【終了】白夜【3/1~5/28】

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    トピック
  • #2866
    ロビン
    参加者

    参加PC──────

    “英雄の足跡” ハウリー・マード 寿さん
    ファイター6/プリースト(ラーダ)5/シャーマン5/レンジャー3/ソーサラー1/セージ1
    能力値も技能も、もはや名実ともに超英雄。びっくりした。

    “英雄の足跡” ジョシュア ツナツナさん
    シーフ2/シャーマン3/セージ2
    性格悪い悪党さんなのだそうですよ。GM興味津々。

    メルフィー 定俊さん
    レンジャー4/セージ4/ソーサラー4
    物理遠距離攻撃が得意な魔術師おねえさん。癒されたい。

     
    NPC──────

    依頼人 フロル・マイヤ
    ハーフエルフ 女性 25歳
    セージ2/シャーマン1/事務(一般技能)3
    学者の卵 おっとりしているが、丈夫で健康そう
     

    「白夜」会議室

15件の返信を表示中 - 16 - 30件目 (全146件中)
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    返信
  • #2952
    ロビン
    参加者

     
      ────日曜日 [2]  

     
     案内された建物は、村長ドミの住居であるようだ。村の中では一番大きな家だが、いくつもの小部屋があるような屋敷ではなく、素朴な家屋にすぎない。
     通された部屋は、おそらく一番大人数が入れる部屋なのだろう食堂で、大きなテーブルとイスがいくつか並んでいる。
     見回すと、家の中にある調度品や生活用品は最小限で、すべてが質素で古ぼけている。
     ──そして、いたるところに、生花と緑葉で作られたブーケやリースが、生成りのリネンのリボンで結ばれ、飾られている。

     
    「こんなへんぴな村ですから、普段はお客人があるわけではありませんので、客室と呼べるようなものもありませんが。
     みなさんのためのお部屋を用意させていますので、しばらくここでお待ちくださいね」

     そう言いながらドミが差し出したあたたかな飲み物は、新鮮なハーブを煮出した薬草茶だった。驚くほど香り高い。

     そして、その部屋でしばらくくつろいでいる間に、外がようやく暗くなってきたのがわかる。普通なら、もう真夜中という頃合いではないだろうか。
     だが村人たちは、なにかと往来を続けている様子だ。彼らがはしゃいでいるのは、珍しい客人の訪問にか、それとも数日後にせまる祝祭の準備にか。若い娘たちが窓からこちらを覗いてきたり、時には歌声が聴こえてきたり。

     
     
    ────────
    ロビン@GM

    GM的にもどこまで進行しようか迷ったとこだったので、ちょっと追加。

     
    最初に、村長宅と思われる建物の、食堂のような部屋に通されます。
    立ち話もなんなので、とりあえず村長もまじえて会話するならそこで。
    その間に、宿泊用の寝室を用意してくれるとのことです。
    ドミを特に引きとめなければ彼女は出ていくので、打ち合わせはこの食堂でできそうです。
    その間も、村人たちが起きていて活動している気配は、やむことはありません。

     
    寝室については、4人全員で使える大きさの空き部屋はないそうで、
    この村長宅に、フロルとメルフィーの女性2人で1室、
    村長宅の隣の村人宅に、ハウリーとジョシュアの男性2人で1室、
    という形で提供されます。

     
    (PCたちは正確な時間を測って生活しているわけではありませんが)
    この日は、22時頃にようやく日が沈んで、夜になります。
    寝ずの番をする場合、睡眠の時間配分を決めてください。
    言われた通りの寝室にさっさと入るなら、23時には眠りにつけるでしょう。
    なお、徹夜には以下のペナルティがつきます。

     
    徹夜のペナルティ
    前日に起床した時間から24時間以上連続で起きていた場合、
    全ての判定に-1のペナルティが発生し、さらに24時間ごとに累積します。
    このペナルティは、6時間の睡眠をとることで全解消します。
    この日は王都を朝一番の6時に出発したので、起きたのは5時くらいでしょう。

     
    ハウリーの夜間の行動についてのレスは、
    ここまでのジョシュア・メルフィーの書き込みがそろってからにしますー。

    #2970

    英雄の後ろをついていったので迷うことがなかった。よかった。
    っていうか今日は道中が長いな。

    と思っていたら着いた。

    >「こ、こんにちは。フロル・マイヤと申します。
    > 王都で、ビル・サイファーさんに、この村のことを聞いてきたのです。
    > 彼に、これ──この証をいただきました」

    >「ようこそホルガ村へ!」

    服の白色が眩しい。

    >「いやあ、はっはっは、ホルガ村のお嬢さん方は見る目がいいですな。
    >流石は敬虔なラーダ信者の方々、真実を見抜く目を持っていらっしゃる!
    >はっはっはっは!」(えへん)

    代わりに反応するメンバーがいてよかった。

    >「ようこそ。ビルの導きでいらしたお客様がた、歓迎いたしますわ。
    > わたしはこのホルガ村の代表、ドミと申します。
    > わたしたちとともに、星王の祝祭をこころゆくまで楽しみましょう」

    意外とすんなり歓迎された。
    排他的ではないようだ。

    >「村長、初めてお目にかかります。
    >私、オランのらー大神殿から参りました、司祭のハウリー・マードと申します。

    「ジョシュアだ」

    >「さあ、立ち話もなんですから、あちらの建物へどうぞ。
    > 王都から長く歩いて、きょうはもうお疲れでしょう、ゆっくりと休んでくださいませ。
    > わたしたちは出来る限りのおもてなしをさせていただきます。
    > どうか、親しい隣人として、遠慮なくくつろいでくださいませ」

    起きたら野原だった―――狸か狐と話していた、なんてことだったらどうしようなど。

    「これが白夜ってやつか。穴ぐらが恋しくなるな」

    この時間にはいつも訪れるシェイドの気配がないと、調子狂うもんだ。寝れるだろうか。

    >「それにしても・・・ドライアードの気配が尋常じゃないほど強かったな。
    >あれは一体何なのだろうか?後で調べてみるとしよう。」

    「そうだな」

    すげえ草のにおい。強い。

    >「さて村の中で危険はないと思うが、
    >ぐっすり寝てたら依頼人が攫われました、なんて事があったら面目丸潰れだ。
    >当直を決めよう。あ、フロル嬢はどうぞお休みください。」
    >「レンジャー持ちとシャーマンは分けた方が良いだろうな。
    >一直目が私で、二直目がジョシュアとメルフィー嬢でいかがかな?」

    「ああ。それでいい」

    >「寝る前にちょっと散歩してくる。ドライアードに話も聞きたいしな。」

    「わかった」

    (シェイドを封じてくるほうが良かったか?)

