    「村の人たちはみんな、森の中に入ってったね……..」
    君の耳元で、マーシャはぼそぼそと小さく呟く

    「今なら、わたしの家、見にいけるのかな………..
     おかーさんとミーニャは、まだ、お家の中で隠れてたりするのかな…………..」
     
     
    「なっ、、、まさか、村に戻るつもりですか!?
     やっと、やっとここまで来れたのにっ!」
    聞き逃さなかったレインが、妹を抱きしめたまま叫んだ

    「あんなに怪物に囲まれたら、もう、助かりっこないですよッ!
     ボク達が生きているのだって、ゾイさんがいてくれたから…….奇跡が起きたようなものです!!
     戻ったって、ただの無駄骨になります!」

    「あいつらが、急に戻ってくるかもしれないに…….ッ!
     今ここにだって、はぐれた怪物がいるかもしれないのに!
     そんなことしてたら、今度こそ本当にッ、誰か死んじゃいますよ!!」
     
     
    マーシャは慌てて首を振り、くぐもった鼻声でつぶやく
    「ごっ、ごめん!
     何でもないの、忘れて……………….」
    君を抱きしめるその腕には、ぎゅっと弱々しい力がこもった

    君は………..

    >マーシャの気持ちを叶える
      家を見に行くだけならできる
    >マーシャを慰める
      生きているとしたら、きっと他の村へ逃げている
    >レインに同意する
      ミイラ取りがミイラになる

    GMより_____________________________
    いつもお早い返信ありがとうございます!
    テンポ良く進行ができて、GM自身、物語の進行を楽しませていただいております!

    そして戦闘終了、お疲れ様です
    マーシャの残りMPは5点で、他にダメージを受けた者はいませんでした

    大蛇の怪物へとどめを刺すなら、自由に宣言できます

    また、村へ戻るならレインとマリーの処遇を決めてください
    連れていくか、先に街へ行くように伝えて、置いていくかです
    置いていくなら、保存食を20食くらいは渡してあげないと、ダラムの町にたどり着く前に飢え死ぬでしょうね

    ゾイの選択や、ロールプレイなどをどうぞ!

    #3226
    ゾイ
    参加者

    俺達は怪物たちの混戦の中、必死に戦い続ける。
    その最中!
     
    キィィーーーーーッ!!
     
     
    耳の底まで響くような、甲高い声
    戦闘中の怪物達はピタリと動きを止め、声の主を仰ぎ見た
     
     
    君たちからは遠い村の教会の頂上で、
    元凶の怪物の姿が豆粒のように小さく見えた
    昆虫の脚が、神の住居の屋根に絡みついて立っている
    人の女性の姿は君たちに気付かないまま、鳥人の怪物を抱きしめていた
    子供のハーピィのような姿の怪物は、女王に撫でられながら逃げ出そうともがいている
    しかしそれもまるで叶わず、女王はがっしりと捉えたまま飛び上がった
    キィィーーッ!!
    4つの翼を振るわせながら、さらにもう一声
    空気を高く振るわせながら森の空へ消えていく
    村からは何十もの怪物達が這い出て来て、女王の後を追うようにフラフラと歩いて行く
    しかしそれは全員ではなく、興味を無くして二度寝するものや、喧嘩を始めて殺し合う怪物達もいた
     
     
    君たちの前にいた怪物は、一匹残らず歩き出した
    目指すのは女王が消えた森の中だ
     
     
     
    混戦の中にいた君たちに再び静寂が訪れ、暖かな朝日に包まれた
    >「たっ、助かった…….?」
    大蛇の陰から、レインとマリーがそろそろと出てくる

    俺はぶっ倒れて、荒い息を吐き、
    「助かったぜ!
    死ぬかと思った・・・・」

    腕だけで体を起こしたマーシャも、歓喜の声をあげた
    >「よかった…….っ  ぁぁ、よかった!!
    > みんな無事で、みんな森に入っていったね」

    俺は倒れたまま、背中から落としてしまったマーシャを見る。
    マーシャは俺と目が合うと、伏し目がちに目をそらした
    >「あぅ………ごめんね、ゾイ
     >いっぱい魔法使っちゃって……….
     >とにかく何とかしなくちゃって、必死で………」

    俺は返り血や泥まみれの自分たちを見て、苦笑しながらマーシャに言う。
    「あと、どれくらい、奇跡を起こすことができるのか教えてくれないか?
    俺が怪物に傷つけられると、また、怪物になってしまう可能性が高いからな・・・・
    さてと、」

    俺は立ち上がり、深紅の呪剣で横たわっている大蛇の怪物の息の根を止める。

    そして、俺はマーシャの元に寄り、土の中から助け起こし、再びマーシャを背負う。
    抱えられながら彼女はお礼を言うものの、上の空のように村の方をじっと見つめていた
    >「村の人たちはみんな、森の中に入ってったね……..」