    「メルフィーとフロルはどうする?
     おれはここで荷の番してるから、行きたいところがあればいってきていい」

    ・・・と、もらった茶をすすって横になる。

    ——————————————————-
    PLより

    拠点ポツンの人。
    のんびりバカンス気分のようです笑

    とりあえず、大の字でノビノビーっとします。
    周りの様子をまだチラチラと。

    白夜は知ってるけど白夜の状態はわからなかったよ!何も考えないで歩いてるんだな。ヤダー。
    00:46:53 ツナツナ@ジョシュア 冒険者知力12以上 2d6+6 Dice:2D6[2,3]+6=11 *失敗*
    00:47:54 ツナツナ@ジョシュア セージ知力10以上 2d6+5 Dice:2D6[4,4]+5=13 *成功*
    00:58:38 ツナツナ@ジョシュア 予備 6d6 Dice:6D6[4,6,3,5,4,4]=26

    #2971
    ロビン
    参加者

     
      ────日曜日 [3]  

     
    >「これが白夜ってやつか。穴ぐらが恋しくなるな」

     ドミにいざなわれ歩き出した一同の中、青い空を見上げてジョシュアがだれにともなく呟く。
     
    「あ、空……明るいですよね?
     もうずいぶん遅いはずなのに……」

     それにつられてフロルが戸惑いを口にし、ドミが答えた。

    「ええ、それが、白夜──ご存じでしたか。

     この村の祝祭は、毎年この時期おこる白夜に合わせて催されます。
     その日に向けて幾日もかけ夜はどんどん短くなり、祝祭の日にはもはや夜は訪れず、星は空から姿を消します」

     そしてドミは歩きながら、ラーダの司祭を名乗ったハウリーに向かって敬意を示し一度まぶたを伏せ、言葉を続ける。

    「みなさんよくご存じの通り、夜の星は、ラーダの御光をあらわすもの。
     夜が来なければ、その光は失われてしまったように見えるかもしれません。
     ……けれど、そうではありません。

     この間にこそ、星は空から消え、わたしたちの内部に宿るのです。秘儀の叡智として。
     ゆえにわたしたちは、このときだけ許された叡智を心ゆくまで味わい酔いしれるための────

     祝祭を、開くのですよ」

     
      *  *  *

     
    「あらためて、はじめまして、ドミ村長。
     わたしはフロル・マイヤ、王都の学院で民俗学を学んでいます──」

     冒険者たちとともに通された食堂で、フロルはドミに順を追って話していく。
     王都でビル・サイファーと出会ったこと。この訪問の目的が民族学的見地からの個人的フィールドワークであること。調査内容を論文にして発表したいと考えていること。それはビルの希望でもあり、そのために祝祭へ招かれたこと。
     そしてあらためて村長ドミに、この村と祝祭についての調査の許可を願い出る。
     それを聞き、ドミはにっこりと微笑んでうなずいた。

    「よくわかりました、フロル・マイヤさん。
     わたしたちがこの場所での生活を始めたのはほんの20年ほど前ですが、わたしたちの守る信仰と思想と伝統は、それ以前より長く引き継がれているものです。お話できることは、きっとたくさんあるでしょう。
     ビルがあなたを選び、あなたに託したことを、わたしたちも喜んで受け入れます。どうかここでは、わたしたちを家族だと思って過ごしてくださいな、わたしたちのありのままの姿を見るために」

    「──はい、ほんとうに、ありがとうございます!」

     フロルとドミは自然に手を取り、おたがいに親愛を交わし合った。
     そしてフロルは、ビルからのささやかな伝言をドミに伝える。

    「ビルさんは、今年の祝祭には村にお戻りにならないとのことです。
     村のみなさんによろしく伝えてほしいとおっしゃっていました」

    「──わかりました、ありがとうございます。
     ここの者たちは好んでこの地を離れることはないのですが、彼だけは特別なのです。
     けれど、彼がだれよりもこの村を愛していることは、みんなが知っています。
     彼には彼にだけの役割があるのだと、わたしたちは思っています」

     
     そしてほどなく、寝室の用意がすんだとの知らせが来た。
     ではごゆっくり、と退出しかけたドミを目で追い、フロルが最後にもうひとつだけ尋ねた。

     
    「……この村の祝祭について、ビルさんに聞きました。
     数年前に、この村で『奇跡の巫女』が生まれた、と。
     こちらの祝祭の近年の独特の発展は、その巫女にも関係しているのだとか──?」
     
    「──ええ、その通りです。
     彼女は、今夜はもう休んでいます。巫女とは言っても、まだ幼子ですから。
     明日には、直接ご紹介できますよ。詳しいお話は、それからですね」

     
     ではおすみなさいませ、とドミは食堂を退出し、自室へと向かった。

     
      *  *  *
     

     それぞれの部屋に分かれる前、食堂での4人での『打ち合わせ』。

    >「それにしても・・・ドライアードの気配が尋常じゃないほど強かったな。
    > あれは一体何なのだろうか?後で調べてみるとしよう。」
    >「そうだな」

    「そう……ほんとうに、その通りです。不思議です……。
     ドライアードの気配が、村中に立ち込めていますね。いまこの部屋の中ですら感じるくらいです。
     なにか原因があるのか……もしかしたら、祝祭に関係しているのでしょうか……?

     ラーダの星が消える夜、白夜。
     新しく生まれた、巫女。
     ……そして、ドライアード。

     この村の春の祝祭は、やはりとても、特別なもののようです……」

     

    >「明日は招いてくれたビル・サイファー氏に挨拶に行かれますか?
    > 私もライアン・ブレン神官を訪ねたいと思います。」

    「わたしは、『巫女』にお会いしたいです。
     彼女がどういう少女なのか、この村での地位や役割など、とても気になりますね。
     それからまずは、全村人の人数構成詳細調査。村全体がどういう規模でなりたっているのかわからないとなにも始まりません。ドミさんに概要をお聞きしてまとめてから、ぜひ全員の方とお話がしたいです。
     あと、村の記録などの文献史料があるなら、それも見せていただきたいですね。もし持ち出してお借りできるものがあれば、王都で細かく分析することもできますし──」

     メルフィーに何度も見せた計画書など広げ、フロルは早口でまくしたてる。

    「メルフィーさんには、わたしにつねに同行して、記録などのお手伝いをお願いしたいです。
     どうかよろしくお願いします!」

     
      *  *  *

     
    >「寝る前にちょっと散歩してくる。ドライアードに話も聞きたいしな。」

     ようやく訪れた暗闇に包まれ、静けさが訪れた村の風景。
     ハウリーが少し歩くと、村の広場に出た。そこには一本の木の柱が黒黒と立てられているのが見える。
     そしてそこから少し離れたところに、消えかけの焚き火の、赤い残り火が見えた。人影はもうない。
     やっと現れたシェイド、消えかけのサラマンダー、その他の精霊たち──それらに異常は感じられない。
     ただただ、森に囲まれたこの村の中にまで、ドライアードが濃密に匂い立っている。

     その原因を探るために、ハウリーは自身の高位なる精霊使いの魔力をもってして、ドライアードに直接問いかける──

     
    >「ドライアードよ、出て来い。話を聞かせてくれ。
    > なぜ人里の中だというのに、村に向かう道中よりも強い気配を感じるのだ?
    > なぜこれほど活性化しているのだ?
    > この村に何がある?
    > ラーダの祝祭と関係があるのか?」

     
     ハウリーの交信に応じ、精霊は緑色のなまめかしい裸体をくねらせながら、現界した。
     サイレント・スピリットと呼ばれるように、精霊の声なき声は音ではなく直接ハウリーの頭の中に響く。
     その声は、たえまなく鳴る鈴の音のような、笑い声。

     活性化。ドライアードはたしかに活性化している。
     萌え立つ緑の姿はみるみるうちに、いっそう葉を茂らせ、その蔓をのばす。
     その精霊は、成長と豊穣の喜びに満ちている。

     ハウリーによる物質界についての煩雑な問いかけには関心をしめすことはなく、ドライアードはしばらくその姿をくゆらせてから、空気に溶けるようにふいと消えていった。

     
     
    ────────
    ロビン@GM

    民俗学的フィールドワークのやり方など完全にただのwiki頼みですいません|ω・`)

     
    ちょっと整理しまーす。

     
    >「明日は招いてくれたビル・サイファー氏に挨拶に行かれますか?
    【3/2のGMレス(#2896)】参照、ビルは「今年の祝祭には村には戻らない」とフロルに言ったそうです。