    君の耳元で、マーシャはぼそぼそと小さく呟く
    >「今なら、わたしの家、見にいけるのかな………..
    > おかーさんとミーニャは、まだ、お家の中で隠れてたりするのかな…………..」
     
     
    >「なっ、、、まさか、村に戻るつもりですか!?
    > やっと、やっとここまで来れたのにっ!」
    聞き逃さなかったレインが、妹を抱きしめたまま叫んだ
    >「あんなに怪物に囲まれたら、もう、助かりっこないですよッ!
    > ボク達が生きているのだって、ゾイさんがいてくれたから…….奇跡が起きたようなものです!!
    > 戻ったって、ただの無駄骨になります!」
    >「あいつらが、急に戻ってくるかもしれないに…….ッ!
    > 今ここにだって、はぐれた怪物がいるかもしれないのに!
    > そんなことしてたら、今度こそ本当にッ、誰か死んじゃいますよ!!」
     
     
    マーシャは慌てて首を振り、くぐもった鼻声でつぶやく
    >「ごっ、ごめん!
    > 何でもないの、忘れて……………….」
    君を抱きしめるその腕には、ぎゅっと弱々しい力がこもった.

    俺は、二人のやり取りを見て、困ったが、もう一度、多数の怪物の中に入り、戦えって言っても・・・無理だ。

    俺はマーシャに真顔ではっきり話す。
    「これからダラム経由でオランに戻る。
    そして、ダラムで軍馬を借りて、オランに戻り、軍隊を派遣してもらう。
    そうしないと、俺達だけでは手に負えない。
    マーシャ、その脚も、マーファの奇跡で元に戻る術があると思う。
    俺の報酬だけで、それを施術してくれるかどうかは分からないが、これだけお互い頑張っていれば・・・
    とりあえず、ダラムに行こう。
    怪物の女王?と命名しておこうか、あいつはいずれ、俺とマーシャで因縁の戦いをすると思う。
    今は、マーシャ、我慢してくれ。
    レイン、マリーをほっとくわけにはいかない。
    オランに戻れば、怪物になった村人を、全員、元に戻す案を教えてくれるかもしれない・・・
    さあ、時間がない。
    行くぜ、みんな!」

    ++++++++++

    こきんです。
    ささっと、全員でダラムに戻ります。
    大蛇の怪物もとどめを刺します。
    道中、空から怪物の女王が追いかける可能性があるとみて、警戒を忘れずにします。

    予備ダイス 10:19:48 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[4,6,1,3,3,4]=21

    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ2回
    食料66食

    #3228
    玉鋼
    参加者
    >「今は、マーシャ、我慢してくれ。
     レイン、マリーをほっとくわけにはいかない。」

    「ぅん…….. うんっ……………..」
    君の言葉に、マーシャは顔を伏せたまま何度も肯定した
    君の肩は、彼女の涙でじっとりと濡れていた
     
     


    ダラムの町へ向けて、君たちは1日歩いた
    道中で怪物と出会わなかったのは、せめてもの幸運だろうか

    町へ急ぐにしても、無理に歩き続けることはできない
    特にマリーは、成人の君に比べてまだ体力がなく、時間を見つけてはよく休む必要があった
    保存食を分け合う時も、マリーはよく遠慮した
    その度にレインがせっついて、少女に食べさせていた
     
     
    新しい朝が、平原の草木を再び照らす頃
    君たちは流れる川の畔で旅立ちの準備をしていた

    マーシャは川岸でマリーとおしゃべりをしながら、飲み水を確保して水浴びをしている

    レインは君と共に毛布をたたみ、荷物を整えていた

    「すみません、ゾイさん  昨日は引き留めてしまって
     マーシャお姉ちゃんにも、ちゃんと謝らないといけませんね
     本当は村に戻りたかったでしょうに、ボク達のために………..」

    少年は手を動かしながら、少しずつ言葉をもらす

    「マリーだけは、何としても守りたくて
     でも、ボク1人では町まで守り抜く自身もないし………
     村へついていくなんてことも、恐ろしくてできません
     もし、あなた達が帰らぬ人になったらと思うと、、、止めずにはいられなかったんです」

    「ボクには……..母さんを守ることができませんでした
     剣術だって、父さんに習っていたはずなのに
     人のために剣をとるどころか、マリーを連れて逃げることしかっ、
     そればかりしか考えてませんでした」

    レインは傍に置いてあった木剣を手に取ると、眉を下げたまま眺めている

    「戦うのが、怖かったんです
     村を守る兵士になるだなんて……….憧れはありましたが
     本を読んだり、畑のお手伝いをするほうがずっと好きでした
     だから、父さんに剣術を習っていた時も、真面目には練習していなくて
     将来は農家になりたいな…….なんて思いながら、遊んでばかりいました」