     
    で、繰り返しになりますが、ここは食堂です。
    村長から寝室として用意された部屋は、男女別で、この家と隣の家の2部屋ですー。
    村長に具体的に変更希望を出さないならば、それに従ったということにします。

    2部屋に分かれたのち、フロルの警護目的で男子が女子部屋の見張りをすることは
    もちろんできますが、村人はびっくりするでしょうねえ(笑)。
    寝ずの番をする場合は、睡眠時間配分を決めてください。フロルは23時に寝ますー。

     
    情報量多いですけど、みなさんがんばってついてきてくださいね……?!?!?!|ω・`)
    (無力なGM)

     
    ドライアードについてはこんな感じで。
    答えなかったこと自体は、この精霊が異常な状態にあるというわけではなく、
    (当GMのシナリオ内では)精霊とはこういうもんだと思ってください。

     
    ライアン・ブレン神官についての調査はフロルの本目的には入ってないので、ハウリーがんばってください。
    フロルはメルフィーに、自分に同行して聞き取り調査の記録などを手伝ってほしいとお願いしてきます。
    ジョシュアは……現状では、自由行動ができそうですね。

    明日は、フロルの希望によりまずは全員で「巫女に会う」で。
    このままつづけて進行します!

    #2972
    ロビン
    参加者

     
     
      ────月曜日[1] 
     
     

     月曜日。夜明けの時間も、いつもより早かったようだ。
     昨夜は暗くなってしばらくすると、さすがに村人たちの行き交う気配も消え彼らも眠りについたようだったが、日の出とともにまたたくまに活気づいているのが伝わってくる。

     あてがわれた寝室ですぐにベッドに横になったフロルは、義務的に最低限の睡眠をとって、夜明けとともに部屋を飛び出していったらしい。
     朝食のころには村人と一緒になって楽しげに、村長の食堂でテーブルの用意などをしている様子が見られた。

    「村の中心に広場がありました。
     そこにもう祝祭のためのポールが立てられていましたよ。
     いまは3月ですから、この村のみなさんはあれをマーチポールと呼んでるみたいですね」

     冒険者たちは食卓でそんな報告を受けた。
     
     
      *  *  *

     
     
    「────彼女がルビンです。
     彼女は、願いの巫女。
     彼女がこの村に生まれ、ルビンとして成長したことで、わたしたち自身もまたひとつの成熟を迎えました。
     大いなる階梯をひとつ経、次の新たな階梯に進むことができたのです」
      

     ドミのその声は、どこか恍惚に満ちている。
     その指し示す先に、背筋をのばして椅子に腰掛けた、5〜6歳くらいの少女がいる。
     白いリネンの簡素なワンピースに、細く青白い素足。
     服と同じ色の白く長い髪を気ままにたらしていて、顔がよく見えない。

     
     少女はそして、4人の客人たちをさっと見渡し──勢いよく、椅子から飛び降りる。
     彼女の前に立つ、ひとりをめがけて。

     ジョシュアだ。

     小さな少女は、背の高いジョシュアのほんのひざあたりに飛びついて、無邪気にじゃれついた。
     軽やかな笑い声とわけのわからない言葉を口にしながら。

    『しゅくさいが、はじまる!
     ドライアードは、おーよろこび!
     もうすぐ、はながさく、もうすぐ!』

     ──わけのわからない言葉、ではない。それは精霊語だ。

     そして、両の目を見開いてジョシュアを仰ぎ見る少女。
     彼女の目には、なにも見えていないことがわかった。
     その目は白い石のように輝いていたが、そこにあるべき『瞳』が、ないのだ。

     
    「──彼女が幼い頃から自由に話す、その言葉は、わたしたちにはわからないものです。
     精霊の言葉だろう、とビルは言っていました。
     もしや──あなたがたには、わかるのですね?」

     ドミが驚いて尋ねてくる。
     フロルは力強く頷いて、ジョシュアの足元にしっかりとしがみついた少女に目線の高さを合わせるためにしゃがみこんで、ゆっくりと話しかけた。

    『こんにちは、ルビンちゃん?
     わたしはフロルです。
     あなたは、この村の、巫女なのね?』

    『そおだよお。
     ルビンは、ねがいのみこ!』
     
     ルビンはフロルの精霊語での問いかけに、受け答えはした。
     けれど少女は、ジョシュアに話しかけることに夢中だ。
     
    『ねえねえ!
     なにがみたい? なにをしたい?
     ルビンが、かなえるよ。うふふふ!』

    『──あらまあ、ルビンちゃんは、ジョシュアさんとお話したいのねえ?』
     
     
    「じゃあジョシュアさん、ぜひとも、ルビンちゃんと仲良くなってくださいね!
     あと、ふたりでどんなお話をしたか、あとでわたしにも聞かせてください。絶対ですよ!」

     冗談まじり……いや完全に本気でそう言って、フロルは笑った。

     

     巫女──ルビンの、はしゃぎまわって客人のひとりにからみつく様子を見て、ドミをはじめ、なだめようとする村人はいない。むしろルビンの邪魔をしないよう、残りの冒険者たちをさりげなく彼らから遠ざけようとする始末だ。
     ルビンははしゃぎながら、気ままに外に連れ出そうとするように、さかんにジョシュアの手を引いてくる。
     ──彼女は、全盲なのだろうが、不自由があるそぶりはほとんどない。

     

    ────────
    ロビン@GM

    月曜朝。きょうは、5時には完全に夜が明けました。
    フロルは、23時-5時の睡眠をとって夜明けとともに起き出しました。
    そこらの村人に声をかけ、作業を手伝ったりしながら、話を聞いたりしたようです。

    寝室は離れてますが、食事は今後も全員まとめて村長の家で、ということになります。
    質素なものですが、ごくふつうの食事を出してくれます。

     

    さて。
    巫女ルビンは、共通語もわかってはいるようですが、しきりに精霊語でぶつぶつ言っています。
    精霊語で話しかけると、受け答えはするようです。
    そしてルビンは、ジョシュアをとても気に入ったようです。めちゃくちゃ懐いてきました。
    なのでフロルは、ルビンのことはひとまずジョシュアに任せることにしました。

     
    >ジョシュア
    少女ルビンが、ジョシュアの手をぎゅっとにぎって、はしゃいでいます。
    どうやら2人っきりでおしゃべりしたり、手を繋いでそこらを散歩したりしたいっぽいです。
    どうしましょう?

    >メルフィー
    フロルは、ルビンのことはいったんあきらめて、これからドミにいろいろ話を聞く予定です。
    それに同行するか、あるいは、自由に行動宣言を。

    >ハウリー
    自由に行動宣言を。
    ただ、あいかわらず、村娘たちがチラチラ視線を送ってきていますねw

     

    【そしてGMより】

    えーと、ここまでで、当方の仕様で、
    「文章長い&情報量多い」ということは、ご理解いただけたと思います!

    PLのみなさんの読解のための時間は、長めにとるつもりです。
    現状、基本3日としてますが、「3日以上あったほうがいい」とか
    その他、「この方がやりやすいなあ」っていう希望があれば、どしどし言ってくださいませー。
    (例1.次の「3日後」の期日を毎回明記する とか
    (例2.「連絡がない場合は、待たずに進行する」と決めておく とか

    わたしとしては、進行が3日以上遅れることではなく、
    PL反応が3日以上ない(見てるかどうかわからない)ことに、
    対応をお願いしたいと思っています。
    こちらもまだまだ試行錯誤中ですが、なにとぞよろしくお願いしまーす!

    #2976
    削除
    参加者

    【村長とフロルへのお断り】

    「村長、宿の手配、痛み入ります。一つお断りをしておきます。
    私はラーダの神官戦士と同時に冒険者でもありまして。
    今回は、フロル嬢の護衛として同行しているのです。」

    「決してこの村に脅威があるとは思っておりませんが、
    プロとして依頼を受けた以上は、万全を期さなければなりません。
    滞在中にもし失礼があったとしても御寛恕いただければ幸いです。」

    「さしあたっては夜の警備ですが、
    フロル嬢が休むのが村長の家というなら中はメルフィー嬢にお任せして
    私とジョシュアは交代で外で見張りをさせて頂きます。」

    「フロル嬢、護衛をする以上は、護衛対象の協力も必要になってきます。
    ご不便をおかけしますが、どこかに行く場合は我らに必ず連絡ください。
    村での行動は、必ず我らのうち一人以上の同行をお願いします。」

    【フロル込み警護の打ち合わせ】

    「夜の警護に関しては、一直目をメルフィー嬢にお願いします。
    念のために寝る前に窓と扉にハードロックを掛けるようにしてください。
    外は使い魔に見張らせてください。」

    二直目を私とジョシュアで受け持ちますので、
    我らはフロル嬢が休む前に三時間早めに隣の家で休ませて頂きます。
    深夜に我らが屋敷の見張りについた事を使い魔の目で確認しましたら
    メルフィー嬢はお休みください。」

    「フロル嬢、朝一番の活動は、メルフィー嬢を待って頂くか、そうでないなら、
    私とジョシュアがフロル嬢にお伴します。」

    「日中は、皆、基本的にはフロル嬢と同行。
    メルフィー嬢、使い魔は上空で哨戒をお願いします。
    皆、それでいいかな?」

    【月曜日の予定】

    >「わたしは、『巫女』にお会いしたいです。
    >彼女がどういう少女なのか、この村での地位や役割など、とても気になりますね。
    >それからまずは、全村人の人数構成詳細調査。村全体がどういう規模で
    >なりたっているのかわからないとなにも始まりません。
    >ドミさんに概要をお聞きしてまとめてから、ぜひ全員の方とお話がしたいです。
    >あと、村の記録などの文献史料があるなら、それも見せていただきたいですね。
    >もし持ち出してお借りできるものがあれば、
    >王都で細かく分析することもできますし──」

    「うむ、奇跡の巫女には、私も非常に興味をそそられます。
    会いに行きたいものです。」

    >「メルフィーさんには、わたしにつねに同行して、
    >記録などのお手伝いをお願いしたいです。どうかよろしくお願いします!」

    「良く出来た計画書ですね。このハウリーもご一緒しましょう。
    私もブレン神官のその後だけではなく、彼が報告しなかったホルガ村の実態。
    特にラーダの祝祭に付いてレポートしたいと思ってます。
    フロル嬢に付いて回れば、護衛もレポートも同時に出来て一石二鳥ですな。
    はっはっは。」

    まあライアン・ブレン神官の事は、
    明日のフィールドワーク中に情報収集するとしよう。

    【月曜 朝食の食堂】

    >「村の中心に広場がありました。
    >そこにもう祝祭のためのポールが立てられていましたよ。
    >いまは3月ですから、この村のみなさんはあれを
    >マーチポールと呼んでるみたいですね」

    「ほほう、祭りの準備が徐々に行われているという事ですな。」

    「所でドミ村長、お尋ねしたい事が有ります。
    ライアン・ブレン神官は、どこにお住まいでしょうか?
    ご挨拶にお伺いしたいと思っているのですが。」

    「彼は、元気で暮らしていますか?
    この村では彼は何をしているのでしょう?
    ラーダの教会などはあるのであようか?」

    【奇跡の巫女】

    >「────彼女がルビンです。
    >彼女は、願いの巫女。
    >彼女がこの村に生まれ、ルビンとして成長したことで、
    >わたしたち自身もまたひとつの成熟を迎えました。
    >大いなる階梯をひとつ経、次の新たな階梯に進むことができたのです」

    「願いの巫女とは、どの様な存在なのでしょうか?
    どの様な役割を担っているのですか?」
     
    「ルビンとして成長?ですか?
    とするとルビンというのは個人名ではなくて“願いの巫女”という意味ですか?
    それとも他に特別な意味があるのですか?」

    >『しゅくさいが、はじまる!
    >ドライアードは、おーよろこび!
    >もうすぐ、はながさく、もうすぐ!』

    ほう、これは精霊語ではないか・・・

    >「──彼女が幼い頃から自由に話す、
    >その言葉は、わたしたちにはわからないものです。
    >精霊の言葉だろう、とビルは言っていました。
    >もしや──あなたがたには、わかるのですね?」

    「はい、解ります。彼女は、かくかくしかじか・・・と言っていますね。
    ドライアードは植物の精霊の事です。
    村長、村の祭りに合わせて、なにか花が咲いたりするのですか?」

    フロル嬢は、本日はドミ村長へのインタビューか・・・
    ならばメルフィー嬢にお任せしましょう。

    「メルフィー嬢、私は今のうちに
    ライアン・ブレン神官に会いに行ってまいります。
    何かあれば使い魔を寄越してください。すぐに戻ります。」

    寿@PLより_______________________________

    予め募集要項に進行については、ちゃんと明記されている事ですから、
    私は、連絡がない場合は待たずに進行して頂いて全然構いません。<(_ _)>
    その結果、PCが不利になったとしても、仕方が無いですね。

    【行動宣言】
    村長に警護のお断りとフロルと(火曜日以降の)警護の打ち合わせと、
    村長への質問色々。
    この村って神殿あるのかな?
    フロル嬢が村長と話をしている間の時間を使って、
    ライアン・ブレンに会いに行きます。

    【ダイス】
    16:43:57 寿@ハウリー 予備 6d6 Dice:6D6[1,1,6,4,1,1]=14【酷しwww】

    【ステータス】
    HP:24/24 MP:17/18

    【覚書】
    インスピレーション
    コンスピ:シルフ
    1ゾロ0回
    前金300ガメル

    #2978
    メルフィー
    参加者

    事前に知ることができたホルガ村に関することは、あまりなかったなあ。
    なんか怪しげな信仰をしてると思われてたこともあるとかなんとか。
    気を引き締めて、村に向かうと……

    >「ようこそホルガ村へ!」
    >「祝祭のためにいらしたんでしょう?」
    >「いま村長を呼びましたから、少しだけお待ちを」
    >「まあ、なんて素敵な殿方かしら、うふふふ!」

    熱烈な歓迎を受けちゃった。

    >「村長、初めてお目にかかります。
    > 私、オランのラーダ神殿から参りました、司祭のハウリー・マードと申します。
    >「ジョシュアだ」

    「初めまして。
     私はメルフィーっていいます」

    都会以外では魔術師への見方がよくないこともあるので、野伏兼学者として振る舞うことにしよう。
    幸いというか、あんまり魔術師っぽくないし。
    その後の村長であるドミさんとの話し合いは穏やかな雰囲気のまま進む。
    特に気になるようなところはないかな。

    >「メルフィーさんには、わたしにつねに同行して、記録などのお手伝いをお願いしたいです。
    > どうかよろしくお願いします!」

    どちらかというと、苦手な分野だ。
    白夜についてもすぐ思い出せなかったし。
    でも、導師や賢者になるには調べたことをまとめていくことも必要……なる予定は今のところないけど。

    「まっかせといてー」

    ということで、村の中では基本的にはフロルさんに同行して行動することになった。
    フリューゲルはハウリーさんの言葉に従って、村の空を見回らせる。
    あ、狩猟の対象にされないように断り入れておかないと。