    少年は力なく木剣を置くと、肩を落として項垂れた

    「もし……….もし、ちゃんと習っていれば
     あの時に剣をとって、戦うことができたでしょうか?
     たとえ、村を救うことができなかったとしても、
     父さんや、ゾイさんのように立ち向かって………….っ!
     母さんは……..母さんだけでも、
     マリーと一緒に、守ることができたでしょうか?」

    君は………

    >きっと不可能だっただろう
    >子供は気にしなくていい
    >少しの間だけなら、剣術を教えてやれる

    GMより________________________
    戦闘が続いたので、ちょっと休憩のロールプレイタイムです!

    保存食は4人で消費します
    (子供たちに分け与えれば、ですが……..分けないなんてことはないですよね?)
    1日で最低、計8食は食べてしまいますね
    食料 66→58食

    レインの独白を聞いて、ゾイはなんと答えるでしょうか?
    選択や、ロールプレイなどをどうぞ!

    #3230
    ゾイ
    参加者

    新しい朝が、平原の草木を再び照らす頃
    君たちは流れる川の畔で旅立ちの準備をしていた

    マーシャは川岸でマリーとおしゃべりをしながら、飲み水を確保して水浴びをしている
    レインは君と共に毛布をたたみ、荷物を整えていた

    >「すみません、ゾイさん  昨日は引き留めてしまって
    > マーシャお姉ちゃんにも、ちゃんと謝らないといけませんね
    > 本当は村に戻りたかったでしょうに、ボク達のために………..」

    俺は気にしないよう笑顔でレインに頷き、話す。
    「気にするなよ、レイン。
    ああ見えてマーシャも大人だ。
    気にしなくていい。」

    少年は手を動かしながら、少しずつ言葉をもらす

    >「マリーだけは、何としても守りたくて
    > でも、ボク1人では町まで守り抜く自身もないし………
    > 村へついていくなんてことも、恐ろしくてできません
    > もし、あなた達が帰らぬ人になったらと思うと、、、止めずにはいられなかったんです」
    >「ボクには……..母さんを守ることができませんでした
    > 剣術だって、父さんに習っていたはずなのに
    > 人のために剣をとるどころか、マリーを連れて逃げることしかっ、
    > そればかりしか考えてませんでした」

    レインは傍に置いてあった木剣を手に取ると、眉を下げたまま眺めている
    >「戦うのが、怖かったんです
    > 村を守る兵士になるだなんて……….憧れはありましたが
    > 本を読んだり、畑のお手伝いをするほうがずっと好きでした
    > だから、父さんに剣術を習っていた時も、真面目には練習していなくて
    > 将来は農家になりたいな…….なんて思いながら、遊んでばかりいました」

    少年は力なく木剣を置くと、肩を落として項垂れた

    >「もし……….もし、ちゃんと習っていれば
    > あの時に剣をとって、戦うことができたでしょうか?
    > たとえ、村を救うことができなかったとしても、
    > 父さんや、ゾイさんのように立ち向かって………….っ!
    > 母さんは……..母さんだけでも、
    > マリーと一緒に、守ることができたでしょうか?」

    俺は髪をかきながら、少し悩んでレインに答える。

    「俺は勇者を目指している知人がいるが、そいつみたいには言えない。
    が、俺も結構、ドジ踏む。
    仲間を誤って斬ったりとか・・・
    新米の傭兵時代は、怪物相手に戦えず、草むらの影に隠れて何もできなかったこともあった。
    そのお陰で、俺がいた傭兵団は壊滅さ。」

    一息ついて、俺はレインに話し続ける。
    「レイン、今までの経験、後悔など、いろんな出来事が人を強くする。
    剣を振るうだけが、人生じゃない。
    いろんな選択で、自分自身の武器になる力を身に付けた方がいい。
    人を守れなかった経験から、次に自分が何をするべきか、将来自分の生き方を試行錯誤しながら生きていくしかないんだ。
    人間は。
    ただ、レイン、お前が剣術で生き抜く決心がつくというのなら、この事態が沈静化したとき、俺がレインの剣術を教えてもいい。
    今は苦しいかもしれないが、お前も強くなれる、頑張れ!!」

    そして、一言付け加える。
    「だけど、今、戦うのは、俺とマーシャだけでいいから、マリーと逃げ回っていい。
    無理して戦わなくてもいいぜ。」

    ++++++++++++++++

    こきんです。
    ちょっと、説法みたいな事を書きましたが、どうですかね?
    まあ、いろいろな事が続きましたが、そろそろ、怪物の女王が触手を伸ばしているような・・・
    ダラムまで触手を伸ばしていたら、もう、手が付けられないですね・・・
    オランに行くことできるのかな・・・
    怪物の女王と戦うのが、ラストなのはわかっていたのですがw