    ———————————————–
    PL

    申し訳ありません。ペース配分を間違えてしまいました。
    フロルさんに同行して書記役になります。
    使い魔のフリューゲルは狩猟用兼ペットのフクロウとして紹介しておきます。

    02:04:35 定俊@メルフィー 地図 2d6+6 Dice:2D6[1,3]+6=10
    02:05:20 定俊@メルフィー 白夜 2d6+6 Dice:2D6[5,3]+6=14
    02:05:41 定俊@メルフィー 白夜知識 2d6+6 Dice:2D6[2,1]+6=9

    02:08:08 定俊@メルフィー 予備ダイス 6d6 Dice:6D6[1,5,3,1,2,1]=13

    #2999

    >その日に向けて幾日もかけ夜はどんどん短くなり、祝祭の日にはもはや夜は訪れず、星は空から姿を消します」

    あらまー。

    >この間にこそ、星は空から消え、わたしたちの内部に宿るのです。秘儀の叡智として。

    なるほど・・・。回帰というか懐胎というか、そういう信仰なのか。
    天を巡った星のおかえり祭りというわけだな。
    夜が来ない=自分自身が星として光り輝くということのようだ。

    話を聞いて食堂へ行った。

    >わたしたちがこの場所での生活を始めたのはほんの20年ほど前ですが、わたしたちの守る信仰と思想と伝統は、それ以前より長く引き継がれているものです。

    ほう。

    > 数年前に、この村で『奇跡の巫女』が生まれた、と。

    フーム。

    村長との話が済んだ後、依頼人との打ち合わせ。
    フロルは巫女に会いたいらしい。

    >「日中は、皆、基本的にはフロル嬢と同行。
    >メルフィー嬢、使い魔は上空で哨戒をお願いします。
    >皆、それでいいかな?」

    「ああ」

    【翌日(月曜日)】

    少し寝た。
    しかし賑やかだ。

    「巫女とやらに会いに行くか」

    そして見た巫女には色がなかった。真っ白だ。大丈夫なのか?

    >「────彼女がルビンです。
    > 彼女は、願いの巫女。
    > 彼女がこの村に生まれ、ルビンとして成長したことで、わたしたち自身もまたひとつの成熟を迎えました。
    > 大いなる階梯をひとつ経、次の新たな階梯に進むことができたのです」

    ど、どういうことだ・・・。
    村長が何を言っているかさっぱりわからなかった。
    『ルビン』として成長することが目的の1つであったと聞こえるが。

    >「ルビンとして成長?ですか?
    >とするとルビンというのは個人名ではなくて“願いの巫女”という意味ですか?
    >それとも他に特別な意味があるのですか?」

    とか考えていると、心臓が飛び跳ねそうになった。
    少女が飛びついて来たのだ。

    (こ、これはどうすれば・・・・・・)

    巫女には触れていいのか?
    この場合おれってばっちくない?
    冷や汗がタラッと流れた。

    >『しゅくさいが、はじまる!
    > ドライアードは、おーよろこび!
    > もうすぐ、はながさく、もうすぐ!』

    巫女の顔を見てみると・・・

    「!!??!?
     な・・・」

    る、ほど・・・。
    普通の人間じゃなかった。
    いくつもの疑問が今全部わかった気がした。
    確かにまごうことなき巫女だ。

    『花の咲くのが楽しみだ』

    おれは片膝を付き、その白い手をとった。

    『一緒に見よう』

    >「──彼女が幼い頃から自由に話す、その言葉は、わたしたちにはわからないものです。
    > 精霊の言葉だろう、とビルは言っていました。
    > もしや──あなたがたには、わかるのですね?」

    >「はい、解ります。彼女は、かくかくしかじか・・・と言っていますね。

    頷く。
    するとフロルがルビンと会話を始める。

    >『ねえねえ!
    > なにがみたい? なにをしたい?
    > ルビンが、かなえるよ。うふふふ!』

    えええええ!
    そ、そうだな、じゃあ・・・いやいやいや。

    『君ことを知りたい』

    >「じゃあジョシュアさん、ぜひとも、ルビンちゃんと仲良くなってくださいね!
    > あと、ふたりでどんなお話をしたか、あとでわたしにも聞かせてください。絶対ですよ!」

    冷や汗が流れ続けるけれども、好奇心には勝てなかった。

    ——————————————————-
    PLより

    ごめんなさい遅くなりました・・・。

    >>ジョシュア
    >少女ルビンが、ジョシュアの手をぎゅっとにぎって、はしゃいでいます。
    >どうやら2人っきりでおしゃべりしたり、手を繋いでそこらを散歩したりしたいっぽいです。
    >どうしましょう?

    ぜひ!!!!

    あとルビンに話を聞くこともそうですが、周りの人にも聞きたいです。
    誰から生まれてきたの?どうやって生きてるの?など。

    この場所に住み着いたのは20年前、でも信仰はずっとあるっていうのは、
    エルサレムとユダヤ教的な感じの関係なのか、それとも設定(都合)上なのかっていうのも気になったりしています。

    #3001
    ロビン
    参加者

     
      ────月曜日 [2]  

     
    >「村長、宿の手配、痛み入ります。一つお断りをしておきます。…………

     きっぱりと言い切ったハウリーの言葉を、ドミは少し目を細めて、全部聞いた。
     そして、短くうなずいた。

    「……ええ、わかりました。
     ほかの者たちにも言っておきますね」

     
    >「フロル嬢、護衛をする以上は、護衛対象の協力も必要になってきます。…………

     一方フロルはハウリーの言葉にハッとして、口をつぐむ。
     それから、やはり短くうなずいた。

    「はい、わかりました、ハウリー様。
     よろしくお願いします」

     その後の、自分の『警護』計画を黙って聞きながら、少し複雑な表情をしている。
     『邪神』という言葉を聞いたときの不安を、忘れたわけではない。けれど同時に、忘れてしまいたいと願っているのも事実だ。
     ……がとにかく、ハウリーの判断に対する信頼がまさったのか、その表情もすぐに消えた。

    「みなさん、どうかよろしくお願いします。
     わたしもハウリー様のおっしゃる通りにします。
     メルフィーさんにいつもついてもらっていれば、大丈夫ですね!」

     
      *  *  *

     
     月曜の朝。ハウリーは、ドミにひとつの質問をした。

     
    > ライアン・ブレン神官は、どこにお住まいでしょうか?

    「ライアン・ブレン神官、ですか……?」
     
    >「彼は、元気で暮らしていますか?
    > この村では彼は何をしているのでしょう?
     
    「あら、それは、どなたのことでしょうか? ……この村に?」

     困った顔をしてしばらく考えながら、続くハウリーの言葉にやっとなにかを思い出したように、答えた。

    「──ああ。ずいぶん前に、ラーダ大神殿からいらしたみなさんのことですね。ハウリー様は、神殿で彼らのことを聞いていらしたのでしょうか。
     そうです、その後この村に残った方がひとりいらっしゃいました。その方がたしか、ライアン・ブレン神官。

     ……けれど彼は、もうここにはいません。
     彼らのために建てた小屋にひとりで住んでいたのですが、ほどなく、出ていってしまったのです。わたしたちはてっきり彼は王都の大神殿に戻ったのかと思っていましたが、違うのですか?

     すみませんが、わたしはこれ以上のことは知りません。
     当時の村の代表は、わたしではなかったので……」

     
    > ラーダの教会などはあるのであようか?」

    「この村のすべての者たちは、敬虔なラーダ信徒です。
     いかなるときも、ラーダへの祈りと感謝を抱いて生活しています。
     ですから、祈りのための特別な場所はありません。村全体が教会のようなものなのです」

     そう答えたドミは、誇らしげだ。

     
      *  *  *
     
     
    >「願いの巫女とは、どの様な存在なのでしょうか?
    > どの様な役割を担っているのですか?」

    「それは……すみません、ひとことではお答えできない質問ですが……」

     ドミは困ったように苦笑して、ごく抽象的な答えを返した。

    「願いの巫女、ルビンとは、願いに感応する力、願いを叶える力を秘めたものです。
     力なき願いは無為です。
     ルビンは、その無為をくつがえす、奇跡の力なのです」

     
    >「ルビンとして成長?ですか?
    > とするとルビンというのは個人名ではなくて“願いの巫女”という意味ですか?
    > それとも他に特別な意味があるのですか?」

    「ええ。ルビンとは、彼女の名であり、彼女の役割の名であり、彼女の存在そのものの名です。
     彼女がルビンとして生まれて以来、わたしたちは毎年の祝祭で、ラーダの名の下に、彼女の誕生を祝い健やかな成長を願ってきたのです。それは今年も、また来年も。いつまでも、この村が続くかぎり。
     ──もしも、彼女がこの役割を終えるときがくれば。
     わたしたちは、新しいルビンの誕生を待ち望むことになるでしょう」
     

    > ドライアードは植物の精霊の事です。
    > 村長、村の祭りに合わせて、なにか花が咲いたりするのですか?」

    「まあ、ドライアード。ルビンはそんなことを言っていたのですね。
     花は……そういうものには、ちょっと心当たりはありませんね……」

     ルビンの言葉の内容を初めて伝え聞いてドミは感心したようだったが、その意味まではわからなかったようだった。

     
     一方、ほかの者たちが自分のことについて熱心に話していることなどまるで気にするふうもなく、白い少女は、自分がしがみついたたったひとりに夢中になっている。

     
    >『花の咲くのが楽しみだ』
    >『一緒に見よう』

     まるで気高い騎士のように思わず巫女の手をとったジョシュアに、ルビンははにかんだように、うふふと白い歯を見せて笑った。

    >『君ことを知りたい』

    『いいよ。おいで。
     ルビンと、いっしょに』

     ルビンに連れられるがままに手をつないで、ジョシュアは抜けるような青空の下に出て行った。

     
     
    ────────
    ロビン@GM

    昨夜は時間をずらしてみなさん6時間睡眠をとったこと(MPも全回復)にします。
    フリューゲルも紹介されました。
    夜はともかく昼に飛ばすなら目立ちますが、
    「あれはメルフィーの連れなので射ってはだめ」と村人に伝えられました。

    あと、ここははっきりさせておこうと思うのですが、
    メルフィーのハードロック等に関しては、寿さんの提案の時点では確定ではなく、
    定俊さんの【行動宣言(とダイス)】があって、確定とするのでいいですかね?
    (ダイスは予備ダイスを当てるのでもいいです)
    ハウリーの毎朝のインスピレーションも、ダイスをお願いします。
    予備ダイスを当てるなら、1ゾロが出てるのできょうはMP2消費になりますがどうしましょうw

     
    ということでまずは前回の反応レスです。なにか抜けがあったら教えてください!

    メルフィーはフロルとドミの話を聞く、
    ジョシュアはルビンとデート、に続きます。もう少々お待ちください。
    ハウリーは、ライアン・ブレンの居処はわかりませんでした。新たな行動宣言をお願いします。
    村長に質問を続けることももちろんできます。

    #3002
    ロビン
    参加者

     
      ────月曜日 [3]  ジョシュア

     
     少女が白いワンピースをふわふわさせながら、明るい村の中を、ジョシュアの手を引いて踊るように案内する。村人たちはそれを見てにこにこと微笑んで、ふたりのために大きく道を開ける。

     
    『はながさくのが、たのしみだ! たのしみだ!
     いっしょにみよう! ルビンと、おまえ!』

     ジョシュアが答えた短い言葉を、うれしそうに、歌うように、繰り返している。

    『ドライアードは、おーよろこび! もうすぐ、はながさく、もうすぐ!
     やっと、おおきくなった! やっと、2ほんのきが、そろった!』

     
     そこは広場だ。中心に、木が剥き出しの高い柱がそびえ立っている。

     
    『おまえは、ルビンを、しりたい?
     ルビンの、なにを?』

     
     空は青く明るく、ふりそそぐ光がまぶしい。
     ルビンの白と、周囲の緑を、ぎらぎらと照り付けている。
     濃密に立ち込めるドライアードはあいかわらずだ。

     
     
    ────────
    ロビン@GM

    ジョシュアとルビンです。
    ルビンに聞きたいことは、直接聞いてみてください。
    外には村人もいますが、ふたりの邪魔をしないように、かなり遠巻きです。
    あと、フリューゲルが上空から、ふたりを見てますね。

    ジョシュアは【2d6】をお願いします。
     

    #3010
    削除
    参加者

    >……けれど彼は、もうここにはいません。
    >彼らのために建てた小屋にひとりで住んでいたのですが、
    >ほどなく、出ていってしまったのです。
    >わたしたちはてっきり彼は王都の大神殿に戻ったのかと思っていましたが、
    >違うのですか?

    「なんと!そうでしたか。
    大神殿では、彼はこの村の信仰のあり方に深く感銘を受けて、
    村の一員になる事を選んだと聞いています。
    彼の昔なじみが懐かしんで、消息を訪ねて欲しいと頼まれたのですが・・・」

    >すみませんが、わたしはこれ以上のことは知りません。
    >当時の村の代表は、わたしではなかったので……」

    「そうですか。残念です。
    ですがせっかく村に参りましたので、彼のその後を出来る限り知って、
    大神殿への土産話にしたいと思います。」

    「当時の村の代表とは面会できますでしょうか?
    可能であればお会いして当時の事をお聞きしたいのです。
    他にラーダの調査団の来訪当時の事に詳しい方を紹介して頂けますか?」

    「それと、彼の為に建てた小屋に行ってみたいと思います。
    どこに建っているのか教えて頂けますか?」

      *  *  *
      
    >「願いの巫女、ルビンとは、願いに感応する力、願いを叶える力を秘めたものです。
    >力なき願いは無為です。
    >ルビンは、その無為をくつがえす、奇跡の力なのです」

    つまり願いを実現させられるという事か・・・本当にそんな事が可能なのだろうか?

    「それは非常に興味深いですね。一体どの様な方法で願いを叶えるのでしょうか?
    どの様なものでも、何回でも、日常的に叶える事が出来るのですか?
    それとも祝祭の時だけ可能なのですか?何らかの儀式が必要なのですか?
    ぜひとも、その儀式に立ち合わせて頂きたいものです。
    何を願うかという内容は既に決まっているのですか?どの様に決めるのでしょう?」

    これは大神殿に提出するレポートにも力が入るな・・・

    >「ええ。ルビンとは、
    >彼女の名であり、彼女の役割の名であり、彼女の存在そのものの名です。
    >彼女がルビンとして生まれて以来、わたしたちは毎年の祝祭で、
    >ラーダの名の下に、彼女の誕生を祝い健やかな成長を願ってきたのです。
    >それは今年も、また来年も。いつまでも、この村が続くかぎり。
    >──もしも、彼女がこの役割を終えるときがくれば。
    >わたしたちは、新しいルビンの誕生を待ち望むことになるでしょう」
     