    Memo
    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ2回
    保存食58食

    #3231
    玉鋼
    参加者
    >「新米の傭兵時代は、怪物相手に戦えず、草むらの影に隠れて何もできなかったこともあった。
    そのお陰で、俺がいた傭兵団は壊滅さ。」

    君が話す過去に、少年は顔をあげて息を吞んだ

    >「レイン、今までの経験、後悔など、いろんな出来事が人を強くする。
    剣を振るうだけが、人生じゃない。」

    >「ただ、レイン、お前が剣術で生き抜く決心がつくというのなら、この事態が沈静化したとき、俺がレインの剣術を教えてもいい。」

    「ぼっ、ボクは……… ボクは……..ッ!」
    レインは叫ぼうと口を開くが、その先が繋がらなかった
    選択に言いよどむ少年へ、君は一言付け足した

    >「だけど、今、戦うのは、俺とマーシャだけでいいから、マリーと逃げ回っていい。
    無理して戦わなくてもいいぜ。」

    レインは、立ち上がろうとして膝を立てていたが

    その場へ静かに座り込んだ

    「、、、ありがとう、ございます…………….」



    「マリー、大丈夫か? ちょっと休むか?」
    2日目の昼頃、レインが妹を気遣って背中をなでた
    マリーは小さく首を降ったものの、その額には汗で髪がへばりついていた

    歩くスピードは、どんどん落ちてきている
    このまま無理に進んだとしても、少女を置き去りにするだけだ

    君たちは手頃な木陰を選び、少し早めの休息をとることにした
     
     
     
    「ぁ、ありがとう ゾイ!」
    君が背中から降ろすと、マーシャはポンポンと肩をたたき、笑顔で君を労った

    彼女は草原の上に仰向けで寝転び、しきりに周囲を見渡している
    この姿勢が、特に上空を警戒する際には、首が疲れないものらしい
     
    マリーは木の幹を背にして、木陰へ座って休んでいる
    爽やかな風が吹き抜けて草木を揺らし、旅の疲れを癒す
    旅慣れた君にとっては、多くの荷物を背負っていてもなお、まだ体力に余裕があった

    「………ゾイさん、今お疲れですか?」
    木剣を手にしたレインが、君の元へ歩いて来た

    少年は、相変わらず気弱そうな顔をしていたが
    その目は真っ直ぐに君を見ていた
    「ボクに、剣術を教えてください
     歩きながらでも、休憩の合間に口頭だけでも、お邪魔にならない範囲で構いません
     できるだけ早くから………今すぐ、ほんのちょっぴりだけだとしても
     ボクは強くなりたいんです」

    少年は膝をついて、君の前に座り込んだ

    「ゾイさん達の手の届かない所まで逃げ込んで、最後はボクが立ち向かうかもしれない
     明日にでも不幸が訪れて、あなた達に頼れなくなるかもしれない……….
     ボクが後ろから剣を振れば、その不幸すら回避できるかもしれない」

    「そんな時に備えて、ちょっとだけでも強くなりたいんです!
     今、できる限りのことを精一杯やりたいっ
     もう後悔はしたくない!」

    少年は深々と頭を下げた
    「お願いします!!
     マリーを、守りたいんです……..ッ!」



    その日の夜

    すすり泣く声が聞こえて、君は目覚める
    視線を上げると、揺れる焚き火の光に照らされて、
    赤らんだマーシャの目から、大粒の涙がこぼれる様が光って見えた

    君が声をかけたからだろうか
    視線があった彼女は、丸くした目を両手で隠した
    「ぁ………..!
     起こしちゃった? ごめんね!」

    君が月を見上げると、随分と傾いた位置にあった
    見張りを交代する約束の、半分の夜時間は、もうとっくに過ぎているらしい

    「わたしは全然歩いてないから、疲れてないの
     魔法も使ってないし………. だから、ゾイは寝ててもいいんだよ?」
    彼女は小さな声でささやきながら、君に笑って見せる

    だがその眉は下がったままで、声はぐずぐずの鼻で聞き取りずらかった
    彼女は目元を強引に袖で拭うものの、溢れ出る涙は止まらない
     
     
     
     
    君が何度か声をかければ、マーシャは徐々にその心の内を呟き始める

    「村が、、、なくなっちゃった………..
     帰るお家も、 お世話してくれた人たちも、
     おとーさんも、おかーさんも、ミーニャも、、みんな………..」

    彼女は握りしめていた右手を開いて、涙の目でじっと見つめている
    中にあったのは、土汚れを洗い落とした友愛の印だった

    「わたしが、あんなこと、言わなかったら
     こんな、ひどいことにならなかったのに、、、
     わたしなんかじゃなくて、もっとちゃんとした人が、ゾイと依頼してたら
     こんな失敗しなかったかも、って………..」

    「みんなの、役に立ちたかった………っ!
     きっと恩返しができる、そのチャンスだと思った………..っ!
     魔物の人と、仲良くなって、
     村のみんなも幸せにできる、、、そんなこと、思っちゃった」

    「でもわたし、生きてる………..
     マリーちゃん達の、おかーさんも死んじゃったのに
     魔物になった村の人も、殺しちゃったのに……….
     ひどいわたし、生きてるよぉ……… ゾイぃぃ……….っ!」

    顔をあげた彼女の目元からは、大粒の光がボロボロとこぼれた
    寝ている子供たちを起こさないように、マーシャはしゃっくりも押し殺している

    君は……..

    >悪いのはマーシャじゃない
    >俺だって同罪だ
    >生きてることを喜ぼう
    >裁いて欲しいなら斬ってやる

    GMより_________________________
    素敵なロールプレイありがとうございます!!
    おかげさまで、ゾイの冒険もいい感じに仕上がりそうです

    さて、もう一声ロールプレイタイムです!
    ゾイは何と答えてくれるのでしょうか?

    #3232
    ゾイ
    参加者

    >「マリー、大丈夫か? ちょっと休むか?」
    2日目の昼頃、レインが妹を気遣って背中をなでた
    マリーは小さく首を降ったものの、その額には汗で髪がへばりついていた
    歩くスピードは、どんどん落ちてきている
    このまま無理に進んだとしても、少女を置き去りにするだけだ
    君たちは手頃な木陰を選び、少し早めの休息をとることにした
     
     
     
    >「ぁ、ありがとう ゾイ!」
    君が背中から降ろすと、マーシャはポンポンと肩をたたき、笑顔で君を労った
    彼女は草原の上に仰向けで寝転び、しきりに周囲を見渡している
    この姿勢が、特に上空を警戒する際には、首が疲れないものらしい
     
    マリーは木の幹を背にして、木陰へ座って休んでいる
    爽やかな風が吹き抜けて草木を揺らし、旅の疲れを癒す
    旅慣れた君にとっては、多くの荷物を背負っていてもなお、まだ体力に余裕があった
    >「………ゾイさん、今お疲れですか?」
    木剣を手にしたレインが、君の元へ歩いて来た
    少年は、相変わらず気弱そうな顔をしていたが
    その目は真っ直ぐに君を見ていた
    >「ボクに、剣術を教えてください
    > 歩きながらでも、休憩の合間に口頭だけでも、お邪魔にならない範囲で構いません
    > できるだけ早くから………今すぐ、ほんのちょっぴりだけだとしても
    > ボクは強くなりたいんです」
    少年は膝をついて、君の前に座り込んだ
    >「ゾイさん達の手の届かない所まで逃げ込んで、最後はボクが立ち向かうかもしれない
    > 明日にでも不幸が訪れて、あなた達に頼れなくなるかもしれない……….
    > ボクが後ろから剣を振れば、その不幸すら回避できるかもしれない」
    >「そんな時に備えて、ちょっとだけでも強くなりたいんです!
    > 今、できる限りのことを精一杯やりたいっ
    > もう後悔はしたくない!」
    少年は深々と頭を下げた
    >「お願いします!!
    > マリーを、守りたいんです……..ッ!」

    俺はレインの顔を見て、
    「お前の父さんみたいな教え方はできるか分からない。
    それでもいいなら、いいぜ。
    これから打ち込みの仕方を教えるぜ!
    レインは木刀、俺はそこらへんの木切れ。
    さあ、レインの父さんから教えてもらった技術を、俺に見せてくれないか?」
    と言って、立ち上がり、近くの木切れを拾う。



    その日の夜
    すすり泣く声が聞こえて、俺は目覚める
    視線を上げると、揺れる焚き火の光に照らされて、
    赤らんだマーシャの目から、大粒の涙がこぼれる様が光って見えた
    俺が声をかけたからだろうか
    視線があった彼女は、丸くした目を両手で隠した
    >「ぁ………..!
    > 起こしちゃった? ごめんね!」
    俺が月を見上げると、随分と傾いた位置にあった
    見張りを交代する約束の、半分の夜時間は、もうとっくに過ぎているらしい
    >「わたしは全然歩いてないから、疲れてないの
    > 魔法も使ってないし………. だから、ゾイは寝ててもいいんだよ?」
    彼女は小さな声でささやきながら、君に笑って見せる
    だがその眉は下がったままで、声はぐずぐずの鼻で聞き取りずらかった
    彼女は目元を強引に袖で拭うものの、溢れ出る涙は止まらない
     