    「ルビンが生まれるというのは珍しい事なのですか?
    これまでに何人のルビンが、どの程度の頻度で生まれてきたのでしょうか?」

    「歴代のルビンも皆、精霊の言葉が話せたのですか?」

    「彼女の外見は非常に稀有だと思いましたが、あの外見もルビンの特徴ですか?
    そして、あの眼はどうしたのですか?まだ幼いのに痛々しい事ですな。」

      *  *  *

    >「まあ、ドライアード。ルビンはそんなことを言っていたのですね。
    >花は……そういうものには、ちょっと心当たりはありませんね……」

    ふむ、祭りとは直接関係が無いのか・・・あるいは何かの比喩か?
    いずれはルビンと話をする機会を設けたいものだな・・・

    寿@PLより_______________________________

    >ハウリーの毎朝のインスピレーションも、ダイスをお願いします。
    いつもうっかり忘れるんですよねw
    宣言してサイコロを忘れた時に使用するというのは
    予備ダイスの正しい使い方のような気がしますねw
    ハウリーは予備ダイスでいいです。10点貰います。<(_ _)>

    ハードロックはメルフィーに任せます。<(_ _)>
    宣言が無いなら使うの忘れた扱いでもいいと思いますがw

    【行動宣言】
    村長に質問続行。
    先代の村長に会いに行きます。
    道中で、ライアンの小屋に寄ってどんな感じか確認します。
    シーフ技能も無いので長居はしません。本当に立ち寄るだけな感じで。

    【ダイス】
    20:13:46 寿@ハウリー 予備 6d6 Dice:6D6[4,5,2,3,6,3]=23

    【ステータス】
    HP:24/24 MP:16/18

    【覚書】
    インスピレーション
    コンスピ:シルフ
    1ゾロ1回
    前金300ガメル

    #3011
    ロビン
    参加者

     
      ────月曜日 [4]  メルフィー

     
     フロルとメルフィーがドミに案内されたのは、ドミの私室だった。一応ここが村長の執務室というわけだ。
     小さいながら本棚があり、いくつかの書物が収められている。村についての記録もあるので自由に閲覧をしてほしいと、ドミが言う。それらも紐解きながらの、フロルによる村長への聞き取り調査が始まった。メルフィーは、ペンをにぎりしめた記録係だ。

     
     まずは、全村人の人数構成詳細調査。
     現在このホルガ村には、老人と子どももふくめ30人が住んでいる。20年前に移住した者、その後にやってきた者、この村で生まれた者、様々だ。ここで人生を全うした者もいるし、先ほどのライアン・ブレンがそうだったように、村を去ったものも多少はいる。

    「そういう意味では、この村はけして閉鎖された場所ではありません。
     ここに来ることを望む者がいればわたしたちはそれを受け入れ、去る者は自由に立ち去ります。
     フロルさん、あなたも……」

     ドミはそう言って微笑みながら、向かい合ったフロルの手をとる。昨日と同じように──いや、よりいっそうの親愛をこめるように、身をよせて。

    「この村が気に入ったのならば、祝祭が終わっても、どうぞ心ゆくまでここに滞在してくださいね。
     あなたがビルと出会い、ビルがあなたを選んだ。そしてあなたは、ここにやってきた。
     ──これも、ミッドサマーのお導きです」

    「ミッドサマー……?」

     初めて聞く単語を、フロルが繰り返して、尋ねる。

    「──ああ、あなたがたには慣れない名でしたね、すみません。
     わたしたちは星王ラーダを、こうも呼ぶのです、ミッドサマー、と。
     秘儀を行うわたしたちのための、秘密の名です。
     ……あなたには、奇妙に、聞こえますか?」

     少しだけ声をひそめてうかがうようにドミにそう尋ねられ、フロルはあわてて首を横に振った。ドミは続ける。

    「この村が閉鎖的と言われるのは、すべて、この信仰によるものです。
     『すでに知った者』と、『いまだ知らぬ者』。
     後者から見れば、前者は理解を超えた存在であり、異端であるかもしれません。
     けれど、門は、だれの前にも平等にあるのです。
     ──あなたがたも、ミッドサマーの名の下に祝祭に参加すれば、きっと理解できるでしょう」
     

     ドミは、フロルの片手を両手で包み込んだままで、さらに熱っぽく語りつづける。
     

    「……あなたの中にも、無数の、願いがあるでしょう? フロルさん。
     だから、ここへ来たのでしょう?

     より深い知識を、より明快な真実を、迷いを捨て去る叡智を。そういったものへの、純粋で美しい欲。
     それだけではなく──素晴らしい論文を書いて、評価されたい、いまよりよい暮らしがしたい、そういうものも。

     いいんですよ、どんな願いも、恥ずべきことではありません。
     ……けれど。世の多くの者が不幸であるのは、彼らが自分自身の『ほんとうの願い』を、知らないままでいるからです。

     
     白夜。祝祭の夜に。

     わたしたちは、ミッドサマーの輝く星の叡智を宿し、自分自身のほんとうの願いを知るのです。

     そして、ルビンが願いを叶える力となり──その願いを、叶える。

     これが、わたしたちの、祝祭です」

     
     ……これが、学術的調査のためにやってきた観察者による、対象者へのインタビューだろうか?
     良くも悪くも、ドミの様子はまるで、熱弁をふるう宗教者のようで、フロルの方はすっかりそれに魅了され、引きこまれてしまってはいないか? メルフィーは、それをどう判断するだろうか。

     

     とにかく、ドミへの聞き取りによって、祝祭の具体的な手順が明らかになってきた。

     祝祭前日、夜はほんの1時間程度になる。その短い夜が水曜日に明けると、次に夜がやってくるのは祝祭が終わった金曜日だ。
     祝祭は、その水曜日の夜明けから、徐々に始まる。日々の労働はお休みになり、村の広場には長いテーブルが設えられて、この日までに着々と準備された特別のごちそうと飲み物がずらりと並べられる。だれがどれだけ食べてもいい。
     音楽が奏でられ、人々は広場の柱の周りを囲み、輪になって踊る。水曜日は、そうやって楽しく過ごす。
     そして、空は真昼のように明るいまま、木曜日がやってくる。
     ルビンが、祈りを始めるのが、その合図となる────
     
     
     ……そこまでを、説明して。
     ドミは、いったん口をつぐんでしまった。フロルは少し怪訝そうな顔をしたが、別の質問をする。

    「……一般的には巫女とは、神に祝詞(のりと)を奏上する役目のものですよね。
     ではルビンは、ラーダの──ミッドサマーの声を聞く、神官なのですか?」

    「いいえ。ルビンは神官ではありません。
     ……そうですね、ルビンの持つ力の原理は、わたしたちの理解を超えたものである、とは言えます。
     なにしろわたしたちは、彼女の発する言葉すら理解できていないのですから。
     わたしたちが、彼女のことをうまく説明できないのは、そのせいなのでしょう……。
     あなたがたがここに来てくださったことで、またなにかが変わる──そんな予感すら、あります」

     

     文献調査とここまでの聞き取りで、だいぶ時間が経ったようだ。
     ほかの2人は、どうしているだろう。

     
     
    ────────
    ロビン@GM

    メルフィーとフロルは、村長の部屋に案内されました。
    村長に話を聞いたり、この部屋にある文献史料を調べたりできます。

    (セリフばかりですが)フロル先導で、ドミへのインタビューが進みます。
    もっと聞きたいことがあれば、メルフィーからドミに質問してください。
    フロルも(メルフィーを敬愛しているので)それを嫌がったりはしないでしょう。

    フロル&メルフィーのフィールドワークの成果を決めるダイスは、
    定俊さんに振ってもらうことにしますw 以下の3つをお願いします。

    1.フロル&メルフィーの、村長部屋文献史料調査【2d6】
    2.メルフィーがうまく記録作業ができたか【セージ+知力】判定
    3.もうひとつ、覆面ダイス【2d6】

    とくに追加でドミに聞くことがなければ、とりあえずダイスのみでも大丈夫です。
    ほかの2人の進行と合わせるために、メルフィーは少し待ち時間ができるかもしれません。
    (なので、じっくり読んでじっくり書いてくれていいんですよ?w)

    #3014
    ロビン
    参加者

     
      ────月曜日 [5] 
     

    >「当時の村の代表とは面会できますでしょうか?