     
     
     
    君が何度か声をかければ、マーシャは徐々にその心の内を呟き始める
    >「村が、、、なくなっちゃった………..
    > 帰るお家も、 お世話してくれた人たちも、
    > おとーさんも、おかーさんも、ミーニャも、、みんな………..」
    彼女は握りしめていた右手を開いて、涙の目でじっと見つめている
    中にあったのは、土汚れを洗い落とした友愛の印だった
    >「わたしが、あんなこと、言わなかったら
    > こんな、ひどいことにならなかったのに、、、
    > わたしなんかじゃなくて、もっとちゃんとした人が、ゾイと依頼してたら
    > こんな失敗しなかったかも、って………..」

    >「みんなの、役に立ちたかった………っ!
    > きっと恩返しができる、そのチャンスだと思った………..っ!
    > 魔物の人と、仲良くなって、
    > 村のみんなも幸せにできる、、、そんなこと、思っちゃった」

    >「でもわたし、生きてる………..
    > マリーちゃん達の、おかーさんも死んじゃったのに
    > 魔物になった村の人も、殺しちゃったのに……….
    > ひどいわたし、生きてるよぉ……… ゾイぃぃ……….っ!」

    顔をあげた彼女の目元からは、大粒の光がボロボロとこぼれた
    寝ている子供たちを起こさないように、マーシャはしゃっくりも押し殺している

    俺はマーシャの目元からこぼれる涙を見ながら話す。

    「マーシャが死んでも、まあ、償えないよな。
    俺も、村人と知って、魔物を殺してしまっているし・・・
    しかし、生きているって事は、それだけ他の多くの人を幸せにする権利もあると思うぜ。
    マーシャ、お前、神官なんだろ?
    大地母神マーファの声が聞こえた、神官なんだろ?
    神官って、本来、人の心を幸せにするもんじゃないのか?
    誰だって、失敗はついて回るさ。
    マーシャ、年を取って、ニコニコ笑っている可愛いばあちゃんになるまで、頑張ってくれよ!
    ただ、マーファ神は邪悪なものを許さないのもあると聞いた事があったと思うが・・・・
    何度も聞くが、マーシャ、何故、魔物とも仲良くなりたいと思ったんだ?」

    ++++++++++
    こきんです。
    後半のマーシャのRP、厳しかったです
    どういう切り口で書けばいいか困りましたねw
    自分の失態で、自分を追い込む人をどうすればいいのか・・・
    まあ、人間、誰でも経験している事かどうかはわかりませんが。
    私も人間としては、あまりちゃんとした経験を積んでいるとは思えないので(苦笑)

    あと、マリーの体調不良の原因をセージ技能で推測できるでしょうか?
    可能ならば、ダイスを振っておきます。

    マリーの体調不良 21:04:53 こきん@ゾイ マリーの体調不良の原因 2d6+5 Dice:2D6[4,6]+5=15

    予備ダイス  21:05:08 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[3,6,1,4,2,1]=17

    Memo
    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ2回
    保存食58食

    #3236
    玉鋼
    参加者
    >「マーシャが死んでも、まあ、償えないよな。
    俺も、村人と知って、魔物を殺してしまっているし・・・
    しかし、生きているって事は、それだけ他の多くの人を幸せにする権利もあると思うぜ。」

    君の言葉に、彼女は少しだけ顔をあげて君を見つめた

    >「何度も聞くが、マーシャ、何故、魔物とも仲良くなりたいと思ったんだ?」

    「それは………っ、 それが、いちばんステキだなって、思ったから……..
     ただ、形がちょっと違うからって、殺しちゃうよりも
     みんなでおしゃべりして、仲良くできたら、、、
     魔物の人も一緒に、みんなで幸せにになれて、
     ステキだなって、思ったの……..」

    「でも、うまくできなかった………..
     こんなにひどいことだって、思わなかったの………っ
     わたし、いつも間違えて、失敗ばっかりしてるのに」

    マーシャは、再び目をゴシゴシと擦った
    大雨は少しだけおさまったようだ

    「ゾイ………
     ダメな、わたしでも、誰かを幸せにできるのかな……?
     たくさん失敗して、それでも笑って、おばあちゃんになるまで頑張ったら、
     いつかは、誰かを、、、
     ちょっぴりくらいなら、幸せにできるかなぁ……..?」

    彼女は、下がった眉のまま君に笑って見せた
    傾げた頬には、涙が一筋だけ伝わり落ちた

    君は………

    >それはわからない
    >マーシャならきっとできる
    >少なくとも俺は、幸せになる
    >(ただ、隣に座って寄り添う)
    >(無言で抱きしめる)

    GMより_________________________
    >後半のマーシャのRP、厳しかったです
    (しまった、困らせてしまった!)