    「当時の代表は、ビル・サイファーです。わたしの先代にあたります。
     ご存じの通り、彼もいまはここにいません」

     
    > 他にラーダの調査団の来訪当時の事に詳しい方を紹介して頂けますか?」

    「ええ、それならば。わたしがお役に立てなくてお恥ずかしいです。
     アンドレアならば、当時をよく知っています。
     アンドレアは最初の移住者で、20年間ずっとここに住んでいるのですよ」

     
    >「それと、彼の為に建てた小屋に行ってみたいと思います。

    「小屋も、もうありません。
     もし残っていれば、あなたがたのお部屋にちょうどよかったのですけれどね」

     
      *  *  *

     
     願いについて、ハウリーがたたみかけるように重ねた、細かい質問。

    >「それは非常に興味深いですね。一体どの様な方法で願いを叶えるのでしょうか?
    > どの様なものでも、何回でも、日常的に叶える事が出来るのですか?
    > それとも祝祭の時だけ可能なのですか?何らかの儀式が必要なのですか?
    > ぜひとも、その儀式に立ち合わせて頂きたいものです。
    > 何を願うかという内容は既に決まっているのですか?どの様に決めるのでしょう?」
     
     まあ。と、吐息のような声を吐いて、それからドミはふふふと笑った。

    「……どんな願いでも、何度でも、いつでも叶うのだとしたら。
     ──あなたは、どうされるのですか?
     あなたは、そんなにたくさんの願いを、お持ちなのですか?」

     それから、ごめんなさい、質問に質問を返してしまって、と謝って、続けた。

    「──そういった細かいお話は、ひとことでお答えしても、ご理解いただけないように思います。
     このあとゆっくりとお話しします。フロルさんは、それを聞きにいらしたのでしょう?」

     

     ルビンについて。

    >「ルビンが生まれるというのは珍しい事なのですか?

    「いまのルビンが、最初です。
     ですからわたしたちは、彼女を心から慈しみ、大切にしています」

    >「彼女の外見は非常に稀有だと思いましたが、あの外見もルビンの特徴ですか?

    「あの子は、あのように生まれてきました。あの眼も、そうです。
     けれどもあの子は、わたしたちとはまったく違う眼を持っているのです。
     あの生来の姿によって、わたしたちがあの子を特別扱いしている──そう見えるかもしれませんが、そういうわけではありません」

      
      *  *  *
      
     
     話が終わるとドミは、ハウリーのために人を呼んだ。
     やってきた者に、ハウリーは見覚えがある。昨日からちょくちょく見かけた村娘だ。そばかすがチャーミングだ。

    「ナリア。ハウリー様を、アンドレアのところにご案内してちょうだいな」
     
     
    ────────
    ロビン@GM

    インスピ予備ダイス使用&1ゾロ、了解でーす!

    「願い」についての質問への返答は、メルフィーレス(月曜4)も参照してください。
    (入れ違ってしまった)

    10年前当時の村長もいませんが、ほかの「詳しい方」を紹介してもらいました。
    村娘ちゃんが案内してくれます。
    ハウリーも場所移動するので、ここでいったん切ろうかな!
    続けて書くので、少々お待ちください。

    #3015

    おれは今とてつもなく健康的なことをしている。
    ベッドの上でも手を繋ぐことはないのに子供の手を取って真っ昼間から歩いている。

    そうして広場の中心にたどり着いた。

    > やっと、おおきくなった! やっと、2ほんのきが、そろった!』

    (2本の木が、・・・揃う?)

    村人たちが祭りのために設えたもの・・・ではない?いや、”この祭りの日が待ち遠しかったな~、やっと2本の木が揃う祭りの日が来たなー”ってことなのだろうか。しかしそんなのんきなコメントでもないような。
    というか1本しかない。

    >『おまえは、ルビンを、しりたい?
    > ルビンの、なにを?』

    生い立ちから食べ物まで全部知りたい。

    『ルビンの、父と、母は?
     おm君は、願いを叶えるとき、何をする?』

    ルビンは人なのだろうか。精霊なのだろうか。
    どこから来たのだろうか。死ぬとどうなるのだろうか。
    願いはどこまで叶えられるのだろうか。
    そして瞳のないその目で見える景色はどのようなものなのだろうか。

    ドミが言っていた。

    >「まあ、ドライアード。ルビンはそんなことを言っていたのですね。
    > 花は……そういうものには、ちょっと心当たりはありませんね……」

    多分、ルビンと人は見ているものが違うのだろう。

    『ルビン・・・。おれは、目が、よく見えない。
     どうしたら君と同じ景色を見られるだろうか』

    ふと思ったんだが、そういえば精霊がこの世をどう捉えているか考えたことなかった。

    ——————————————————-
    PLより。

    雲をもぐもぐ食べるって感じでなかなか難しいですな。
    難しい!
    こちらもドミと話をしたいよう。
    ルビンは普段どう過ごしているんだろう・・・。

    01:59:12 ツナツナ@ジョシュア 指定ダイス 2d6 Dice:2D6[6,5]=11
    よしっ よしっ

    #3017
    メルフィー
    参加者

    ———————————————–
    PL

    まずはダイスを。

    11:30:15 定俊@メルフィー 村長部屋文献史料調査1 2d6 Dice:2D6[2,5]=7
    11:32:37 定俊@メルフィー 村長部屋文献史料調査2 2d6 Dice:2D6[1,4]=5

    ふたり分必要ならフロル、メルフィーという順番で。

    11:30:49 定俊@メルフィー 記録作業 2d6+6 Dice:2D6[2,3]+6=11

    なんとか平均越え。

    11:31:19 定俊@メルフィー 覆面ダイス 2d6 Dice:2D6[1,1]=2

    ……ひぇ。

    #3020
    ロビン
    参加者

     
      ────月曜日 [6]  ハウリー

     
     村長の言葉に従って、そばかすの村娘ナリアはうきうきとした足取りで、ハウリーを導きながら村の中を歩いている。
     ときどきちらりと視線を送ってきては、うれしそうに(?)恥ずかしそうに顔をそらす。
     が、ハウリーに対してなにか、自分から話しかける等アクションを起こす気は、特にないらしい。彼女本人から名乗られてすらいない。

     そんなに大きな集落ではないので、あっという間にひとつの小屋にたどりつき、その裏で薪割りの最中の男に向かって、ナリアが声をかける。彼がアンドレアらしい。

     アンドレアは、40歳ぐらいの男だった。
     薪割りをしていても、いままで見た村人全員と同様、小綺麗な真っ白い服を来ている。そしてにこやかにハウリーを迎えた。

    「こんにちは、ハウリー・マード様!
     私になにか御用ですか?
     私がなにかお役に立てるなら、なんなりと」

     王都から昨夜訪れた一行のことは、すでに知れ渡っているらしい。
     ひとりひとりの名前まで。
     

    ────────
    ロビン@GM

    歩きながら村娘ナリス(訂正:)ナリアに話かけることもできます。
    相当シャイな乙女のようですが。

     

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