    ロールプレイに悩んだときでも、選択くらいはできるように、選択肢を用意していたのですが
    確かに、あんまりロールプレイの参考にならなかったかもしれませんね………

    しかーし、ゾイらしさを追求してくださってももちろんいいんです!
    元々が正解のない問いなので、正解を言える人なんていません
    どうすればいいのかはわからないけれど、元気づけようとする姿勢もまた、ゾイらしいと言えるんじゃないでしょうか

    今回のマーシャの反応も、選択肢を選ぶだけでは見られない、ゾイの発言へのレスポンスですからね!

    ちょっと短いですが、今日は仕事が忙しかったのでここまで……..
    レスポンスに困るようならそのまま次に進行するので、遠慮なくお知らせください!
     
     
    マリーは体調不良なわけではないです
    まだまだ幼くて体力も敏捷も低いので、みんなについて行こうと早歩きした結果、日光でバテただけですね
    これは、ゾイにもわかります!

    #3239
    ゾイ
    参加者

    >「マーシャが死んでも、まあ、償えないよな。
    >俺も、村人と知って、魔物を殺してしまっているし・・・
    >しかし、生きているって事は、それだけ他の多くの人を幸せにする権利もあると思うぜ。」

    君の言葉に、彼女は少しだけ顔をあげて君を見つめた

    >「何度も聞くが、マーシャ、何故、魔物とも仲良くなりたいと思ったんだ?」

    >「それは………っ、 それが、いちばんステキだなって、思ったから……..
    > ただ、形がちょっと違うからって、殺しちゃうよりも
    > みんなでおしゃべりして、仲良くできたら、、、
    > 魔物の人も一緒に、みんなで幸せにになれて、
    > ステキだなって、思ったの……..」

    >「でも、うまくできなかった………..
    > こんなにひどいことだって、思わなかったの………っ
    > わたし、いつも間違えて、失敗ばっかりしてるのに」

    マーシャは、再び目をゴシゴシと擦った
    大雨は少しだけおさまったようだ

    >「ゾイ………
    > ダメな、わたしでも、誰かを幸せにできるのかな……?
    > たくさん失敗して、それでも笑って、おばあちゃんになるまで頑張ったら、
    > いつかは、誰かを、、、
    > ちょっぴりくらいなら、幸せにできるかなぁ……..?」

    彼女は、下がった眉のまま君に笑って見せた
    傾げた頬には、涙が一筋だけ伝わり落ちた

    俺はマーシャの涙を拭いボソッと呟く。

    「ちょっぴりくらいなら、幸せにできると思う。
    ただ、とんでもない発想だけは、控えてほしいぜ
    今を大事にして、もっと現実を見て行こう。
    とりあえず、頑張っていこうな!」

    +++++++++++
    こきんです。

    >後半のマーシャのRP、厳しかったです
    (しまった、困らせてしまった!)

    いやいや、お気になさらずw
    こちらはこちらで、楽しんでいますので。
    別にRP嫌っていないですし、楽しみですからww。

    それでは、次の進行、楽しみにしています。
    お身体を大切にしてくださいね!

    予備ダイス  20:28:47 こきん@ゾイ 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[2,5,6,6,2,3]=24

    memo

    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ2回

    保存食58食

    #3313
    玉鋼
    参加者

    ヒュンヒュンと木剣が空を斬る
    汗を流したレインが、息を整えながら君を見る
    「どうですか? 師匠!
     踏み込みはできていますかね?」

    休憩時間の合間に、君は剣術の指導をしていた

    レインは歩法や構えなど剣術の基本は知っていた
    しかし、それらを組み合わせて瞬時に判断する練習と実戦経験が不足している
    おまけに体も小さく力が弱いため、怪物との対峙を考えれば技量で上回る必要があった

    敵の武器を見抜き、踏み込まれても届かない間合いを取ること
    強力な攻撃を、小さな力で受け流す技

    強い敵と対峙した時に対抗できる君の技術を、ひとつひとつ教授するだろう
    その度にレインは大きな声で返事をした
    「はい! ありがとうございます!!」
    感覚を忘れない内に、少年はできる限り多く、長く、練習を繰り返す
    踏みしめられた小川の丸石がじゃりじゃりと音を立てた

     
    村を脱出してから4日目
    リリーの体力を体力のために休憩を多めにとり、約1日ほど遅れての進行となっている
    少し先の方では、雨宿りのためにマーシャと薪を拾い集めた、小さな森が見えていた

    練習の脇を流れる小川では、マーシャが飲み水の確保を進めている
    リリーはマーシャの手伝いを終えると、近くの草地に座ってもぞもぞと手を動かしていた
     
     
     
    立ち上がったリリーが、君の方にかけて来る
    少女は、剣術の指導をしている君を邪魔しないように、後ろでまごまごしていたが
    声をかけるとそろそろと歩み寄って来た

    「あ、あの……… これ!」
    少女が手渡したのは、シロツメクサの花冠だった
    リリーは君の頭の上に乗せようと背伸びをするが、まるで届かない
    「お兄さん、いつもありがとう!」
    内気な少女がわずかに微笑む顔を、君は初めて見ただろう

    それを耳にしたレインは練習の手を止めて、申し訳なさそうに眉を下げた
    「ぁー……… ボクはまだ、ゾイさんに返せるものが何もないのですが
     でも、感謝はしてるんです
     助けていただいた上に、剣まで教えて貰ってるんですから!!」

    「みてみてーっ! ゾイ~!!」
    マーシャの明るい声が、小川の方から響いて来た
    歩いて来れない彼女は、その場で両手を掲げて声を張り上げている
    「カニ捕まえたよ~! ちょっとおっきい!
     カニのスープ作ったげる! おいしいから………あたっ!!?」
    ハサミで指を挟まれて、彼女の響く声は悲しげに変わった

    君は……

    >好意を受け取る
    >遠慮しておく

    GMより________________________
    大変お待たせしました…….申し訳ございません!

    とりあえず今回はロールプレイ回、
    逃亡生活中のキャラクターとの会話をお楽しみください

    次回動き出す予定です

    #3315
    ゾイ
    参加者

    村を脱出してから4日目
    リリーの体力を体力のために休憩を多めにとり、約1日ほど遅れての進行となっている
    少し先の方では、雨宿りのためにマーシャと薪を拾い集めた、小さな森が見えていた
    練習の脇を流れる小川では、マーシャが飲み水の確保を進めている
    リリーはマーシャの手伝いを終えると、近くの草地に座ってもぞもぞと手を動かしていた
     
     
     
    立ち上がったリリーが、君の方にかけて来る
    少女は、剣術の指導をしている君を邪魔しないように、後ろでまごまごしていたが
    声をかけるとそろそろと歩み寄って来た
    >「あ、あの……… これ!」
    少女が手渡したのは、シロツメクサの花冠だった
    リリーは君の頭の上に乗せようと背伸びをするが、まるで届かない
    >「お兄さん、いつもありがとう!」
    内気な少女がわずかに微笑む顔を、君は初めて見ただろう
    「リリー、ありがとうな!
    こんなものかな?」
    と俺は花冠を持っているリリーを大事に持ち上げ、自分の肩に乗せる。
    そして、リリーに言う。
    「ここからだと、俺の頭に花冠をのせることができるぜ。
    これからも頼むぜ!」

    それを耳にしたレインは練習の手を止めて、申し訳なさそうに眉を下げた
    >「ぁー……… ボクはまだ、ゾイさんに返せるものが何もないのですが
    > でも、感謝はしてるんです
    > 助けていただいた上に、剣まで教えて貰ってるんですから!!」
    俺はレインの頭をくしゃくしゃにして、笑う。
    「俺はお前達とマーシャのおかげでなんとか生き残れたみたいだからな!
    俺も恩返しをしているみたいなもんだ。
    気にしなくていいぜ。」

    >「みてみてーっ! ゾイ~!!」
    マーシャの明るい声が、小川の方から響いて来た
    歩いて来れない彼女は、その場で両手を掲げて声を張り上げている
    >「カニ捕まえたよ~! ちょっとおっきい!
    > カニのスープ作ったげる! おいしいから………あたっ!!?」
    ハサミで指を挟まれて、彼女の響く声は悲しげに変わった
    俺はマーシャのいる小川に慌てて走っていく。
    「マーシャ、大丈夫か?
    ちょっと待ってろ。」
    俺はマーシャの指にはさんでいるカニのハサミを広げて、カニの甲羅を持つ。
    「俺が調理しようか?
    一応、このカニ食えそうだしな?
    どうだ?
    マーシャ?俺の方が調理がうまいかもな!」
    俺はマーシャの顔をみて笑う。

    ++++++++++
    こきんです。
    おひさしぶりです。

    お仕事、大丈夫ですか?
    お身体を大切にしてくださいね。

    HP19/19 MP17/17
    1ゾロ2回

    #3362
    玉鋼
    参加者

    進行できずに誠に申し訳ありません。
    セッションの期限となりましたので、PCを解放いたします。

    経験点は1000点、報酬は8,500G です

    #3366
    ゾイ
    参加者

    PLより
    経験値1000 報酬8500ガメル
    受領しました。

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